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中共「党文化」の最も邪悪な本質

 文/舒真

【明慧ネット2006年1月5日】中共は政権を取得し、統治を維持するために、暴力と欺瞞の手段を使いこなしてきました。各種のデマがすでに「党文化」の一部分になっています。中共は、異なる時期に異なるデマを流して、中華民族に対して想像できないほどの傷害を与えています。

 歴史上、中共は2000万同胞の生命を犠牲にして作り上げた邪悪政権を「人民の解放」と称し、200万の地主を殺害した運動を「土地改革」と称し、すべての資本家を消滅した運動を「公私共営」と称し、農民から土地を没収したことを「協同組合」と称し、韓戦に参戦したことを「国家の防衛」と称し、4000万人が餓死した「大躍進運動」を「三年間の自然災害」と称し、五千年の中華民族文明を破壊する運動を「文化大革命」と称してきました。また、経済の腐敗を合理化するために「一部分の人を先に豊かにさせる」と言い訳して、反腐敗の声を制圧するために「ブルジョア自由化に反対する」という理由をつけて、法輪功を迫害することを「社会の安定を維持するため」であるという嘘をつき、また崩壊寸前の統治を延命させるために「調和がとれている社会を作り上げる」と嘘の宣伝を行なっています。……

 いわゆる「三年間の自然災害」の時期に、河南信陽地区のある村の村民は、ほとんど全員餓死しました。その時に、国民の生死を無視し、最も基本的な人間性を失った中共政権は、そのすぐ近くにある穀物を貯蔵して満杯の穀倉を開いて、村民を救済しようともしませんでした。また、「文化大革命」の中で、共産邪党に忠誠を表明するために、学校の生徒が先生を批判、暴行したり、子供が親を密告し、批判したり、友人の間で殺しあったりした実例は、至るところに見られました。この人間の本性を扼殺する「文化大革命」により、数千年来の中華民族の「仁、義、礼、智、信」の伝統道徳観念は、完全に壊滅されて、人々は「党」のために生きる生命に変えられました。

 社会はこのような魂の蹂躙を経験した後、近年来、「金銭至上主義」は人々の「最も現実的」な人生哲学になりました。腐敗が氾濫する現在の中国において、人々は腐敗に対して違和感を感じなくなったばかりか、甚だしきに至っては自分が腐敗する機会がないために不満を感じています。社会の混乱や犯罪の多発などの現実社会を目の前にして、人々は人間の思いやりや助け合いの心を感じなくなり、世の中にまだ善い人がいることさえ信じなくなりました。これはどれ程恐ろしい社会心理状態でしょう。

 最近、中国でこのような実例もありました。ある店の主人は、悪人に追われて彼に助けを求めた若い女性に対して、躊躇なくこの女性を店の外に置いたままで店の扉を閉めました。結局、この女性は店の前で追いついてきた悪人に殺されました。ある新聞記者がこの店の主人を取材した際、「もしあなたがその救助を求めた女性であれば、あなたは助けてもらいたくないですか」と尋ねると、なんと、この店の主人は「「いいえ!私を助けてくれる人がいないから、私はあえて死を待つことにする」と答えました。

 この社会はどうなっているのでしょう!このような社会の中で、誰が安心感を覚えるでしょうか? これはまだ人間の社会なのでしょうか。このような心を痛める社会環境、変異した人間の心理は、どのようにしてもたらされたのでしょうか? これは中共「党文化」の最も邪悪な本質に関わっています。 人類の歴史の中で、国内外にも、各朝、各代においても、賢明有徳な統治者にしろ、凶暴残虐な統治者にしろ、中国共産党のような邪悪なものは、かつて、いませんでした。共産邪党は、強制的に民衆に自分の信仰を放棄させ、その代わりに強制的にそれらの「無神論」を信じさせるようにしました! 神に対する信仰を捨てて、神を罵る社会で、人間の倫理道徳の規範が踏み潰されることは、何の不思議なことでもありません。しかし、これによって、人間はそれなりに償わなければなりません。 中国共産党の最も邪悪な本質は、中国人民に対して行なった欺瞞、暴力、虐殺などの歴史事実より、暴力手段を利用して強制的に中国人に無神論を注ぎ込んだことです。これによって中華民族にもたらした危害は数え切れません。


(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/1/5/117895.html