長春市女子収容所:宋彦群さんは、「死人ベッド」に縛られ、残酷な拷問を受けた
【明慧ネット2005年2005年12月20日】長春市黒嘴女子収容所に不法に監禁されている法輪功学習者・宋彦群さんは、今年の5月に、収容所の邪悪な暴力を受けて洗脳され、悪辣な警察により「死人ベッド」(注)に縛られ、残酷な拷問を受けた。この拷問を受けてから現在まで、宋彦群さんは、大脳が麻痺し、左下肢が知覚を失い、右臂・両脇および右肺部が痛くて耐えられない状況になっている。また、肺結核の症状がだんだん悪化して、体重は30キロ〜35キロにまで落ちてしまった。
宋彦群さん(34歳・女性)は、吉林省舒蘭市の人で、ハルピン市大徳日本語学校の英語教師である。2003年11月27日、宋彦群さんは、舒蘭市公安局の郭威をはじめとする悪辣な警官に、不法に拉致された。その後、不法な尋問の中で、舒蘭市公安局の局長・辛河は、悪辣な警官・李卓、李耀臣、李甲哲、王庭柏らとともに、裏社会のごろつきを指示して、舒蘭南山看守所で、宋彦群さんと彼女の妹・宋氷さんに対して残酷な拷問を行った。いわゆる「虎椅子」(注)に縛ったり、耳孔や目などの器官を細長い物体で刺したり、わさび油を入れたりした。その後、宋彦群さんに対して、不法に懲役12年という判決を下し、長春市黒嘴女子監獄へ送ったのである。
長春市黒嘴女子収容所で、宋彦群さんの身体の状況はずっとおもわしくなかった。検査の結果、宋彦群さんは重度の肺結核に罹っているのがわかり、両肺部には泡粒状のものが出たそうである(この状況は、収容所の職員が意図なく言った)。収容所の病院および収容所側は、ずっと宋彦群さんの状況を隠し、終始、宋彦群さんの家族に彼女の本当の病状を教えなかった。そればかりでなく、宋彦群さんが治療を受けることさえ禁止し、監獄病院も宋彦群さんの病気に対してずっと何の処置もしなかった。監獄病院の院長は、「病院の毎月の経費は8元しかない」といったそうである。
2005年5月、長春市黒嘴女子収容所は、不法に監禁されている法輪功学習者たちに対して、再び強制的な「転化」を行った。宋彦群さんは、病院から教養隊(いわゆる転向クラス)に送られ、残酷で暴力的な「転化」を受けた。宋彦群さんは、悪党警察に迎合しなかったが、このことで、悪党警察は彼女を「死人ベッド」に縛り、「五馬分尸」(注)のように縄で強く縛り付けた。宋彦群さんの四肢は、外側に引っ張られ、大小便の配慮をしてくれる人さえいなかった。
明慧ネットの相関文章によると、長春市黒嘴女子収容所が法輪功学習者に対してこの拷問を行った後、多数の女子学習者が生理不順になり、心臓病の症状が現れた。また、脚筋が引っ張られて切れた学習者もいれば、腕や脚腿の神経が損傷し、正常に歩けなくなった学習者もいた。多数の学習者は、この拷問を受けて後遺症が残った。
肺結核症状が現れた宋彦群さんが、長春市黒嘴女子監獄で不法に2年以上も迫害を受けて、どんな状況になっているかについて、監獄はずっと彼女の家族に隠していた。宋彦群さんは、「死人ベッド」に縛られ、残酷な拷問を受けた後、両肺部・内部臓器および両脇等の部位が痛くて耐えられない状況になっている。また、肺結核もだんだん悪化して、左腿が知覚を全部失い、正常に歩けなくなったので、少しずつ移動するしかできない。宋彦群さんは、現在、右臂が痛くて耐えられなくなったばかりでなく、手も極度に震えており、大脳は麻痺して使えなくなり、体重は30キロ〜35キロにまで落ちてしまった。
宋彦群さんの年老いた両親が面会に行った時、娘の身体状況を聞いたが、宋彦群さんの傍で監視していた悪辣な警察は、彼女に対して大きな声で叫び、脅迫した。
肺結核は、世界的にも主要な伝染病の一つとされている。しかし、吉林省長春市黒嘴女子収容所は、肺結核患者を受けいれ、2年以上も残酷な迫害を行った。ここで、国際社会の正義の組織が、長春市黒嘴女子監獄の宋彦群さんに対する不法な迫害に抗議すると同時に、制止するよう希望する。
(訳者注)
(注1)死人ベッド:死人床と呼ばれ、法輪功学習者をベッドに抑えつけ、同時にその両手を頭上にある柵に縛りつけて縄でその両足を縛る。さらに法輪功学習者の頭から足まで強くベッドに縛り付ける。縄を非常に強く締められるため、呼吸困難ないし意識不明になる法輪功学習者も少なくない。
(注2)五馬分尸:昔の残虐刑の一種で、五匹の馬に人の首と四肢を縛り付けて体を引き裂くこと。
(注3)トラの椅子:旧刑具の一種。細長い腰掛けの一端に両足を伸ばして座らせ、膝を縄で固く縛り付け、かかとの下にレンガを挿し込む。レンガを増やして高くするほど苦痛が大きくなる。トラのように恐ろしい腰掛け、という意味から。
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2002/1/8/22783.html)
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/12/20/116976.html)
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