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国連特使は中共の拷問虐待の濫用を強く譴責

 【明慧ネット2005年12月3日】(明慧記者総合報道)中国当局の拷問虐待問題を調査するために中国入りした国連特使・ノーワック氏は、2005年12月2日北京で行われた記者会見で「拷問は中国で広く存在し、被害者は法輪功学習者、キリスト教徒を含む」と表明した。中国共産党政権下で広く存在する拷問虐待問題は世界各主流マスコミの関心を引き、AP通信、ロイター通信、ニューヨーク・タイムズ、BBC、ABCなどがこのことについて広く報道した。

 12月2日付ニューヨーク・タイムズは、「法輪功学習者は尋問なしで労働教養所に送られる。さらに苦痛な姿勢を長時間強いられ、中共当局から電気棒で電撃や殴打をされ、睡眠を剥奪されている」というノーワック氏の話を報道した。

 BBCの報道によると、国連が10年の努力の末、中共は今回初めて拷問虐待問題について国連特使による国内の調査を認めた。このことは、すでに中国政府が拷問虐待の存在を認めていることを示している。

 ノーワック氏は、同じ姿勢でベッドに85日間も横になるよう強制された拘留者と話をしたが、中共の保安当局が何回も彼の真相究明調査の妨害と制限をし、中国当局は彼と会った被害者の家族を厳重に監視していると話した。

*国連の拷問虐待調査官が中共に監視され、妨害された

 中央社の報道によると、拷問虐待問題を調査する国連特使・ノーワック氏は、中国滞在中監視され、妨害されたと伝えている。過去の他の国と異なるのは、ノーワック氏は自由に中国の刑務所に行くことができず、必ず外交部の官吏と一緒で、さらに訪問する1時間も前に、前もって通知するという前提で、拘留場所を訪問できる。また、カメラや電子機材の持ち込みも禁じられた。

 ノーワック氏によると、中共、特に「公安部と国家安全部門」が真相究明調査の妨害と制限をした。彼が滞在しているホテルと周辺地区は、常に監視され、彼が面会を求めた多くの迫害の被害者と家族は恐喝をうけて、彼らが国連特使と面会しないよう警察に監視され、あるいは面会を阻止された。

 これらの条件のもとで、訪問期間に限りがあり、中国の国土が広いなどの原因で、ノーワック氏は、中国で拷問と虐待状況について系統的に調査して結果と結論を出すのは「限度がある」と、悲観的な見方を示した。

 それでも、ノーワック氏の13日間の訪問で、中国で迫害が広く存在していることが知られた。

*中共公安が法輪功学習者を強姦した事件が国連機構に提出された

 法輪功人権組織の発表によると、同組織は12月2日、国連人権委員会所属の複数の人権機構に11月25日に河北で起きた連続強姦事件を訴えた。これは同組織が受けた最も詳細な強姦事件だ。しかし、これも中共の6年間の法輪功学習者への人性のない残忍な迫害の氷山の一角に過ぎない。

 2005年11月24日夜、河北省タク州市東城坊鎮派出所警察が中国当局の迫害政策の指導のもとで、城坊鎮西トウ村の女性法輪功学習者・劉季芝さん(51歳、女性)と韓玉芝さん(42歳、女性)を家から拉致し、25日午後2時過ぎ、派出所が被害者を不法監禁する中で、警官・何雪健が劉さんと韓さんを強姦し、被害者本人と家族に大きな傷害を与えた。

 法輪功人権組織は国連人権機構に上申書を提出し、さらに特別に中国当局の拷問虐待問題を調査しているノーワック氏に強姦事件の詳細情報を提供した。

(中国語:http://big5.minghui.org/mh/articles/2005/12/3/115745.html

(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2005/12/4/67535.html