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豪法輪功学習者国会証人喚問に出席、中国共産党の蛮行を暴露する(写真)

 文/オーストラリア大法弟子

 

中国共産党の法輪功への迫害を非難するリベカ氏

国会前で記者会見を開く法輪功学習者たち

【明慧ネット2006年4月4日】オーストラリアのニューサウスウェールズ州、クィーンズランド州とヴィクトリア州の法輪大法佛学会の代表三人は、2006年3月30日、オーストラリア国会人権委員会の証人喚問に招かれて出席し、中国共産党の法輪功学習者に対する迫害及び海外に住む法輪功学習者への侵害などの問題について証言した。

 証人喚問において、学習者の代表は特に国会人権委員会に中国瀋陽市にある蘇家屯強制収容所で起きた残酷な蛮行を紹介した。人権委員会の多くの委員は中国共産党の法輪功への迫害について知っていたが、生きている学習者から臓器を摘出し、痕跡が残らないように遺体を燃やすという残酷を極めた暴行にかなり驚いたという。委員たちは証言で迫害の深刻さと残酷さをさらに知った。三人の代表は、中国の人権弁護士である高智晟氏が法輪功への迫害を止めさせてほしいという陳情書を政府指導者に提出したが、逆に政府に復讐されているという事件の経緯を紹介した。また代表たちは、中国大使館と領事館は法輪功への恨みを煽るために在オーストラリア華人団体、国会議員、州議員、市議員に法輪功を中傷する資料を郵送したと暴いた。

 代表たちは人権委員会に大紀元が発表した『中国共産党についての九つの評論』を発表し、中国共産党の邪悪な本質を暴露し、中国共産党は中国を代表していないと指摘した。そして、代表たちは委員会に対して、国際貿易を行う際にオーストラリア政府に人権の価値を無視しないほしい、中共政権の法輪功への迫害を非難する国際社会において、オーストラリア政府の力をもっともっと強く発揮してほしい、一日も早くこの人類の災いをやめさせてほしい、という願いをオーストラリア政府に伝えてもらいたいと求めた。

 人権委員会は代表たちが関連する情報と資料を提供したことに感謝し、今後も話し合う機会をより多く増やすべきだと示した。証人喚問を司会した委員は、人権委員会は中国での法輪功学習者への迫害を非常に注目してきた、オーストラリア政府及び関連機構も今まで様々な機会を通じて中国政府に迫害への関心を示した、と述べた。オーストラリア政府は毎年中国政府と人権問題について対話を続けてきたが、しかし、法輪功学習者はより多くの人権侵害の行為を暴露する必要がある、と司会者の委員が言い加えた。

 証人喚問当日、オーストラリア学習者たちは国会前で記者会見を開き、中国で起きた蘇家屯強制収容所事件を非難した。そして、学習者たちはハワード首相に対して、温家宝氏と会談を行う際、温氏に直ちに蘇家屯事件を調査し直ちに法輪功学習者への迫害と虐殺を止めさせるように求めてもらいたい、と呼びかけた。

 記者会見を主催したリベカ氏は、訪豪のため温家宝氏に同行する元遼寧省副書記及び省長である中国商務部部長の薄熙来氏が蘇家屯強制収容所での暴行に直接の責任がある、と指摘した。 リベカ氏は記者たちに、過去二週間内に集められた5000人の署名を掲げた。この署名はオーストラリアの人々が法輪功への支持を表した。オーストラリア政府はこれらの署名を重視すべきだ、とリベカ氏が述べた。

リベカ氏のほかに、中国瀋陽で迫害を受けた法輪功学習者の潘宇氏の代表者と数回も中国共産党に監禁され迫害を受けた陳紅氏は記者会見で発言した。陳紅氏は、蘇家屯強制収容所での蛮行を抗議するために72時間のハンストを行う声明文を読み上げた。

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2006/4/4/124408.html

(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2006/4/6/71640.html