日本明慧
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文/中国の大法弟子 【明慧ネット2005年9月21日】先日、以前知り合った一人の学習者と会いました。彼はかつて非常に修煉に精進していましたが、1999年7.20以後、動揺し始めて、現在修煉をやめています。しかも、彼は大法のことを理解できないと話しました。話し合いの中で、私は、彼が修煉の基点に対する認識がはっきりしていないことに気付きました。彼は、自分の固定観念を抱きながら、師父と大法のことを考えています。彼のことから、私は旧宇宙の生命が自分たちの放棄したくないものを固守して大法に対応している状況を感じました。師父は次のように言われました。「ある生命がもし、関連する重大な問題に対し、本当にいかなる観念も抱かずに物事を判断できるなら、その人は真に自分を司ることができるのだが、このような冷静さは智慧であり、一般人のいわゆる聡明さとは異なっている」(『精進要旨・誰の為に存在するのか』)旧宇宙が解体に近づいている今、その中の生命として、あらゆる観念を持たずに大法に同化できるかどうかが、新宇宙に入れるかどうかの鍵となっています。 師父の教えから、私は旧宇宙がすでに宇宙の特性から外れて、衆生の観念も変異しており、高次元の生命が一層一層ここに落ちてきて、世間で輪廻を繰り返して、最後に邪悪の党文化により長期に洗脳されたことが分かりました。修煉者は、正しい修煉の基点を持っていなければ、あるいは修煉の中で自分の不正の基点をきちんと正さなければ、この魔難の中で今日まで歩んで来ることは、相当困難なことでしょう。厳しい修煉の過程で、本当に法の中に溶け込んで、大法に同化して、後天の観念および生命が生まれたときに持っていた私利私心のような不純な要素を正すことができて、はじめて大法の一粒子になれます。これは自身の変異した後天の観念を認識する過程であり、大法の比類のない純粋さと素晴らしさを確認する過程です。同時に絶えず向上する良性循環の修煉過程なのです。師父の教えに従って、法を正す進展とともに精進して、はじめてさまざまな魔難と変異観念を排除でき、本当に素晴らしい境地に達することができます。 もし修煉の基点が歪んだままで正されなければ、修煉者は法の中に溶け込むことはできないでしょう。大法の法理は修煉の動機と基点を正しく持っていない学習者に顕現しないので、このような修煉者は大法の法理を悟らず、後天の観念と執着およびさまざまな変異した観念によって纏わされて、なかなか前に進むことができません。師父は『妨害を排除せよ』という経文の中で次のように言われました。「法はすべての執着、すべての邪悪、すべての虚言を破ることができ、法は正念を固めることができるのである」(『精進要旨(二)』)。もし修煉者が法は何かということを理解していなければ、今回の魔難の中で動揺して迷い、大法から離れることになりかねません。上述の学習者も、まさにこのような自分の観念を放棄しようとせず、修煉の基点を正しく持っておらず、さまざまなことに妨害されて、法の理解も進まず、結局大法から遠ざかってしまいました。 1999年の以前に、一人の若い学習者が、相当長い間、法を学んできたのに、ある日突然「法はいったい何なのですか」と周りの学習者に尋ねました。私は大変驚きました。こんなに長い間、法を学んでいるのに、なぜこのような問題を尋ねたのでしょうか。一方、ある年長の学習者は、大法を学び始めてから間もなく、「宇宙の中に、もともと法があるんですね」と驚嘆しました。確かに修煉の初期段階で法を受け入れる難易さはさまざまですが、法理に対する理解の深さは、決して法を学ぶ時間の長さや、修煉した時間の長さなどの表面形式により決めることはできません。 魔難の中で、私は、正反両面の実例を見て、修煉の基点を正しく認識する重要性と、修煉の厳粛さを再認識できました。もし心の中で大法をしっかり認識している基礎がなければ、旧勢力によって起こされたこの破壊的な試練の中で、きちんとした法に対する正しい信念を保ちにくいでしょう。法に対する正しい信念を失えば、心性も落ちてしまい、修煉によって得られた素晴らしい心身の変化も消えてしまうかもしれません。心身の変化を感じなくなったら、さらに大法を信じなくなり、修煉をやめてしまうことになり、非常に残念なことです。修煉は、これらの変化や体験に頼らず、心の中で法に対する深い理解によって生じた固い信念こそ、破壊されることができず、最も頼りになるものです。大法を固く信じていれば、必ず大法の素晴らしさを感じられます。大法に同化することができれば、必ず法の中の一粒子になれます。そのときに大法の無辺の法力が自然に現れてくることになります。 個人修煉段階に限った話であり、皆さんのご指摘をお願いします。
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/9/21/110842.html)
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