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カナダ官員が夏徳仁の「人道に反する罪」犯行の証拠を受け取ったことを証明(写真)

 【明慧ネット2005年9月28日】(記者・英梓)2005年9月27日、カナダ官員がは、ロイヤル騎馬警察監視名簿に載っている中国官員・夏徳仁が、法輪功への迫害によって「人道に反する罪」犯行の証拠および米国連法裁判所の夏徳仁に対する「人道に反する罪」関連資料を受け取ったことを明らかにした。現大連市長・夏徳仁は9月30日、カナダに商務訪問を計画していた。

 9月にカナダ訪問を予定していた中国共産党官員・薄煕来と夏徳仁は、カナダ連邦騎馬警察(RCMP)の監視名簿に載った。この名簿はカナダ「人道に反する罪と戦争罪法案」官員(移民部、司法部、連邦騎馬警察の官員を含む)が法輪功迫害に参加した45名の中国共産党各級党委員、「610オフィス」責任者、政府官員、労働教養所の不法人員のために設けたものである。カナダの法律では、名簿に載っている人がカナダに入国しようとしたとき、すぐに調査を受け、その結果ビザを拒否され、入国不可になる可能性があるという。さらに、「人道に反する罪」としてカナダで起訴される可能性もある。

 監視名簿に載っているもう一人の官員・薄煕来は、カナダ訪問を取消し、国際的に著名な人権弁護士デビット・メイタス(David Matas)氏が、8月25日にカナダ安全部、移民部および外部省大臣に手紙を送り、薄煕来と夏徳仁に対するビザ発行拒否を求めた。「この要求は、カナダ人道に反する罪と戦争罪の関連法律に基づいて、カナダの国際法実行義務によって提出された」と述べている。

 メイタス弁護士は手紙の中で、「カナダ移民・難民保護法案」に基づいて、もし合法的な根拠によってカナダビザ申請者が人道に反する罪を犯す可能性があると認定できれば、カナダ入国を拒否される。メイタス氏は、「カナダは国際人権法およびカナダ『人道に反する罪と戦争罪』の関連法律を実行する責任がある。被害者が自分で自分を守るしかない状況を作ってはならない」と述べた。

      法輪功学習者が反酷刑展を開催、薄煕来、夏徳仁のカナダ入国禁止を求めた

 8月26日、カナダ法輪大法学会が記者会見を開き、薄煕来、夏徳仁のカナダ入国禁止を呼びかけた。9月5日、胡錦涛氏と共にカナダを訪問する予定であった商業部長・薄煕来の名前が訪問者リストから消えた。9月8日、胡錦涛氏がカナダを訪問した際、訪問団の中に薄煕来の姿はなかった。

 *大連でひどい迫害、夏徳仁は大きな責任を負うべき

 薄煕来に続き、夏徳仁も9月30日カナダを訪問する予定だった。大連信息産業局のホームページ上の7月10日の公告では、9月30日に夏徳仁一行がカナダのバンクーバーとトロントでIT人材招聘会を開くと示されていたが、最近、該当部分がホームページ上から削除された。

 明慧ネットのデータによると、9月27日までに、遼寧省大連市で迫害され死亡した法輪功学習者は53人に達した。迫害ランキング第10位になり、迫害の最もひどい都市の一つとなっている。夏徳仁は酷刑を乱用したため、2002年2月7日、アメリカで反人類罪として起訴された。2003年6月、連法裁判所はその罪が成立しことを宣告した。

 法輪大法インフォセンター2003年6月20日の報道によると、サンフランシスコ法官エドワード M.チェン(Edward M.Chen)氏は、元北京市長、現在北京市共産党委員会書記・劉其と遼寧省副省長・夏徳仁は特別免除に当たらないと決定した。これにより、たとえ現任中の官員でも職位によらず、人道に反する罪を犯せば法律で裁かれる原則を肯定した。問題の類似性から、これら二つの別々に提訴された案件は一つにまとめられた。法官が法廷に提出した報告により、この2人の中国官員は、法輪功迫害を監督したため有罪と認められた。

 カナダの「人道に反する罪と戦争罪法案」2003年のデータによると、人道に反する罪と戦争罪でカナダ入国を拒否された人は、1999年から2000年が581人、2000年から2001年が644人、2001年から2002年は445人である。該当法案チームのスタッフの説明によると、これらの人に対し、入国拒否時には理由を提出しなくてよいことになっている。

 *資料:遼寧省大連市で迫害され死亡した部分法輪功学習者のリスト(53人)

 邵世昇(荘河市)、王友菊(64)、鄒文志(54)、董永偉(52)、孫蓮霞(50)、于麗シン(26)、遅玉蓮(44)、王秋霞(48)、陳家福(41)、曾憲梅(63)、法輪功学習者(氏名確認の必要、30歳)、李秀梅(58)、陳勇(34)、陳真麗、鄭巍、王景義(56歳、瓦房店市)、李忠民(31)、白淑貞(60歳、瓦房店市)、張万年(63歳、瓦房店市)、曹玉強(およそ40歳)、李岩松(57)、張軍(33)、劉玉蘭(72)、張春蘭(55)、黄兵(26)、王虹(54)、隋若蘭(73)、張明開(61)、呉樹運(60)、姜本芝(70)、曲百福(79)、王哲浩(27)、高春花(およそ70歳)、呂華(48)、孔昭淑(64)、袁成富(71)、王聨芝(72)、丁翰(77)、曲培芬(年齢不詳)、王振東(61)、姜伯良(73)、李桂芝(87)、芦桂香(68)、王淑媛(74)、王全金(64)、陳春梅(63)、丁桂蓮(51)、楊権霞(43)、李茂勲(70)、陳殿軍(およそ60歳)、劉桂香(47)、蔡淑芬(65)、畢代紅(37)

 *迫害により死亡した遼寧省大連市法輪功学習者の案件の一部

 案件1:王友菊(女性、64歳)さん、元遼寧省大連瓦房店市衛生学校副校長。2000年7月22日、共済派出所に自宅から連行され、瓦房店看守所に送り込まれた。7月31日、王友菊は瓦房店看守所のオフィスで死亡した。

 案件2:鄭巍(男性)さんは、遼寧省大連市法輪功学習者。法輪功を固く信じ、不法に大連教養院に送られた。その間、ひどい暴行、侮辱を受けた。2001年4月、釈放されてまもなく死亡した。

 案件3:鄒文志(男性、54歳)さん、遼寧省大連市金州区九里出身、元大連化学工業会社新ジャン工場助理工程師の設備員、金州区聚シン団地在住。1995年に法輪功の修煉を始めた。2000年10月16日、仕事中に姜傑に会社の公安所に呼ばれ、警察は酷刑によって彼に修煉の放棄を迫ったが、結果的に彼は暴行により死亡した。死体には皮膚の元色がまったく見られず、傷だらけで、皮膚は破れていなかったが、内臓が完全に破壊され、肋骨は折れ、心臓が破裂していた。


(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/9/28/111407.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2005/10/4/65556.html