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ドイツの法輪功学習者は上海労働教養所で受けた迫害を語る

 文/ドイツ法輪功学習者・王臻 

 【明慧ネット2005年12月1日】私は王臻と言い、中国の上海から2004年10月にドレスデン(Dresden)市に留学生として来ました。 

 1997年7月、上海同済大学土木工学科で勉強をしていた私は、法輪功の修煉を始めた。当時私達はキャンパスで集団煉功をし、教師の休憩室で集団学法(主に『転法輪』)をしていた。 

 1999年7月に迫害が始まった後も、私が法輪功の修煉を堅持したため、2001年9月28日から11月20日まで上海市盧湾区留置場に監禁された。2001年11月20日から2002年3月18日までに、江蘇省大豊にある上海第一労働教養所2大隊1中隊に監禁された。2002年3月18日から2003年9月27日までに上海青浦第三労働教養所5大隊4中隊に監禁され、そこの中隊長の苗字は「洪」という。 

 労働教養所で、私は畑仕事と手仕事を強いられた。例えば肥桶を担ぐ、雑草を取る、蜂(ハチ)やサルのぬいぐるみ、真珠の財布などを縫う、クリスマスプレゼント用の電源の配線盤などを作るなど。それらはほとんど輸出品だった。作業時間は午前7時半から夜7時まで、いかなる報酬もなかった。難癖をつけたり苦しめたりするのは労働教養所で見慣れていることだが、法輪功学習者の待遇は、囚人より劣っており、肉体を苦しめられるほか、精神的な洗脳も強いられる。私たちは警官に法輪功を誹謗するビデオを見るよう強いられ、「思想体得」も書かされた。そのほか共産邪党理論の関連書籍も読まされた。 

 私がずっと法輪功を堅持しているため、2003年4月25日に、労働教養所は私に残酷な拷問を行った。1人の囚人は私の指をきつくつまみ、そして歯ブラシの柄で私の指の間をむやみにかき回した。かなりの苦痛だった。同時に、彼らは「精神異常者で、頭になにか問題がある。邪道に入った」などと絶えず私をののしっていた。また、私に背中を壁にくっつけて座らせ、二人の囚人が私の両腕を「一」字になるように両側をひっぱり、もう一人の囚人は私と向かいあって、両足で私の足を両側に一生懸命引っ張った。それにより私の両足の靭帯がすべて傷つけられた。現在でも、私は普通に歩くことができず、足を正常に伸ばしたり曲げたりすることができず、激しい運動はできない。

 また彼らは私を地面に倒し、むやみに踏んだりし、背中にひどい傷をつけられた。そのほか、たばこで私の指を火傷させながら法輪功をののしった。私に「法輪大法がよい」と言わせないため、彼らはずっと私を厳しく監視していた。 

 数か月の後、法輪功学習者・陸幸国さんは虐待により死亡した。しかし労働教養所は真相を覆い隠すため、彼は「自殺した」と公言した。新聞でも、学習者の死因が「自殺」だったと報道し、法輪功の名誉を汚した。 

 ある日、労働教養所で馬新星さん(学習者で、2003年12月に迫害され死亡)に会った。当時彼は迫害により骨と皮ばかりになってやせこけ、反応が鈍く、びくびくし、私たちと話すことも恐れていた。私の知っている範囲では、現在、少なくとも2人の学習者が迫害により死亡し、多くの学習者が依然として不法監禁されている。 

 2003年9月27日に私は釈放された。この間、私は精神と肉体に対する極度な虐待に耐えられなかったため、しかたなく「三書(注:三書とは、法輪功を修煉しない保証書、信条を放棄する決意を示す決裂書及び法輪功を摘発するための批判書のこと)」を書いてしまった。 

 2005年8月に私は明慧ネット上で文章を発表し、私と数人の法輪功学習者が労働教養所で受けた虐待を詳しく書いた。
(http://www.minghui.ca/mh/articles/2005/8/16/108502.html)

 2004年2月9日に、私は上海シーメンス高圧スイッチ会社に就職した。しかし彼らは私がまだ法輪功を修煉していると知った後、3月16日に私を解雇した。 

 私の母方の祖父、祖母は、この二年間、ずっと恐怖のもとで生活し、隣近所から「反革命分子」とののしられ、文化大革命の悪夢が再び訪れたように感じていた。祖父も、祖母も脳血栓で入院したことがある。私の母も法輪功を修煉しているため、不法に二年の労働教養を処せられた。私達一家は苦しみに浸っていた。

 以前私はたくさんの友達がいたが、彼らは私が法輪功の修煉を堅持しているのを聞き、怖がって私と連絡を取らなくなった。今年、中国国内から得た情報によると、私の三人の法輪功を修煉する友達が逮捕された。彼らは法正平さん、呂金竜さん、林鳴立さん(2回目の逮捕)などである。私はこの迫害により、仕事の機会、友達、健康な体を失ってしまった。 

 それほどひどい目に遭わされたが、私は依然と法輪功を修煉している。法輪功「真・善・忍」の原則に従い修煉を放棄することは永遠にない。

 上海は一つの現代的で繁栄している大都市だと思う人がいるかもしれない。しかし良く考えてみれば、一つの近代的な都市で信仰のため人を監禁することは存在すべきではないのだ。残念なのは、中国のメディア、大使館領事館による中国に対する宣伝は、真実な中国とまったく異なっている。共産邪党が中国をコントロールした後、平和な時期にもかかわらず6千万〜8千万人の中国人を餓死させた。現在すでに600数万の民衆(私も含む)が、この腐敗し、残忍極まりない邪党及び邪党の関連組織から脱退した。

 もっと多くの外国人が中国の真実を分かり、もっと多くの中国人を救援するよう期待する。



(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/12/1/115582.html