『九評』を広めることは、政治に参与したか？

　イスラエルの大法弟子/ダイウェルテル

　【明慧ネット2005年12月22日】『九評共産党』（共産党についての九つの論評）は百数年来、初めて共産党の本質を極めて明白に記述し、中国共産党の犯したすべての罪を暴き出した。

　テルアビブで私は『九評共産党』を掲載した大紀元時報の新聞を配る時、見たところ、旧ソ連国家からやって来たような男性が新聞の見出しを見て、私に「これは政治で、私は興味がない」と言った。私は少し考えて、彼に政治とは何を指すのかを聞いた。彼は私の質問に答えられなかった。それで私は彼と一緒にこの問題を話してみようと提案した。彼は喜んで賛成した。 

　私は彼に「もしあなたが殺人事件を目撃した証人ならば、あなたは警察に証言しにいくことができるかどうか？」と尋ねた。彼ははいと答えた。私は続いて「これは政治ではないか？」と聞いた。彼は「そうではない、これは政治と関係がない」と答えた。私はまた「もしあなたが一群の人の犯罪事実を目撃したのならば、あなたは警察に行って証言することができるかどうか？」と彼に聞いた。彼は「それは情況や相手がどのような人であるかを見る」と答えた。私は「彼らがどんな人であるかに関わらず、深刻な罪を犯したのならば、彼らはそれに対して責任を負うべきではないか？」と話した。彼はそうだと認めた。

　「それでは、中国共産党は中国社会を制御して系統的に犯罪を行って、しかもきめ細かくその犯罪を覆い隠し、メディア、軍隊、警察などの国家機関とペテンの手段を利用して、中国人と国際社会をごまかしているが、私たちはそれに言及すべきではないか？」と私が話した。彼は「これは政治だ。私たちは国家の事に干渉すべきではない。これは政治だと思われる。私たちは、自分の中に、問題は大いにあるのに！」と言った。私は「私たちもいくつかのよくない事があるが、私たちはこれらの事を言うべきではないか？」と言った。彼は「言うのは構わないが、しかし何に役立つのか？何も変えられないだろう」と答えた。

　私は「それでは、中国共産党のことについて少し例を挙げて説明する」と提案した。元中国共産党の主席江××は、幾千万の法輪功学習者に対して「肉体を消滅させ、経済の上で崩壊させ、名誉の上で駄目にさせる」という迫害を実施した。江××は中国で多くの真・善・忍を修煉する良い人を嫉妬し、個人の利益のために手中の権力を利用した。これはまさに政治ではないか？彼の迫害と弾圧を支持する人は、まさに彼ら自身の利益のためではないか？これは政治ではないか？6年あまり大多数の国家の政府とメディアはこの迫害に直面して無口になり、迫害を知っているのに、声を出さない。なぜかというと、中国共産党が全世界に安値の商品を持ってきたからだ。あの商品は刑務所と労動教養所の入所者が圧迫下で強制的に作らされたものもある。甚だしきに至っては多くの人を拷問によって死に至らせた。あの安い中国の商品を買った人はまさに中国共産党を支持しているのではないか？これはまさに中国共産党の計略で、その血生臭い犯罪を覆い隠すために、中国人と全世界をだましている。 

　中国共産党は全世界に一つの扉を開放したが、これは一つの策略で、その本質は変わっていない。中国共産党はずっと罪を犯していて、その犯罪は比類のないものである。中国共産党は変わらず、変えられたのは策略だけである。今日中国にどっと入る外資を見てください。それはまさに全世界をだましたものではないか？

　『九評共産党』は中国共産党の本質を暴き出した。すべての人が皆それを知った時、中国共産党は今までのように続くのか？邪悪は真相を恐れるので、邪悪が更に引き続き悪事を働くのを制止するために、多くの人にその本質を知ってもらうべきだ。もし私たちが沈黙を守るならば、それを支持することと等しくないのか？『九評共産党』は人の良心と魂を救っているのだ！

　私はすでに法輪功を長年修煉した。法輪功は私に一人の誠実で正義の人になることを教えている。私は時間を利用して人々に真相を教えてきたのである。

　あの男性は「私は何をすることができるのか？私は一般人に過ぎない？今日の中国を見ると、すべての人はそれを支持しているようだ」と言った。私は彼に「私はあなたに何をするように求めたのか？私はあなたに大紀元時報新聞に掲載されている『九評共産党』をちょっと読んでもらうことを提案しているだけだ。今人々は中国というと、実は中国共産党のことを言っている。『九評共産党』は5千年の文明を持つ中国と50年の歴史しかない中国共産党をはっきり区別した。すべての人は真相を理解した後に、自分で選択をすることができ、自分の立場を選ぶことができる」と話した。

　男性は新聞の一部を取ってもいいかと私に聞いた。私は「もちろんＯＫです。ご存知ですか？多くの人は自分の自由時間と貯えを利用して、更に多くの人に真相を理解してもらうように機会を提供しています」と伝えた。

（中国語：http://www.minghui.ca/mh/articles/2005/12/22/117041.html）