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陝西省の棗子河労働教養所で行っている迫害と虐殺


 【明慧ネット2006年1月4日】陝西省棗子河労働教養所は、法輪功学習者への残酷な迫害で悪名高い施設だとよく知られている。6年来、数百人の法輪功学習者がここで迫害された。その迫害実態が暴露されてから、警察官たちは自分たちの罪悪行為を隠すために、今は自ら手を下さず、この労働教養所の受刑者を利用して法輪功学習者を虐待するようになっている。暴行致傷、致死などの問題があれば、家族からの詰問に対して、警察官たちは無視し、すべての責任を麻薬密輸、麻薬使用などの受刑者に被せている。

 これらの受刑者は、棗子河労働教養所が1人につき800元払い、陝西周知県などの労働教養所から買った。甚だしきに至っては、棗子河労動教養所は新たに1人の法輪功学習者を受け入れるたびに、陝西省の「610オフィス」から一万元の迫害経費をもらえる。労動教養所は一人の法輪功学習者に3人の犯罪者をつけて、監視、監督、虐待の役に当てている。

 西安市の法輪功学習者の陳建生さん(工商銀行従業員)は、2005年10月11日に棗子河労働教養所2大隊で虐殺された。韓城市の法輪功学習者の王文勝さんは、2大隊の警察官・魏啓明、胡新啓の指示を受けた麻薬犯、強盗犯の張涛により、木の棒で全身の関節部を叩かれ、足で胸を踏まれ、タバコの火で焼かれるといった虐待を受け、2005年3月15日に亡くなった。

 労働教養所は全ての監房や洗面所、便所に監視カメラを設置している。特別に懲罰用の狭い監房に2台のカメラを設置している。警察は事務室で監房の中の一挙一動を監視することができ、監房の中で起きた虐待行為を知らないと言い逃れることはできない。実際に、法輪功学習者の虐待に尽力した受刑者は室長という権利を与えられ、休暇を与えられるといった奨励を得られる。逆に法輪功学習者の善行に感化されて、迫害にあまり協力しない受刑者は、よく警察から懲罰を受ける。それで、多くの受刑者は法輪功学習者を暴行するとき、悪事を働きながら、「これは私がやりたいことではなく、共産党からやらされているのだ」と言っている。

 労働教養所の「610オフィス」(転化オフィスとも呼ぶ)の責任者・楊軍(50)は、陰険な顔で、残忍なことから、警察の鬼と呼ばれている。彼はほぼすべての迫害の画策に関与している。他に「610オフィス」の警察官の馮喜尭は、中隊指導員であったが、積極的に法輪功学習者の迫害に加担し、手段が残忍なため、悪党から「2等功労賞」を授与され、悪党の支部書記に昇任し、「610オフィス」に抜擢された。「610オフィス」の警察官・魏啓明は、2大隊の警察官であったが、悪らつな手法で法輪功学習者を虐待したことにより、「610オフィス」に抜擢された。この3人は迫害の手段が残忍で、卑劣だと知られているため、何度も陝西省「610オフィス」から派遣され、全省各地へ法輪功学習者の迫害の指導をした。

 現在、棗子河労動教養所で、依然として約30人の法輪功学習者が拘禁されている。法輪功学習者は1大隊と2大隊に別れている。1大隊で拘禁されている法輪功学習者は、宝鶏市岐山縣鳳鳴鎮の鄭仕険さん、宝鶏市眉県岐鎮の王洲義さんらが含まれる。王洲義さんの息子の王輝さん(25)は、大学卒業後、仕事についたばかりで、2005年5月に父の無実を裁判所に申し立てたため、眉県の迫害関与者は「政府誹謗罪」で、彼を棗子河労動教養所の2大隊に入れて迫害している。

 陝西省の棗子河労働教養所は、陝西省宝鶏市鳳翔県の辺鄙な山岳地帯にある。この辺りは土地荒涼で、寒さが厳しく、環境がとてもとても悪いので、あまり人影は見えない。この労働教養所の中で、強制労働教養に言い渡された全陝西省の法輪功学習者を拘禁している。ここも陝西省「610オフィス」いわゆる「転化拠点」である。


(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/1/4/117990.html