日本明慧
|
文/日本法輪功学習者 【明慧ネット2005年11月26日】3月25日から9月25日までの半年にわたる2005年日本国際博覧会(以下は「愛知万博」と称する)が終わった。この半年の間に、法輪功学習者たちは、人々に法を広め、真相を伝え、たくさんの貴重な縁を結び、法輪大法の素晴らしさと中国で受けている迫害の真相を、多くの人々に認識してもらうことができた。 1. 開幕式に合わせた集団大煉功とパレード 愛知万博が開幕した後の最初の週末、即ち3月26、27日の両日、日本全国各地と、韓国及びカナダからの学習者が愛知県名古屋市に集まり、集団大煉功とパレードを実施し、法輪大法の素晴らしさを世の人々に伝え、中国で「真・ 善 ・忍」を信じる法輪功学習者に対する迫害と人権侵害を一日も早く停止するよう呼びかけた。 パレードの行列は、愛知県庁、名古屋市役所、市内で最もにぎやかな街「栄」、中華街が建ち並ぶ高い建物の住宅街を通った。音楽「普度・済世」が天まで響き、仙女チーム、唐代の衣装チームと腰太鼓チーム等がそれぞれの魅力を現し、きれいな仙女の踊りと唐代の衣装、威風堂々とした腰太鼓チームが道を通るたくさんの人々の注目を集め、パレードは世の人々に大法の素晴らしさを十分に伝えた。 数カ月が経ったある日、ある学習者の中国人の知り合いの人が「あなたたちの3月末のパレードを見ましたよ。とてもきれいで、思いもよらなかった!」と言ってくれた。
2. 豊田水源桜祭で法を広げ、真相を伝えた 4月は日本の国花・桜が満開の季節である。この季節になると、多くの日本人は桜が満開の所へお花見に行くはずである。愛知県の法輪功学習者はNPO法人・矢作川と三河武士フォーラムが主催した「豊田水源桜祭歌謡大会」に参加した。 その桜祭歌謡大会で、学習者たちは、ステージで中国舞踊と法輪功の五式の動作を実演した。桜が満開の所で、法輪功の真相を伝えるためのスペースを設け、法輪大法が広がっている看板と幟をたてた。そのスペースの傍で、学習者たちが煉功し、通行人とお花見の人たちに真相資料を配った。このようにして法を広げ、真相を伝えた方法は日本で初めてのことだそうだ。 その間に、学習者たちは中国から来た多くの研修生に出会った。その研修生の中には、自分の分だけではなく、来ていない知人のために資料を求めた研修生もいた。ある研修生はわざわざ法輪功のブースに来て、自分の家族が法輪功を修煉しているので、日本で法輪功を見ると、とても親しい感じだと言ってくれた。学習者たちは手作りの餃子を焼いて中国から来た研修生に食べさせた。 真相資料を受取らない中国人もいた。そのことに対して、現場での説明を担当する学習者が法輪功の五式の動作を実演している間に、法輪功が一体何なのかということを、日本語、英語と中国語で観光客に説明した。その説明をした学習者は、中共がなぜ法輪功を迫害しているのかを暴露した後、最後に次のように呼びかけた。 「全ての正義感のある、善良な人々、尊い中国人の同胞、あなたの救援の手を中国で迫害を受けている学習者に差し伸べてください。われわれは一緒に中共による『真・ 善・ 忍』を信じている善良な人々に対する迫害を一日も早く中止させるように頑張りましょう!」。 この桜祭で、桜祭歌謡大会に参加した学習者は、主催者であるNPO法人・矢作川と三河武士フォーラムの理事長に、非常に良い印象を与えた。大会が終わる際に、理事長は自ら全ての学習者と他の賓客を招き、遊覧船に乗って、桜祭のすぐ傍を流れている矢作川を遊覧した。その遊覧船上では笑い声や歓喜の言葉が絶えず聞こえ、学習者たちは同船の賓客たちに法輪功の真相を伝えた。 別れの時、NPO法人・矢作川と三河武士フォーラムの理事長は、学習者たちと一緒に記念撮影をし、今度の日本全国歌謡大会への参加を要請してくれた。 3.「法輪大法デー」のお祝いイベントで、縁のある人が法を得た 5月、名古屋で年に1回の「法輪大法デー」のお祝いイベントが行われた。そのイベントは、市内でのパレードとお祝い公演からなっていた。学習者たちは役割分担をすると同時に、互いに協力し合い、暑さに耐え、いろいろな困難を乗り越えた。公演の内容は最初あまり理想的にいかなかったが、段々練習して、最後は、非常に感動的な公演となった。この間に学習者たちがどれだけの心血を注いだか想像できるだろうか。ある人は「法輪大法デー」の素晴らしいお祝い公演の内容を見た後、感動して涙を流した。 今回の「法輪大法デー」の公演を見に来た人々は多かった。学習者たちの素晴らしい公演が人々に美しい印象を与えた。当時の公演を見た山田さんは、今、毎週、日曜日の朝の煉功に参加している。 4. 