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国連人権特派員、中共が法輪功問題において司法独立性を干渉していると指摘(写真)

 【明慧ネット2005年10月7日】中共が長期にわたって司法の独立性を無視し、法輪功学習者を迫害している事実に対して、2004年8月27日、国連の「司法と弁護の独立性」問題特派員、ルアンドロ・デビュ(Mr. Leandro Despouy)氏は報告を提出し、広西省百色市の百澄弁護士事務所の弁護士・韋君氏が、法輪功学習者の梁長英さんを担当したことにより、当局の脅迫と嫌がらせを受けたことを指摘した。
2005年国連の人権の会議で デスポユ氏が報告を発表(左から2番目)

 梁長英さんは、インターネット上で警察が法輪功学習者を迫害する事実を暴露したことにより、5年半の刑罰を求刑された。これに対して韋君弁護士は梁長英さんの無罪弁護を行った。法廷で告訴側は「現在、法輪功学習者に対して無罪弁護してはならない規定がある」と明言した。審理が終了した当日から、韋君弁護士の住所の電話、携帯電話と事務所の電話がすべて盗聴されるようになった。数日後、警官側は司法局に韋君弁護士の弁護士免許を取り上げ、彼を3年間の強制労働処分にするよう求めた。司法局は警察の要求を拒否した後、警察は「二度と法輪功学習者のために弁護するな」と韋君弁護士に警告し、事務所から梁長英さん事件の関連資料を全て没収した。

 2004年10月15日、国連の「司法と弁護の独立性」問題の特派員、国連の「酷刑問題」の特派員、国連の「言論自由の保護促進」問題の特派員、国連の「信仰自由」問題の特派員、国連の「国民心身健康権力保障」問題の特派員、国連の「法廷判決外の任意処刑問題」の特派員、国連の「女性に対する暴力侵害」問題の特派員は、共同で中共に緊急呼びかけを起こし、法輪功およびその他のいわゆる「×教組織」に対して行っている系統的な弾圧問題に強い関心を表明した。

 過去5年間に、中共が法輪功学習者の人権を侵害する多くの実例が報告されてから、国連特派員が重視するようになった。報告された多くの実例について、国連人権特派員はすでに中共に質疑状を提出した。この質疑状の内容は、国連人権委員会に提出した特派専門員の報告書の中に収録されている。特派員らは中共の言った「×教組織」問題に高い関心を示し、特に法輪功学習者に対して行っている不法逮捕、虐待、拷問、医療制限、性暴力、虐殺、不正裁判などの報告に強い関心を表明している。特派員らは、これらの実例は、中共当局が法輪功などの特定団体に対して意図的に制度性の迫害政策を実施していることを示していると指摘した。

 特派員に届いた報告書の分析結果によると、法輪功学習者に対しての人権侵害は、系統的な不法逮捕と拘禁を含んでおり、これらが団体に対する弾圧手段の一部分である。拘禁された多くの人は高額の罰金を取られた後に釈放されたが、一部は拘禁と虐待の手段で法輪功修煉の放棄を強要された。これを拒否した一部の法輪功学習者は強制労働収容所に送られた。報道によると、強制労働収容所で日常に行われている残虐な体刑により多くの人が虐殺された。これらの被害者が起訴されたときの罪名として、「社会秩序かく乱」、「集団公共秩序かく乱」、「国家機密漏洩もしくは盗用」、「×教組織を利用して法律実施を破壊」などの罪を含む。

 情報によると、起訴された人は不法裁判の後、長期の懲役を言い渡される場合が少なくない。1999年11月5日、中共最高裁判所は通知を出して、各地区の裁判所に「政治任務」として、「×教組織罪」を犯した人、特に法輪功学習者に厳しく処罰するように支持した。また、「党委員会の指導の下」で、これらの事件を処理することを求めた。 資料:国連「司法と弁護の独立性」問題に関する特派員の報告書は以下よりダウンロードできる。
http://www.falunhr.org/reports/UN2005/lawyer_chn.pdf

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/10/7/111917.html