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オーストリア:「サウンド・オブ・ミュージック」の故郷の修煉者たち(写真)

 【明慧ネットの2006年1月27日】オーストリアと聞くと、多くの人は音楽の都だということを思い出すだろう——ウィーン、ここは、新年の演奏会が開催されるところだ。ザルツブルク(Salzburg)について、おそらく多くの人が知らないことだろう。しかし、皆さんは米国映画「サウンド・オブ・ミュージック」を覚えているだろうか。この映画を見たことがある人なら、その美しい都市、オーストリア第2の大都市——ザルツブルクを今もなお覚えていることだろう。

オーストリアの法輪功学習者は集団で煉功している

 ザルツブルク市はオーストリアの中心に位置し、同名のザルツブク州の州都であり、景色が美しく、その上世界に知られている有数の歴史文化都市だ。さわやかで心地よい夏も良いし、冬のスキーができる季節も良い。ここは世界各地から多くの観光者を惹きつけている。

 ザルツブルクの有名なミラベルガーデンとザルツブルク国際会議場の間にある小さな公園の中で、ある特別な修煉団体が活動している。彼らは週末、あるいは晴れた日になると、ここで煉功する。煉功の音楽や優美な功法に、世界の観光客は足を止め、各種言語の真相のチラシを持って行く。もちろん中国からの大量な旅行団体をも含む。この人たちがここで煉功するようになってから、すでに6 年余りが経った。彼らは法輪大法の修煉者だ。

旧市街地の法輪功インフォメーションデイ

 烏詩さん(Uschi)とシルヴィアさん(Silvia)は、50歳あまりの女性。彼女たちは友達であり、また義理の親でもある。彼女たちの子供は、法輪功を学んで知り合い、そしてつき合い、結婚した。 

 烏詩さんは現地のとても大きな企業の家庭で生まれ育った。憂いも心配もない豊かな生活を過ごしてきたが、彼女は成長する中で、ずっと何かを探し求めていた。1998年5月13日、ザルツブルクテレビ局が開催した中国少林和尚の出演で、烏詩さんは1冊の青いカバーの気功書を買った、それが『転法輪』だったのだ。彼女は本の中で李先生が詳しく述べられた「真善忍」という原則に説き伏せられ、法輪功の修煉を始めた。

 最初、煉功を指導してくれる人がいなかったので、彼女はビデオテープを見て、動作を学んだ。それから他の都市の修煉者に連絡して、彼女は間違っていた動作を直した。煉功が終わった後に、彼女の心身は巨大な昇華を得て、長年やめることができなかったタバコもやめた。彼女の変化を見て、彼女の息子と周囲の友達も続々に修煉の道へと入った。 

 7.20、中国共産党の江集団は法輪功に対する非人間的な迫害を始め、法輪功のデマが全世界に伝わった。オーストリアという地で生まれその地で育ったオーストリア人として、烏詩さんはどのようにすべきなのか判らなく、彼女は心から深く愛したこの古い東方の土地が一体どうなったのかも知らなかった。中国から来る人々と全世界の人々に法輪大法のすばらしさを知らせるために、2000年の春、烏詩さんは1枚の巨大な法輪功真相のポスターを印刷した。彼女はウィーン空港と長期の契約を結び、ポスターをウィーン空港の飛行機待合室内に掲示した。しかし掲示できたので最初の1ヶ月だけで、ウィーン空港は中国共産党政権が両国関係を断ち切るという脅迫のもとに、契約を中止した。烏詩さんはすぐポスターを彼女の郷里、ザルツブルクのある交通量の多いトンネルの中に掲示した。そこに掲示してから6年になり、今もずっとそこにある。

法輪大法の真相ポスター

 烏詩の息子ヘッルムットさん(Hellmut)は、法律の大学院生で、現在博士号をとるために勉強をしている。数年来、彼はずっと他の修煉者とともに中国共産党が法輪功の迫害を制止するように呼びかけている。彼はかつて中国領事館に中国ビザを申請しにいったが、彼が法輪功修煉者だったため、ビザを取得することはできなかった。その事について、現地の主要な新聞社が報道して、現地の人々に中国共産党の法輪功に対する残酷な迫害を暴露した。ヘッルムットさん自身もオーストリア大統領との政府各部門に手紙を書いたり、法輪功の真相資料を郵送したりした。 

 彼の妻ジョアンナさん(Johanna)は芸術学院の大学生で、美術と彫塑を学んでいる。ジョアンナさんはいつも中国から来た旅行団体に中国語の法輪功真相資料を配り、同時に中国の法輪功学習者から学んだ中国語を使って、彼らに話しかけた。「こんにちは、あなたにこれを贈ります。無料ですよ。」しかし、中国人と続いて話すとき、彼女は「私はほんの少しの中国語できます」、「法輪大法はすばらしいです」と言うことしかできない。多くの中国人はこれまで外国人が法輪功を修煉するのを見たことがないため、彼女といっしょに写真を撮った。ジョアンナさんもヨーロッパの「あなたのために来た」合唱団のメンバーだ。この合唱団は法輪功に対する迫害を制止するために創立した。彼女はいつも自費で公演を参加するために行ったり来たりしなければならない。香港、ロンドンからギリシアのアテネ、ニューヨークからパリ、彼女の多くの国々に跡を残した。

 ジョンアンナさんの母・シルヴィアさんは現地の赤十字救急センターのハイクラスマネージャーで、多忙な仕事以外の時間には、迫害を制止するよう呼びかけている。彼女はいつも中国人が行くだろうと思われる観光地に真相資料をおいた。最近皆は良い方法を考え、「中国人の誇り、全世界の人々は法輪大法が良いと言っている」と書かれた横断幕を作った。また同じ言葉が書かれた服も作った。煉功する時、通りかかった中国人観光客はその言葉を見ることができる。 

 ザルツブルクで法輪大法のすばらしさを途切れなく伝播するにつれて、最近はたくさんの新しい修煉者が増えた。現地で法輪大法は、多くの民衆の支持と同情を得た。数年来いつも煉功場を通っている住民が、煉功をしていた学習者に言った。「あなた達の法輪功はザルツブルクの望みだ!」法輪大法のすばらしさは、すでに全世界各国の民衆の心に根を植えた。中国共産党の嘘は、反撃しなくても自ら崩れ去った。邪悪が正をおさえられないのだ!法輪功の創始者・李洪志先生のおっしゃるとおりで、「歴史上で正信を迫害するあらゆることは、成功したことがない。」


(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/1/27/119528.html

(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2006/2/5/69657.html