私たちは一つの全体である 6月、中部地方の静岡県、長野県と愛知県、この3県の法輪功学習者たちが愛知万博期間中、真相を伝える事の重要性を意識し、この3県を一つの全体として、月に1回3県の学習者が名古屋で法を学び、真相を伝える事に決めた。 こうして、静岡県と長野県の学習者が週末、祝日の休みを利用し、名古屋へ法を広め、真相を伝えに来た。静岡県のある学習者は愛知万博の閉幕まで、毎週、土曜日に来て、日曜日の夜、家に帰って行った。修煉していない彼女の夫も反対せず、彼女と一緒に車で来た時もあった。 学習者たちは、観光者の多い名古屋城の正面出入口と、地下鉄で愛知万博へ行くときに必ず通る「藤ヶ丘」駅で真相資料を配ったり、名古屋市内の一番の繁華街の中区にある「栄広場」で集団煉功をしたり、横断幕と看板を立てたりして人々に法輪功の真相を伝えた。 愛知万博の開催と同時に、名古屋城では「21世紀名古屋城博」が行なわれた。名古屋城の屋根にある2つの金の鯱が20年ぶりに下に下ろされ、観光客に披露され、手で触れることが出来、記念撮影等をさせたので、たくさんの観光客を引き寄せた。観光客が一番多い日は5万人をオーバーしたそうである。 名古屋城へ見学しに来た観光客の中には、海外からの人々もたくさんおり、その中には台湾、韓国、中国大陸からの観光客が割合多かった。あるガイドさんは中国大陸から来た観光客に真相資料を受取らないように言ったが、こっそり資料をもらい、ガイドさんに知られないうちに、その資料をすぐ隠した観光客もいた。この事から見れば、法輪功の真相を知りたい人は少なくなかった。多くの台湾同胞が学習者を見ると、「法輪功を応援しますよ」と言ってくれた。 当時、6月の日本大相撲の夏場所が丁度名古屋城の東門のすぐ傍にある愛知県体育館で行なわれたので、名古屋城を通った観客が非常に多くて、真相資料を配る日本の学習者は人手不足で、日没まで真相資料を配る時もあった。 今回の愛知万博によって、学習者たちは一つの全体であることをますます強く感じた。東京のある女性学習者は、8月に入ってから、毎週、金曜日に仕事が終ると、真相資料を持参し、夜間バスを利用し、翌日の朝6時頃、名古屋に到着した。それから、地下鉄に乗り換え、リニモで愛知万博へ行く時、必ず通る藤ヶ丘駅に行って、1回目のラッシュの時間帯に間に合うよう、朝の7時ぐらいから夜の9時、10時ぐらいまで真相資料を配った。日曜日の夜、この女性学習者は夜間バスで東京に戻り、朝からの仕事に間に合うようにした。彼女はずっと万博が終わるまで続けた。こうして、たくさんの真相資料、たくさんの希望をたくさんの人々に届けた。 また、東京のある男性学習者は、4月の豊田水源桜祭歌謡大会のイベントを知って、金曜日に仕事が終わってから、夜間バスで来て、土曜日と日曜日のイベントに参加してから、また夜間バスで東京に帰り、昼間の仕事に間に合うようにし、疲れを知らずに名古屋と東京の間を、2週間連続で週末の桜祭での真相を伝える活動に参加した。 通常、仕事を持っている学習者たちは、週末の休みになると、いつも昼間、名古屋城で真相資料を配り、午後5時、名古屋城が閉城となってから、また地下鉄の「藤ヶ丘」駅へ移動し、真相資料を夜の9、10時まで配り続けた。このようなことがずっと愛知万博の閉幕日まで続いた。 真相資料を受取った人々は、次のことにとてもびっくりした。 即ち、現在、中国大陸で法輪功学習者に対する残酷な迫害がまだ発生していることは、思いも寄らなかったようであった。一旦通り過ぎて、また戻って資料を受け取りに来た人も少なくなかった。場合によっては、2人の学習者が2時間で3千部位の資料を配る事ができた。この真相資料を配ることで、人々が真相を知りたい気持ちが本当に切実に感じられた。 5.愛知万博会場での中国舞踊と功法の実演 7月の下旬、日本の学習者が愛知万博会場で中国の民間舞踊と法輪功の動作を実演した。元々、愛知万博に参加する申込期日に間に合わなかったので、万博での実演のチャンスを得られず、みんなはとても残念に思っていた。ある日、一人の学習者が、NPO法人・矢作川と三河武士フォーラムの鬼頭理事長に連絡して、8月に行われる予定の日本全国歌謡大会に参加したらどうかと提案した。思いもよらなかったのは、丁度愛知万博の中で、NPO法人・矢作川と三河武士フォーラムのイベントが10日間行われており、鬼頭理事長の好意で、学習者は思いがけず愛知万博での2日間の実演のチャンスを得た。 実演までの準備時間が僅か1週間余りだったが、東京、大阪、横浜と愛知県の学習者が力を合わせて、7月22、23日の計6回の実演を円満に行なった。 