大法の仕事を体験して

文／中国大陸の大法弟子

　【明慧ネット2005年11月26日】

1．思想上で旧勢力の段取りを徹底的に否定すること

　以前、大法の仕事をする時、次のように考えたことがある。例えば、大法を守るために、いくら危険があっても、たとえ命を失うとしても、しなければいけないと思った。しかし、これは表面から見れば、大法を深く信じていると思われるが、実際には自分の意識の中にある「危険があり、迫害がある」という一念で、既に旧勢力の段取りを認めていると言える。それは師父と法の要求に一致していないことである。もし、大法弟子の心性と行為が全て正しく、法が要求しているその次元の基準に達するならば、大法弟子は大法をうまく実証することもできるし、何の問題もないはずである。

2．深く隠れている名を求める心を取り除くこと

　大法の仕事をしている学習者は、大体、学習者の中で一定の威信を持っているので、より自分のことを厳しく要求し、法をしっかり勉強しなければならないと思っている。しかし、異なる意見を聞いた時や、他の人が自分の欠点を指摘してくれた時に、苦しくなり、理性と寛容さが足りない。自分の状態がよくなくても、ずっと黙って無理やりに大法のことをし続けるのも、実際は自分の心の中で、修煉がよくできていないことを言われることを恐れており、それは深く隠れている名で、これを見つけて取り除かなければならない。

3．情の邪魔を取り除くこと

　協力している学習者と朝から晩まで一緒にいると、情が出てくる。もし、修煉者としての態度で対応することができないと、狭い枠となりかねない。それは学習者間の交流、共に精進する事に不利となる。若い男女の学習者の間で、情と欲望を取り除かないと、大法の仕事を邪魔することとなり、旧勢力の迫害の口実となる。以前、ある若い学習者はそれが原因で酷い迫害を受けたので、皆はこの問題に対して厳粛に対応しなければならない。

4．大法の仕事をするのは、大法を実証することであり、自分自身を実証することではない

　師父が講法の中で既にこの問題をおっしゃったが、大法を実証することを話し合う時、議論することがなかなか避けられない。もし、皆は自分が如何にして実証しようとするのではなく、よりうまく大法を実証して、世の人々に更にはっきり真相を伝えるという立場から考えれば、物事をうまく対処することができるだろう。

5．個人修煉では厳しく自分のことを要求すること

　大法を実証することは非常に重要であるが、多くの学習者はとても忙しく、時間がないので、自分の個人修煉を緩めることになり、学法と煉功が足りない。　場合によっては、法を勉強し、煉功もしたが、心が落ち着かなくて、効果もなかった。場合によっては、小さい問題だと見なされても、「千里の堤もアリの穴から崩れる」という言葉のように重視しないと、酷い結果となる。

6．全てを完璧にするという執着心がないように

　大法の仕事は誰も1人で全てやることはできない。全ての学習者の協力が必要である。1人で全てのことに全部参与し、全部上手にやれることはあり得ない。3つのことを合理的に段取りし、頑張ってすべきである。全てを完璧にしようとする心は人間の欲張る心であり、執着でもある。

7幸運を願う心を取り除くこと

　ある日、自分と一緒に大法のことをしているある学習者がトラブルに遭った。自分がトラブルに遭わなかったので、自分の正念が強いから旧勢力が迫害をする勇気がないと思い込んだのである。実際は師父が守ってくれており、私たち学習者に問題点を見つけ、直すチャンスをくれたのである。この幸運を願う心を取り除かないと、今度は本当にトラブルがやってくるかも知れない。

8.やり方に気をつけること

　場合によっては、大法の仕事をする学習者は他の学習者に対する態度が硬く、寛容さが足りない場合がある。実はいくら大法のことをしているとしても、それは全て私たち学習者がやるべきことであり、自分のためにしているのである。そのことをしているうちに、自分の人心を助長してはいけない。多くの学習者は黙々としてするべきことをしていて、本当に修煉ができている。師父が「（大法の）仕事をしている時の語気、善心、また道理を加えて、人心を変えることができる」（『清醒』）とおっしゃったが、私たちはこのことに気をつけなければならない。

　9.邪悪に隙に乗じられないこと

　もし、一緒に協力している学習者全員が問題点に気がついたら、すぐ思い切って、延期すべきことを延期し、やめるべきことをやめるようにする。無理やりすることも一種の執着である。いままでに問題が出た原因はたくさんのことをする必要があると思って、暫く様子を見てまた決めるということが原因であった。その結果としては、邪悪に隙に乗じられ、大きな損失をもたらしたのである。

10.経費の問題

　法輪大法を実証する資金は全部学習者たちが節約して集めたものなので、全てのお金は全部大法を実証することに使用しなければいけない。また、そのお金は、資料を作る所に置かない方がよい。もし、資料を作る所に何か問題があっても、その経費には損が出ないようにすることである。

11.自分の後天的観念を取り除くこと

　大法の仕事をすることは与えるということである。精神力、時間とお金だけではなく、もっと大事なことは、自分の後天的観念を持ちながら、してはいけないことである。ある観念はとても気がつきにくく、なかなか捨てられないが、それは全て大法の仕事に対してマイナスの影響をもたらすこととなり、自分が高まることの邪魔となる。これに対して、絶えず法を勉強し、「常に心性を修め」、より厳しく自分を要求しなければならない。

　以上は私個人の考えなので、不適当なところがあれば、学習者たちは慈悲にご指摘下さいますよう宜しくお願いします。

（中国語：http://www.minghui.ca/mh/articles/2005/11/26/115188.html）