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張士教養院:杜安利さんが迫害により精神異常

 【明慧ネット2006年1月12日】遼寧省欧米芸術服装学院の教師、瀋陽市法輪功学習者・杜安利さんは、張士教養院(注:強制労働収容所にあたる)に不法に2年も監禁され、残虐な拷問により精神異常となった。去年6月、杜安利さんを不法監禁した沈新教養院(注:2005年3月、張士教養院が解散され、杜安利さんは沈新教養院に送られた)は病気を理由に、杜安利さんを釈放した。しかし昔上品で礼儀正しかった杜安利さんは、すでに正常な生活と仕事すら維持できなくなった。

 2003年3月19日、杜安利さんは瀋陽市タバコ工場の近くで、法輪功の真相ビラを配っているところを、瀋陽市和平区遂川派出所の警官に不法に連行され、和平区留置場に監禁された。留置場で、杜安利さんは受刑者の服を着ないため、悪らつな警官は、男性の受刑者全員に、何度も杜安利さんを殴らせた。杜安利さんは全身にひどく負傷した。半月後、杜安利さんは瀋陽市張士教養院に移され、引き続き迫害を受けた。

 2003年4月7日、杜安利さんは、張士教養院の悪名高い「張士ビル」(注:張士教養院の中にある離れのような小さなビル)に入れられた。そこで悪らつな警官・史鳳友をはじめ、法輪功学習者に対し洗脳を行った。宋百順など4人の警官は、杜安利さんを2つのベッドの間に、「十」字に縛りつけた。パンツ以外の服を剥ぎ取り、服で頭を覆い、同時に8本の高圧電気棒で、杜安利さんに数時間も電気ショックを与えた。電気棒の電気がなくなって、やっとやめた。杜安利さんは頭部、額、唇、首、胸部など広範囲に膿ができ、出血が止まらず、目に余る悲惨な情況だった。

 当日の夜、警官は再び、8本の電気棒で杜安利さんに電気がなくなるまで電気ショックを与え、同時に「転化するのかしないのか?」と憎々しげに聞いた。杜安利さんは顔面がひどく腫れあがり、顔立ちがほとんど見分けられず、血だらけの傷口にまた新しい傷ができた。

 翌日の夜、4人の警官は昨日と同じように、それぞれ2本の電気棒を手に持ち、電気がなくなるまで、杜安利さんに電気ショックを与えた。張士教養院はまた、他の受刑者に電気ショックを与える場面をわざと杜安利さんに見せた。その男性受刑者は耐え切れず、思わず叫んでしまった。巨大なショックを受け、杜安利さんは精神が崩れ、不眠症になった。

 2005年3月、張士教養院は解散し、杜安利さんは他の不法に拘禁された法輪功学習者と一緒に、沈新教養院に送られた。2005年6月中旬、沈新教養院は、病状が悪化している杜安利さんを連れ、数軒もの病院を回り、検査を受けた。数軒の病院では精神分裂症と診断されたので、杜安利さんはやっと釈放された。

 家に帰った杜安利さんは病状がますます悪化し、正常に生活し、仕事することができなくなった。迫害される前に、杜安利さんは新城子区道義開発区にある遼寧省欧米芸術服装学院の教師であり、人となりが穏やかで上品で、礼儀正しく、周りに頼りにされていた。また良い夫、良いお父さんでもあった。しかしこのような良い人は、迫害により精神異常となってしまったのだ。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/1/12/118497.html