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ロイター報道:国連特使が蘇家屯収容所を調査へ(写真) 

2005年12月2日、国連人権委員会の拷問に関する特別調査官・ノーワック教授が国連駐北京総部の記者会見で中国共産党が拷問を乱用していることを譴責

 【明慧ネット2006年3月31日】(明慧記者張頴、周海倫編訳報道)3月30日のロイター報道によると、国連人権委員会の拷問に関する特別調査官のマンフレッド・ノーワック氏は30日に、いま数千人の法輪功学習者が瀋陽北部蘇家屯の収容所に監禁されていて、彼らの一部が殺害され臓器が販売されたことの告訴について調査していると表明した。

 報道は、国連拷問問題調査官・ノーワック氏の話を引用し「法輪功学習者の臓器が販売され、いままでに、まだあの収容所から出た人がいないと告訴で指摘されています」と伝えた。

 ノーワック氏は、記者会見で、「私は全力でこれらの告訴を調査しています、もし私の調査でこれが重大で、証拠確実なものであれば、私は正式に中国共産党にこの告訴を提出します」と言った。

 報道によると、中国共産党との10数年の交渉で、ノーワック氏はようやく去年年末に中国を考察でき、彼は報告書の中で中国の拷問乱用が普遍的に存在していると指摘した。中国は全世界で監禁された人数がもっとも多い国である。

 中国共産党はノーワック氏の指摘を認めず、国連調査員の再考を要求した。

 法輪功ニュースレターによると、これらの告訴は「中国共産党内部の人士、元記者の証言」にもとづいており、この証人はさらに収容所に死体焼却炉と多くの医者が常駐していることを指摘した。

 オーストリア出身の法律学教授のノーワック氏は、「もしそれら告訴が成立すれば、これは基本的人権、生存権、拷問や虐待をうけないなどの権利の重大な侵害に当たる」と指摘した。

 報道では、さらに次のように指摘した。「ノーワック氏は先週の報告で中国共産党に労働教養制度の廃止を呼びかけた。さらに彼は中国共産党当局に法輪功学習者を含め、すべての政治犯および言論の自由、集会の自由と宗教信仰の自由の権利を実行して監禁された人々を釈放するよう呼びかけた」。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/3/31/124123.html