鄭州での師父の講法を思い出して
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文/河南省大法弟子

明慧日本2012年1月1日)1994年6月、私は幸運にも師父が河南省で開かれた法輪功の講習会に参加することが出来ました。これは、師父が河南省に来られて、法を伝える為に開かれた唯一の講習会であり、私はこの上ない幸せと深く感じた。

 師父の2日目の講法の時のことです。その日は日曜日で、師父は仕事がある人の都合がつくように、そして学習者たちにお金がかからないようにと第二講と第三講をまとめてこの日の午後に話されました。元々、講習会は鄭州市立体育館で行われるはずだったのですが、体育館で試合がある為、2日前に臨時に近くの粗末な体育館を借りて行われました。 

 この日の午後、私たちが体育館に入る時は天気がとてもよかったのですが、師父が第三講を話し始められて1時間ほど経った頃、突然冷たい風が吹き、体育館の2つの大きな門が風によって開き、停電し、体育館は真っ暗になりました。窓ガラスはガタガタと音をたて、雨と風で雹が巻き上がり、粉塵が窓を通って学習者に降りかかりました。天井はドンドンと音がして、雨水が隙間を通って流れてきたので、講法は一旦中断されました。この時、師父は講法していた際に座っていた椅子に座って、大手印を組み、そばにあったミネラルウォーターを一口飲んで(師父は普段講法の際は水を飲まない)、その後雨水に向かって何か動作をし、瓶に蓋をされました。それから、4,5分程経った時、今でもはっきりと憶えていますが、日の光が西から東に差し、体育館一帯が一気に明るくなりました。真っ赤な太陽の黄金に輝く光が体育館の門から体育館一帯に差し込み、場内の電気も回復して一層明るくなりました。この光景を見て、体育館内は割れるような拍手が起きました。師父は笑いながら、「やって来るのは凄い勢いですが、実は私は手でさえ触りたくなかったので、瓶に封じ込めました」とおっしゃり、再び講法を始められました。帰る時、学習者たちは今日まるで神話でも見たようだと口々に言い合いました。

 ある日、師父の講法中に鄭州からの2人の政府役員が体育館に入ってきて門のところに立っていたところを鄭州気功協会の秘書長が急いで壇上から降りて2人を迎えました。その2人は師父も壇上から降りて声を掛けるのだと思ったようですが、師父は彼らを一目見た後も講法を続けられました。彼らはしばらくして帰りました。私は後から、師父は私たちに最も正しい修煉の道を残されたのだと感じました。

 この講習会に参加したのは2,3千人ですが、河南省在籍の人は2百人しかいませんでした。講習会が終了に近づいた時、師父は鄭州の学習者に「黄河下流域から来た学習者がこんなに少ないとは思いませんでした。あなた達は皆種子となります。これから私たちは、皆大法の一粒の種子として、黄河下流域をより輝かしいものにするために頑張りましょう」と言われました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/3/24/123550.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2006/4/11/71829.html)     更新日:2012年1月1日
 
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