慈悲の心で呼びかける（写真）

慈悲の心で呼びかける（写真）
—胡錦涛氏オタワ訪問時、大法弟子が真相を伝える−

　【明慧ネット2005年9月23日】（記者・英梓）カナダの法輪功学習者達は2005年9月8日、胡錦涛氏がカナダ訪問を予定していることを受け、何度も交流会を開いた。胡錦涛氏に法輪功の真相を知らせ、正しい選択ができるように、この機会を利用しようという意見が出た。また、より多くのカナダ国民に法輪功の真相を知らせ、彼らが正義を支持し、すばらしい未来を選択できるようにしようという意見でまとまった。

　*形式にこだわらず、真相を伝えることに全力を尽くす

　法輪功学習者達は胡錦涛氏来訪の数週間前から、各都市で反拷問実演や署名活動、シンポジウムなどを通じて、さまざまな分野の人々に法輪功迫害の真相を伝えてきた。その中には、カナダの各政府機関、議員、首相、各大手メディアも含まれている。

　反拷問実演において、迫害に反対する法輪功学習者達の多くは年配の人で、照りつける太陽の下で頑張る学習者を見て、感動したたくさんの人が迫害停止の署名をした。キングストン在住のある老婦は、信仰を貫くために残虐な刑罰に耐えている中国国内の学習者に比べれば、拷問実演の疲れなど全く感じないと言った。

カナダの国会議事堂前で行った反拷問実演

　胡錦涛氏の来訪までに、法輪功学習者達はオタワで4回の記者会見を行った。また、国会前で2度の大規模な集会を行い、「人権侵害の加害者・薄煕来のカナダ来訪を禁止せよ」、「首相は胡錦涛に法輪功の問題を提起せよ」と呼びかけた。国会議員のデイビッド・キルガウア（David Kilgour）氏、エドワード・ブロードベント（Ed Broadbent）氏、スコット・レイド（Scott Reid）氏が応援に駆けつけた。このような活動を通じて、10万人近くのカナダ人が、胡錦涛氏との会談の際、首相が法輪功迫害の停止を要求する請願文に署名した。カナダの多くのメディアも法輪功を含む中国の人権問題を大きく報道した。法輪功学習者と善良なカナダ人の努力によって、人権侵害の加害者である薄煕来氏のカナダ来訪を阻止することができたのである。

　　　　　　　　　　　　　　　　メディアからの取材を受ける法輪功学習者

　*妨害に負けず、胡錦涛氏に真相を伝える

　9月8日の朝、胡錦涛氏訪問団はどしゃ降りの中オタワに到着し、ウェスティンホテルに入った。一行がホテルに向かう道中、大雨の中で法輪功学習者達は、「江沢民、羅干、劉京、周永康を裁く」、「法輪功を迫害する警察・悪人を厳罰にせよ」、「胡錦涛よ、神や人民が残した時間は限られている」、「法輪功への迫害を直ちに停止せよ」、「法輪大法は素晴らしい」などと書かれた横断幕を揚げていた。年配の学習者を含む全ての学習者は大雨の中で食事も取らず、ずっと待っていた。


空港からホテルまでの道で、胡錦涛氏を待つ学習者たち	胡錦涛氏らの車が学習者達の前を通る


旅館の正面口から見た法輪功学習者の請願	ホテル前の道で、学習者達の「九評」、「脱党」などの横断幕の前を胡錦涛氏の車が通る

　9月8日明け方、学習者達は胡錦涛氏らが宿泊するホテルの前で横断幕を揚げ、煉功、発正念をした。胡錦涛氏らがホテルに到着した時、学習者達は拡声器で「法輪大法は素晴らしい」、「法輪功への迫害を停止せよ」などのメッセージを叫んだ。学習者達の声は明らかに胡錦涛氏らに伝わったはずである。


胡氏の車に学習者達が拡声器で呼びかける	大型バスでホテル前の請願光景を遮ろうとする人達

　しかし、正義の活動に怯える人達は、法輪功学習者の請願を胡錦涛氏に見せないように、1台の大型バスをホテル前に止め、学習者達の請願を遮ろうとした。

　「何時間経ってもホテル前に停まったバスが動かない。これは私達への妨害であり、黙認してはならないと悟り、私達はバスの運転手に違法駐車をやめるようにお願いした。私達の請願を妨げるために長時間の違法駐車をしているのであれば、それは卑怯な行為であり、カナダ人に相応しくないと指摘した。すると、ひとりの中共の幹部らしい人が現れ、私たちにバスの運転手と話さないようにと迫った。その後、私達はオタワの警察に苦情を訴え、彼らに法輪功の真相を伝えると、停まったバスは警察に追い出された」と、戴工羽氏は述べた。


私達の活動で、中共の旗も元気をなくしている	学習者達がホテル前で徹夜で発正念をする

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　胡錦涛氏に呼びかける大法弟子

　カナダ訪問の2日間、胡錦涛氏が行く所で、法輪功学習者は彼に純正かつ慈悲の心で呼びかけを行った。米国ミズーリ州、セント・ルイスから来た毛慧芷さんは、「私達は胡錦涛氏に、法輪功への迫害を停止し、迫害の元凶に対して厳罰することの機会を与えている。今回のカナダ訪問は、胡氏に大きな影響をもたらしたと思う」と語った。

　オタワの周露茜さんは、「私達の声はホテルの中でもはっきりと聞こえていたと、あるメディア関係者が教えてくれた」と言った。

　また智静さんは、「一番印象深かったのは、胡錦涛氏がカナダを出る日の朝、ホテル前で煉功をした私達が皆でスローガンを叫んだ時のこと。皆の叫ぶ声は、叫びというより、心からの慈悲の呼びかけのように感じた。一人の声に率いられ、皆で懸命に叫ぶ姿に、私は非常に純粋な場の雰囲気を感じた。中国語が分からない西洋人の学習者も感銘し、多くの学習者が涙を流した。みんなは、胡氏の汚染された魂が目を覚まし、彼が救われることができることを望み、心から呼びかけた。その時、胡錦涛氏夫婦は私達からわずか数メートルしか離れていなかった」。

　*カナダの首脳、国民、メディアは法輪功が受けた迫害に関心を持つ


大法弟子の国会前での請願

　学習者の張夢華氏は、「私達の目的は、単に胡錦涛氏に真相を伝えることだけではなく、この機会を利用してより多くのカナダ人に真相を伝えるところにある」と話した。

　9月９日、カナダの首相は、オタワ国会で胡錦涛氏と会見した時、法輪功の問題を提出した。また李迅さんによると、8日夜、カナダ野党主席のステファン・ハーパー（Stephen Harper）氏が学習者の請願場所に駆けつけ、さらに頑張るように私達を励ましてくれた。また、9日の記者会見では、カナダのメディアの記者が胡錦涛氏に出した質問の一つ目が、法輪功への迫害を含む中国の人権問題だった。


胡氏が宿泊するホテル前で取材するメディア	国会前で取材するメディア

　法輪功への迫害を含む中国の人権問題について、CBC、CTV、グローブ・アンド・メール、トロント星報、オタワ公民報、バンクーバー太陽報、Montreal Gazetteなどのカナダの主流のメディアが広範にわたり、数十回も報道した。また、カナダ通信社、ＡＰ通信、ロイター通信、ＡＦＰ通信などの国際新聞社も多数報道した。