縁のある人は取り残されない
【明慧ネット2006年1月1日】重慶市から10キロメートルほど離れたところに一軒の農家があり、1匹の2歳の犬を飼っていた。この農家の人が街へ行く時、犬はいつもついて行くが、毎回主人が街に着くと、犬は街に留まることなく先に家に帰って行った。
2005年10月28日午後、この農家の嫁が些細な事で姑を責めた。姑はとても心苦しくなり、そして、着替えの服を持って実家に帰ろうとした。町の駅に行くと、その日の終電車はすでに出てしまっていた。「どうしよう、途中までの電車に乗って、残りは歩こうか」と姑は考えた。こんな年でそんなに遠いところへ行くのは止めよう。実家に着かないうちに、日が暮れたらどうしよう。「実家に帰らない方がいいよ」と勧める人もいた。
その時、犬もこのおばあさんの足元に座り、歩かせないようにしているようであった。このおばあさんは突然、遠縁の叔母さんが町に住んでいることを思い出した。しかし、町の低い昔の瓦ぶきの家はとっくに高楼になり、大通りも広くなっていた。おばあさんは70歳近くで、目もかすんでおり、「30年近く叔母さんの家に行っていないが、叔母さんの家はどこにあるのか?」と心の中で考えた。
知らないうちに、駅から100メートルほど離れたところの脇道に入っていた。犬がおばあさんのズボンや袖を噛んで、引っ張って進む道を教えた。おばあさんの服が犬に噛まれて破れてしまい、その上犬がおばあさんの袖を噛んで引っ張って行くのを見て、道行く人々は「おばあさんが犬につまづいて転んでしまったら」と心配した。おばあさんは「大丈夫」と言った。犬はこうしておばあさんを引っ張って300メートルほど歩くと、おばあさんの足元に座り動かなくなった。
ちょうど通り側の家の入り口に坐っていた、このおばあさんの法輪大法を修煉している叔母さん夫婦に、久しく会っていない姪が目に入り、このおばあさんも叔母さん夫婦であることが分かった。この時、犬はすでに帰り道を走っていた。
このおばあさんは叔母さんの家に泊まり、叔母さんは彼女に大法の真相を説明し、毎日師父の説法の録音テープを流して聞かせた。おばあさんは受け入れがよく、「大法は本当に不思議!家でテレビを見ていると、首の骨が痛くなるが、説法を聞くと少しも痛くなくなった」と言った。叔母さんは「帰ったら嫁さんを責めたりしないでね、嫁さんがこのトラブルを作らなければ、あなたは大法の素晴らしさを今でも知ることはできなかったのよ! 心から彼女にお礼を言わないと」と姪に言った。おばあさんは「私はトラブルを気にしてはいない」と答えた。
このおばあさんはすでに家に帰った。今では夫も大法の本を読んでおり、娘さんも大法を堅く信じ、嫁さんも大法に反対しない。
(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2006/1/1/117710.html)
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