日本明慧

サンクトペテルブルグ消防隊員の修煉物語

文/ロシア大法学習者

 【明慧ネット2006年1月16日】ユーリー・コベジェフはサンクトペテルブルグの消防隊員である。背は高くないが、誠実で、血色の良い顔をしている。世の移り変わりを味わい尽くした目は、純粋さと優しさが溢れている。この45歳の中年男性は、過去の人生で、生命の谷底、家族の変転浮沈などを経験してきた。しかし現在のユーリーは生き生きと活力に溢れ、いつもニコニコしている。ユーリーは人々に「これは法輪大法を修煉したから得ることが出来た幸せだ」と教えた。

* 医者曰く:君は本当に特例である。

 ユーリーは建築作業員の家庭に生まれた。中等専門学校を卒業後、消防隊の仕事に参加した。若いときはタバコ、お酒、喧嘩、人をののしるなどいろいろな悪癖を持っていた。そして仕事の疲れに加え、30歳足らずで心筋梗塞を患い、一カ月以上入院し、更にリハビリ病院でも一カ月以上治療を受けた。帰ってきた後、医者に「障害証を作りなさい、あなたの体はもうだめだ」と告げられた。ユーリーは「私はこの仕事を失ってはいけない、私は一家を支えなければならない」と言い、仕事をする傍ら、病を治す方法を考えていた。例えば減食、冷水浴、気功など試したが、ほとんど効果は現れなかった。

 1996年にアメリカから帰ってきた友人から法輪功のことを知った。友人は「法輪功を修煉したければ、無料で教えてくれるだけではなく、5セットの功法を全て出来るまで教えてくれる」と彼に話した。

 ユーリーは非常に感激し、この何年間いろんな気功を学んできたが、どれも高い費用を払っていながら、全てを教えてくれなかった。今度は本当に本物の法に出会えたと感動していた。

 1997年11月に中国から17人の大学教授がサンクトペテルブルグに法を教えにやって来た。そこで初めて9講のビデオ学習会(通訳付)を行った。ユーリーは初めて先生が教える法を聞き、言葉で言い表わせないくらい感激した。そして今後どう修煉するか、どう生きるかを知った。彼は良い人になることから始め、煉功と自分の心性を高め続けて、知らず知らずのうちに体も良くなっていった。ユーリーがいる消防隊は内務部に当たるため、毎年恒例の健康診断を行う。大法を修練してから毎年の健康診断は全て合格、何の異常も見つからない。医者は驚いて、「障害証を作らなければならない人間が、こんなにも健康な人に変わってしまうとは、君は本当に特例だね」と話した。

 ユーリーの体が健康なのは、毎年の健康診断だけではなかった。彼の妻は長年病気がある為、経済的負担がどんどん重くなってきて、ユーリーはもう一つ仕事を探さなくてはならなくなった。そしてもう一つの仕事が運搬の仕事であった。彼は退勤後の時間或いは休日を利用して、とある会社の大荷物を担いだ。何十キロもの大荷物を担いで何時間も働く、以前のユーリーでは考えられないことである。ユーリーは心から先生と大法に感謝している。法は彼に善良で綺麗な心を与えただけではなく、健康な体を得ることも出来た。これは本当に大法を修煉して得た幸せである。

*『精進要旨』を10回読んだ心得

 ユーリーは修煉してから最も深い心得は、先生が言った通りにやればよいということである。やり遂げたとき、いつも予想もつかない受益をした。例えば先生が学習者に心を静かにして『精進要旨』を10回読みなさいと話したことに対し、彼は先生が言われたとおりに真面目に10回読んだ。彼は自分の心身に巨大な変化が起きたことを感じた。以前執着していたことが薄れ、知恵と体の多くの部分が開かれ、強大なエネルギーを発することが出来る。それはとても見事で素晴らしいものである。

 先生は多くの法の中で学習者に法をたくさん勉強するように話している。ユーリーはこのことを覚え、自分の家で法の勉強会を作った。毎週の集団勉強と活動に参加する外、もう三晩は付近に住む学習者はいつでも彼の家に法の勉強をしに来ることが出来る。時には彼と妻の2人だけのときもある。それでも2人で2時間ほど一緒に法の勉強をする。

*尊い中国人を救う

 中共政権の法輪功に対する残酷な迫害は、ユーリーの心に大きな反響を引き起こした。自分はこの素晴らしい法の受益者である。自分自身の耳で聞き、目で見て、体で体験し、中共及びそれにコントロールされているメディアがうそをついていることを証明した。

 騙されている世間の人、特に中国人に真相を分かってもらう為、この何年間ユーリーは仲間と一緒に交替で、サンクトペテルブルグ駅で、中国人の旅行客に真相と中共のうそを暴露した。どれほどの厳寒、酷暑、晴雨にかかわらず行った。中国人留学生宿舎、中華料理店、大市場、中国人のいるところであれば、あらゆるところに彼らが配った資料がある。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/1/16/118761.html