クリスマス前夜:法輪功学習者の遺児は脅迫電話を受け、迫害に直面 (写真)
デンマークの大法弟子
【明慧ネット2005年12月29日】クリスマスの前夜は、各家庭が祝日を楽しく過ごすように準備する日である。中国共産党の迫害によって両親が死亡した法輪功学習者の遺児・劉暁天さんの気持ちはとりわけ落ち着かなかった。両親が警官に不法に捕えられた後の、18ヶ月間の逃亡経験や警官の追跡から逃れていた暗い日々を彼は思い出さずにはいられなかった。
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暁天さんの唯一の願いは、中国にいる法輪功学習者の孤児達を救うことである |
最近、暁天さんは奇妙な電話を受け取った。電話の中で怪しげな声は「あなたは海外のメディアであまりにも活動し過ました。あなたの唯一の身内——叔父さんはまだ中国にいることを私達は知っています。おとなしくしていてください」と言い、言い終わってから電話は切れた。
この匿名の電話について、暁天さんは「私は海外の自由な社会にきて、ただ自分が遭遇した事実を話しただけで、電話による撹乱や脅迫を受けました。私が迫害された事実を言うことを恐れるのは誰か? 誰が真相に対して恐れるのか? 誰が人々に中国で発生しているこのような悲惨な集団殺害を知られたくないのか? 中国共産党の犯罪グループにほかならなりません。私は自由社会の中にいるため、彼らは迫害の真相の暴露を防げないので、私の唯一の身内、叔父を利用して私を脅迫し、私に口を閉じさせようとしたのです」。
海外の自由な社会に来た暁天さんは、中国にいる叔父さんをとても心配している。彼は「私の叔父は人権意識の極めて悪い環境の中で生活していますから、私は中国共産党の非常に卑劣な手段を知っています。中共は何でもやりかねません。私は叔父の安否が気がかりです」と言った。暁天さんは国際社会は皆この事に少し関心を持つよう呼びかけている。
暁天さんは「私が本当の事を言ったため、脅迫電話を受けました。これはすでに私個人の安全の問題ではありません。これは人権問題に関わっていますので、小さな事ではないのです。各方面の問題に関わっています。そのため私は皆さんに少し関心を持つよう呼びかけているのです」と言った。
暁天さんの両親は、法輪功を修煉したため、中国共産党の警官に捕えられ、監禁された。5ヶ月に満たないうちに、2人とも生命を失った。当時、暁天さんはまだ16歳にもなっておらず、暖かい家庭は二度と存在しなくなった!
警官の追跡から逃れるため、暁天さんは唯一の身内—叔父の家に逃げてきた。しかし、警官の脅迫のもとで、血縁関係を断ち切る保証書に署名した叔父は、引き続き彼を引き取って世話することができなくなった。暁天さんは人家のない倉庫の中で13ヶ月間を過ごした。あの期間中、暁天さんも命を落とすところだった。
暁天さんに活路を与えるために、貧しい叔父は10年間でも完済できないほどのお金を借りて、暁天さんを中国から逃亡させ、デンマークに行かせた 。
暁天さんの境遇は、善良な人々を驚かせ、同情を引き起こした。彼のストーリーは、海外の各大手のメディアに報道され(デンマークの政治新聞:暁天氏が中国から逃げる)掲載された。中国の法輪功学習者の孤児を救援する各種の活動は、広範囲に人々の支持を得た 。
今、劉暁天さんも一人の法輪功学習者となった。法輪功の修煉は、非常に大きな衝撃をもたらした心の傷から抜け出させ、心身の健康と未来に対する期待を持たせた。
暁天さんは幸運にも中国共産党の魔手から逃がれ、自由な社会に来ることのできた唯一の法輪功学習者の孤児である。まだ中国共産党の迫害下で、苦難を被っている法輪功学習者の子供達を救うために、彼らがもう路頭に迷わず、差別を受けず、勉学の機会を失わず、身内や肉親とも離れさせないために、暁天さんは勇気を奮い起こして、あの苦痛な経験を言い出した。彼の唯一の願いは、中国にいる子供達を救うことである。
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/12/29/117503.html)
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