日本明慧
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【明慧ネット2005年12月1日】いわゆる敏感な時期になると、多くの法輪功学習者が監視され、つきまとわれ、誘拐されあるいは拷問を受ける。今年11月22日から、国連拷問虐待問題の特使が中国で調査を行っている。11月25日午後2時、河北省タク(シ豕)州市東城坊鎮派出所警察が迫害政策により、適当な理由をつけて東城坊鎮西トウ(田童)村の女性法輪功学習者・劉季芝さん(女性、51歳)と韓玉芝さん(女性、42歳)を家から連れ出した。タク州市東城坊鎮派出所で被害者に対して尋問および監禁する過程で、警察の何雪健がいわゆる「公務実行」と称して、公然と劉季芝さんと韓玉芝さんを強姦した。
劉季芝さん(51歳)、河北省タク(シ豕)州市東城坊鎮西トウ(田童)村の住民で、夫は魏喜良さん(48歳)。二人の娘がおり、長女は19歳、次女が17歳で、現在就学している。1999年以前は、劉季芝さんは多くの病気を持っており、とくに椎間板ヘルニアがひどかった。1999年に法輪功の修煉を始め、薬を飲まなくても健康な状態になった。したがって、一家は豊かではなくても、精神的に安定し、楽しく、淡白な生活を送っており、幸せだった。しかし、1999年7月20日以降、法輪功への全面的な迫害が始まってから、警察はよく彼女にストーカー行為を働き、いわゆる「政治の敏感な日」(訳者注1参照)に、彼女は役所の敷地に監禁され、何回も罰金され、今日に至っている。強姦される前、警察は「法輪功を続けば、おまえ達が倒産するまで罰金してやる!」 と叫んでいた。 2005年11月24日夜8時過ぎ、劉季芝さんは自宅にいたが、夫は外出中で、ドアが閉まっていた。6、7人の警察が突然壁を超えて彼女の家に入り、彼らが部屋で劉を押さえて、家を荒らした、彼らは家主のノート、煉功用テープ、ラジカセを持って行った。暗い光の中で、警察の服を着ているっことは分かったが、終始身分証明や捜査令状を出さなかった。その晩、劉さんが派出所に連れて行かれた。
1999年7月20日以降の法輪功に対する迫害が続く中で、当地の警察は、法輪功学習者に対する迫害に慣れたようだった。派出所に着いて、警察が劉さんに対していわゆる「尋問」を始めた。警察が「村にどのくらいの人が法輪功をやっているか?」と聞いた。「知らない」と劉さんが答えると、警察は劉さんに暴行を加えた。彼らは劉さんをしゃがませ、両手を並行にして前に伸ばせ、電気棒とゴム棒で劉さんを殴り、さらに彼女にその姿勢を維持させ、後ろから蹴って、彼女を倒した。このように繰り返し暴行し、劉さんのでん部、腿と体に複数の重い外傷を負わせた。当時ある警察が彼女の全身を触り、彼女に対して「これがいやらしい行為かい?」「法輪功をこれ以上続けると、倒産するまでおまえ達を罰金してやる!」と言った。 25日午後2時過ぎ、警察の何雪健が劉さんを2つのベッドがある部屋に連れて行った。あるベッドに30過ぎで黒い皮膚の警察が一人寝ており、皆彼を「大軍」と呼んでいた。当時部屋の中には40数歳の警察・王がいた。何雪健が劉さんを部屋に入れ、暴行を加え、そして劉さんをベッドに押し倒し、彼女の乳房を撫で、服を下げて電気棒で乳房を電撃した。電撃から出た火花を見て、何は「面白い、面白い」といった。王は「彼女を殴れ!もっと殴れ!」と言って部屋から出た。 何は劉さんが抵抗しているにも関わらず、劉さんの服を剥ぎ、彼女のお腹に座り、劉さんの下半身に手を入れ、そして方向を変えて劉さんの下着を下ろした。劉さんが抵抗しながら言った。「あなたのために言いますが、こんなことをやめてください。あなたは警察だ。これは犯罪です。あなたはまだ若い青年だ。私のような婆さんを放して、お願い。」何はまったく聞く耳を持たず、気が狂ったように強姦をした。そして何は劉さんの顔を殴り、首を絞めた。 絶望の中で、劉さんは死を考えた。しかし同時に、心にある声が聞こえた。「自殺には罪がある」そして彼女が全身の力を絞って叫んだが、この声はたぶん部屋の中の人もしか聞こえなかった。「早く助けて!私を助けて!」 その後、何は劉さんの下着をあげ、得意げにいやらしい話を言った。劉さんが泣いて外に出て、学習者に泣きながら言った。「あんな罰当たりなことを!あんな罰当たりなことを!あなた達も気をつけて。」そう言っているうちに、同じ村の法輪功学習者・韓玉芝さんも呼ばれて、何さんに強姦された。 上述の連続強姦事件発生の全過程で、同じ部屋で隣のベッドで寝ていた警察はただ何回か寝返りをして、眺めているだけだった。何も話さなかったし、いかなる制止行為もしなった。 強姦されてから、劉さんは警察に床掃除や、清掃などを強いられた。彼女は当時下半身が無力になり、精神が朦朧し、頭がただ真っ白だったと言った。韓さんが放されてからも床掃除やパトカー掃除などをやらされた。 その晩、何は制服を着て、劉さんをつれて派出所の中で往来し部屋を探しもう一度劉さんを侮辱するつもりだったが、空き部屋がないがためできなかった。11月26日になって、ようやく劉さんは夫の所へ戻り、どこからか3千元集め、全部派出所に巻き上げられ、劉さんはようやく解放された。 上述の強姦事件は劉さんのみならず、彼女の夫と子供にも大きな傷害をもたらした。数日以来、劉さん毎日泣いており、目が据わって、精神が朦朧としていた。この事件についてのさらなる詳細はいま収集している最中である。 遼寧省馬三家教養所において18名の女性法輪功学習者が服を剥がされ、男性監獄に投げこまれた事件について、政府はこの事件を否認しただけでなく、いろいろな手段で犯行を隠蔽し、証拠隠滅に走った。四川重慶大学女性研究生・魏星艶さんは法輪功を修煉しているため警察に他人の前で強姦された。警察による女子学生の強姦事件が暴露されてから魏さんは行方不明になった。この犯行を暴露する行動に参加した法輪功学習者は全員重罪を課せられ、重慶大学のサイトから魏さんに関するページを削除し、魏さんの存在自体を否認した。 訳者注1: 敏感な日 西暦及び農暦新年(1、2月)、共産党大会開催期間中(3月)、4月25日(法輪功学習者1万人が平和的上申記念日)、世界法輪大法の日(毎年5月13日、1992年5月13日法輪大法が中国の長春から社会に公に伝出された)、7月20日(全面迫害の開始日)、10月(江沢民が憲法に違反し、自らフランスのマスコミに法輪功が邪教と言った日)、12月末最初の法輪功学習者が不法に判決された日など、江沢民一団が中国全国各地の政治機関、会社、派出所、町会、労働教養所、監獄に、これら年間を通じて「敏感な日」の期間中、口実をつけて法輪功学習者の人身の自由や迫害を強めるよう命令している。
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(English Translation: http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2005/12/1/67457.html) |