台北：雄大な法輪図形を再現、大陸との鮮やかな対比（写真）

　文／国峰

　【明慧ネット2005年12月27日】2005年12月25日、台湾各地から来た4千人以上の法輪功学習者が台北中正記念堂広場で法輪功の法輪図形を形作った。これは1999年7月20日に中共による法輪功への弾圧が始まって以来、法輪功学習者が初めてマス配列で法輪図形を形作った。現地の多くのメディアが取材に来たほか、近くの市民、観光客も楽しそうに見ていた。

2005年12月25日、台湾各地から来た4千人以上の法輪功学習者が台北中正記念堂広場で法輪功の法輪マークを形作った

　法輪功が1992年に中国で伝え出され、病気治療に顕著な効果があることで愛好され、一躍有名になったが、1998年の政府調査によると、当時の法輪功学習者は7千万から1億人にのぼるほどだった。これらの学習者は気功修煉で健康を取り戻して、家庭及び社会の負担を減らしただけではなく、道徳回復にも大きく貢献した。当時の中国では、朝公園に行くと、随所で法輪功学習者の煉功が見られた。そんな中、1997年に武漢、そして1998年に広州でもマス配列で法輪図形を形作っており、当時の繁盛さをもの語っていた。

1996年5月24日に武漢市で行われた法輪図形
1996年貴州省で行われた修練体験交流会	1996年長春での煉功

　しかしながら、1999年7月に当時の国家主席・江沢民が法輪功学習者の人数の多さに嫉妬して、中共と互いに利用しあい、法輪功弾圧に踏み切った。社会に法輪功へ反感を抱かせるために、あらゆるメディアを使って、焼身自殺・殺人・金集めなどの罪名を法輪功に転嫁し、学習者に対して家宅捜査・罰金・脅迫・監禁・巻添え・強制洗脳・精神病用薬物投与などの手段を用いて迫害を加えた。これまでに2800人近くの学習者が拷問で死亡したほか、数十万人が不法に強制労働施設に入れられ、拷問で不具になったり、職にも就けず、学校にも行かれず、知らない土地で逃避放浪せざるを得なくなっている。

台湾では各地で講習会、明慧学校の夏期キャンプが行われ、生徒及び保護者の間では大反響

　面白いことに、同じ中国の伝統文化を受け継いだ台湾では、正反対の状況となっている。法輪功が1995年に台湾に伝わってから、国民が受益したことで、政府の行政部門・上院・地方議会および弁護士会などから広く声援されている。陳水扁総統と呂秀蓮副総統が10回以上にわたって、公の場で法輪功に対する支援の意を表明しており、台北市長の馬英九氏も自ら法輪功の交流会に出席し、中国政府の法輪功弾圧を強く非難した。台湾では法輪功学習者は、さまざまな職業を持ち、大学教授・医者・弁護士・教師・公務員・警察・学生および専業主婦など社会の各階層に亘っている。現在台湾では約40万人の法輪功学習者がおり、煉功点（公園、学習者の自宅等、皆で煉功する場所）も1000近くあり、法輪功が愛好されている証となっている。

　法輪功が世に現れて13年になるが、すでに78カ国に広まっており、世界中の人々が受益していると言えよう。発祥地の中国では却って中共による凄まじい弾圧を受けていることは誠に残念である。迫害されてすでに6年間経過しているが、中国国内の学習者たちは独裁の権力に屈せず、地道な真相説明が絶えることがなかった。また、海外の学習者が国際電話、ファックスなどで迫害の真相を伝えるほか、様々な形で抗議活動をし、中共の邪悪さを暴くことに成功している。これらによって、中国民衆も迫害の真相及び共産党の本質について目覚め始めている。

法輪功学習者は中国大陸で残酷な迫害を受けている	法輪功は台湾で広まっている盛況
中国警察は天安門に請願に来た法輪功学習者を殴打	台湾総統府の前で1万人近くの人が集まり、江沢民訴訟案を声援
大陸の学習者・大学教師の趙昕さんが拷問で半身不随となり、最後に死亡した	台湾屏東の300人の小学生修煉者
大陸学習者、趙忠さんが修煉を諦めないため、迫害で骨だけの体になった	台湾では刑務所の受刑者でも法輪功に触れる機会が与えられている
大陸の学習者・高蓉蓉さんが修煉を諦めないため、顔を電気棒で当てられ、最後に死亡した	台湾の大学生が景勝地で煉功をし、洪法活動を行っている

　1998年に広州でのマス配列からすでに7年経つが、台湾で4000人の学習者で形作った法輪図形は再び人々の心を震撼させている。中国で非合法とされている法輪功修煉が海外でこれほど愛好されていることは、中国で迫害を受けている学習者たちを勇気付けてくれるだろう。

（中国語：http://www.minghui.ca/mh/articles/2005/12/27/117385.html）