日本明慧


道徳と精神を壊滅する「悪魔の行進曲」

【明慧ネット2006年1月18日】最近、中共が「同一首歌」と題してアメリカとカナダでグローバルな夕べの集いを開催し、しかも中共の法輪功学習者への迫害の真相を、唯一勇気をもって報道している新唐人テレビ局の開催する「グローバル 華人 新年の夕べ」と同一劇場で、かつほとんど同じ時間帯に「同一首歌の夕べ」を開催する。その上、中共が作った広告は新唐人のそれと非常によく似ている。アメリカやカナダなどの人権や信仰を尊重する国家において、このように大規模で公然たる破壊行為は人類文明への挑発であり、西洋社会の主権への侵害でもある。

 実情を知っている人はみな、「同一首歌」が法輪功への迫害に用いられるものであると分かっている。この歌の作曲者と作詞者は1990年、この歌を創作したが、この歌がこのように利用されるとは知らず、しかもCCTV(中央テレビ局)が際限もなくこの歌を使用していることに対して、コスト面で不満を抱いている。この6年来、CCTVは絶えずこの歌を視聴率の最も高い時間帯に流しているのは、中国の演芸市場を破壊し、独占しようとしていると、中国芸能界の有識者は思っている。

 「同一首歌」が道徳と精神を破壊する「悪魔の行進曲」であると言うと、海外の法輪功学習者と大陸の監禁されたことのない法輪功学習者にとっては、これは理解しがたいことである。洗脳は中共の法輪功学習者を迫害する一環としてよく使われており、洗脳によって法輪功への信仰を放棄した法輪功学習者は、洗脳者である警察と自分の精神を悪魔に売ったユタと共に、強制的にこの歌を歌わされる。これだけに留まらず、中共のこの歌を視聴率の最も高い時間帯に流す本当の目的は、中国国民に洗脳を行うことにある。

 洗脳は肉体的な苦難よりももっと残酷な迫害手段である。中国大陸において、迫害により死亡した法輪功学習者のほとんどは、転向を拒んだためである。中共の中央は転向率という指標を定めた。法輪功学習者は強制的に「真・善・忍」への信仰を放棄させられ、さもなければ、肉体を消滅させられる。

 法輪功学習者が不法に捕えられた後は、長期的に恐ろしい拷問と精神的屈辱の環境に置かされる。たとえば、女性法輪功学習者が衣服をすべて剥ぎ取られ、男性の監房に投げ込まれ、針金で吊るされる。その針金は肉に食い込み、骨にまで達して身体障害者となることなどもある。このような極度の恐怖の下で、ひいては死を求めても成し遂げられない状況の下で、一部の法輪功学習者が屈服した。或いは一部の学習者は父母、兄弟、妻、子供などの親族が自分のために迫害され脅かされるなどと、脅され妥協した。また一部の学習者は長時間にわたって、心理学の専門家の作った心理攻勢や虚言に惑わされ、精神が崩壊し、迫害の理由を認め、自ら警察の洗脳を受け入れることになり、このような状況下で法輪功学習者は洗脳され、転向させられる。警察はそれを祝い、ユタは報酬をもらい、転向者は過ちを認めるように求められ「恩に感じて」「救われる」のである。すると、この三種類の人が同一首歌を歌うことを要求され、ある学習者は「中共の労働教養所は人間の心を苦しめる精神的な妓楼であり、心を売った後、まだ作り笑いをしなければならない」と言った。

 その後、中共はこの歌を全国に広め、国民全体に対して洗脳を行い、同時に自己を標榜し、罪悪を覆い隠そうとしている。歴史上、ナチスであれ、民間強盗であれ、物質上の略奪で、あるいは肉体上の征服がほとんどであるが、中共が実施している洗脳はこれらばかりでなく、一人の生命を精神的に殺そうとしているのである。しかし、古来より、邪が正を圧することはなく、中共のような邪悪な勢力が滅びる直前に、より気が狂ったかのようにのさばっているが、結局それは中共の滅亡を加速するしかできない。


(中国語:http://search.minghui.org/mh/articles/2006/1/18/118966.html