この2日間に、学習者は愛知万博の会場で、法輪大法が世界に広がっている看板をかけ、「法輪大法は素晴らしい」、「無料で教えています」という横断幕をかけ、美しい仙女服、唐の時代の衣装を着て、素晴らしい中国舞踊、歌及び法輪功の動作を実演した。その実演は観光客を喜ばせた。多くの観光客がその場で煉功の動作を習い、とても感動した場面だった。当時、積極的に学習者と記念撮影をした観光客もいた。 6.愛知万博中国館へ真相を伝える 8月に入ってから、法輪功学習者は次のことを交流した。即ち、万博が開幕した翌日、韓国の学習者が「法輪大法」の文字入りの服を着ていて、中国館のスタッフに入館を拒否された。それは私たちがまだきちんと真相を伝えていない事の証明だと言える。丁度新しく注文した白いTシャツができあがったばかりなので、皆がこのTシャツを着て愛知万博を見学すれば、中国館のスタッフに法輪功の真相を伝えることができるという意見があった。なぜかというと、例え何も喋れなくても、Tシャツにプリントされてある文字とカラーの写真を見れば、法輪功のことをすぐ分かるはずだからだ。Tシャツの胸側には法輪大法好、真・善・忍(真善忍の英文字)及び法輪功のホームページアドレス:www.falundafa.org、その背中には各国の法輪功愛好者が煉功している場面のカラー写真があった。 8月13日、日本のお盆休みを利用し、学習者がその白いTシャツを着て、愛知万博を見学しに行った。しかし、中国館見学の際、入館を拒否されたことは思いもよらなかった。ある女性学習者が中国館に入った後、館内の中国人の女性スタッフと日本人の警備員に両腕を捕まえられて追い出された。 8月28日、白いTシャツを着た数人の学習者が万博中国館を見学しようとした時、再度入館を拒否された。万博協会、中国館、警察等に真相を伝えなければならない、法輪功が一体どういうものなのか、中国での迫害事実及び学習者がなぜ真相を伝えているのかを更に深く説明しなければいけないと皆は万博から帰った後、いろいろ交流した。 9月に入ってから、学習者は愛知万博の関係部署に法輪功の真相を伝えることに忙しかったが、9月9、10日両日、万博の開催地である瀬戸市の第74回瀬戸物祭に参加した。 法輪功学習者は瀬戸物祭で法輪功の展示スペースを設けた。学習者たちは展示スペースの上のところに「法輪大法は素晴らしい」という旗をかけ、展示ブースには日本語、中国語、英語の法輪功の本、煉功テープ、法輪功に関する真相資料などを置いた。またテレビで李洪志先生の煉功ビデオを流しながら、五式の煉功の動作を教えた。ある観光客は、本と煉功ビデオテープを買った後、どこで煉功動作が習えるのかと尋ねた。今回の瀬戸物祭に来たお客さんや観光客は39万人だという。このお祭りを通じて、より多くの日本の民衆に法輪功を理解してもらった。
瀬戸物祭が終わってから、学習者たちは続いて愛知万博のことについて交流をし、愛知万博のこのチャンスをうまく利用しなければならないことを認識した。愛知万博の観光客は世界各地から来ているので、より多くの人々に中共による法輪功に対する迫害の真相、共産党の邪悪さを分かってもらいたい。このために、早めに真相資料を印刷し、日本全国で配ることを考えた。 しかし、話すのは簡単だが、実際にやってはじめてその難しさが分かった。まず、誰が原稿を書くのか、また資料の内容、誰がその資料内容の最終チェックとデザインを担当するのか、いろいろな問題が出て来た。各学習者が社会でそれぞれ自分の仕事と勉強を持っているので、休みの時間を利用するしかできない。他の仕事を担当している学習者もいるが、人手不足で、作業量が多く、連日の睡眠時間が1日たった1〜2時間の状況下で、皆はいろいろな難関と邪魔を乗り越え、やっと真相資料が出来上がった。1枚1枚のごく普通に見える真相資料に、どれくらいの学習者たちの心血と慈悲心がこめられているか、想像もできないだろう。 9月18日、南の鹿児島県から北の栃木県までの日本各地からたくさんの学習者が名古屋へ集まり、愛知万博期間中の真相伝えの活動に参加した。学習者たちが愛知万博中国館に到着し、皆の努力の下で、愛知万博協会の人と会談し、法輪功に関する真相を伝えた。学習者の善の心が万博協会の人に伝わり、信頼を得た。 あっという間に愛知万博の閉幕日となった。もし、万博開始の時からいろいろな形で万博協会、中国館及び各界に法輪功の真相を伝えればよかったのにと、私達の行動がやはり後手になったことを一部の学習者が痛感した。 結び 愛知万博は日本の中部にある愛知県で開催され、半年にわたる会場への入場者数は2,200万人に達した。その開催地は愛知県の長久手町、瀬戸市と豊田市であった。瀬戸市は日本の最も有名な陶磁器の産地であり、豊田市は世界で高い評価を得ているトヨタ自動車の本拠地である。 |