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外部評論:世界は忍耐の限界、ホワイトハウスが初めて蘇家屯事件についてコメント

 文/楊嘯

 【明慧ネット2006年4月3日】今年3月初め、中国の蘇家屯秘密収容所に6000人の法輪功学習者を監禁、迫害し、さらに生体の臓器を摘出した内幕が海外のマスコミに暴露され、世界を驚かせた。中国共産党は最初沈黙を保っていた。中共に対するいろんな配慮から、西側政府やマスコミも沈黙を保っていた。みんなが疑問をもち、さらに何かを期待しているかのようである。

 * 世界は忍耐の限界

 時間が経つにつれて、忍耐は限界に達した。3日後、法律専門家が指摘した。世界的なネットと新聞がトップニュースで報道してから72時間過ぎて、中共は何をしたか? 彼らは72時間沈黙していた!

 3月16日午後、アメリカの国会が公聴会を開き、蘇家屯事件の調査を提起した。同時に西側の一部のマスコミがこの事件を報道しはじめた。

 3月27日、中共政府はメディアのトップで、中共が人体の臓器売買を禁止するための立法をし、さらにそれは2006年7月1日から施行と報道した。この報道は世界を驚かせた、中共のその行為は事実上「蘇家屯」の存在を認めたことである。

 しかし、翌日、中共外交部スポークマン・秦剛は記者会見で、公に瀋陽蘇家屯秘密収容所の存在を否認し、さらに記者の視察を要請した。秦の発言は、世界をもう一度驚かせた。明らかに、外部世界が待っていた20数日の間に中共は準備を整えた。

 しかし、世界中が注目している蘇家屯事件は、3月27日の「立法」で「すでに隠そうとしてますます真相がばれる」結果になり、3週間時間をかけての公の否認は、すこし分析力のある人なら明白である。「相手にぶつけるつもりで石を持ち上げてかえって自分の足をたたく」(天に唾する)ことになり、自業自得である。

 中共外交部の発言後に、西側の主要なマスコミが蘇家屯事件を報道しはじめた。

 オーストラリアの「先駆太陽報」の3月30日の報道によると、元中共外交官・陳用林さんと情報官僚・カク鳳軍さんはすでに首相に手紙を出し、中共総理・温家宝がオーストラリア訪問時、蘇家屯事件を提起するよう求めた。すでに4000人がサインし、その提案を支持した。話によると、その収容所に6000人を監禁していたが、中共はその存在を否認している。

 AFP通信3月31日の報道では、アメリカが中共に法輪功学習者が提出した蘇家屯収容所の指摘を調査するよう促した。

 * ホワイトハウスは初めて蘇家屯事件についてコメントした

 蘇家屯事件が暴露されてから、アメリカ政府はずっと沈黙を保っていた。しかし中共外交部の28日の否認以降、アメリカ国務院副スポークマン・Adam Ereli氏は「中共はそれらの指摘を否認したが、しかし我々は調査することで真実を知るにはいいと思う。我々は中共にそれらの指摘について調査を勧める」と表明した。 

 AFP通信によると、同氏はさらに「明らかに、我々はこのような報道に注目しています、我々はまだそれらの報道を確認できないが、我々はそれについて中共政権と接触しています」と続けた。

 ホワイトハウスは、蘇家屯はどんな「調査に利用可能な場所」か、はっきり知っているはずである。AFP通信によると記者がこれについて国際的調査を始めるかどうかを聞いた際、同氏は「まだです。我々はすでに中共にこれらの問題を提案した。さらに彼らに調査をはじめるよう促した」と語った。いま蘇家屯に行って調査しても実際的な意義はない、しかし中共は自分が何をやったかを知っているはずである!

 2006年2月16日、中共外交部のスポークマン・秦剛は記者が「黄菊氏は病気か?」と質問したとき「黄菊氏への関心ありがとう、しかしあなたがどんな角度から質問したのかわからないが、彼は通常通りに仕事をしており、問題ありません」と答えた。しかし、6日後、2月22日、「南華早報」の報道によると、黄菊氏は農暦新年前の定期人間ドック時にすい臓癌と診断された。それ以降、中共は「両会」の記者会見で黄菊氏の病気を認めた。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/4/3/124300.html

(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2006/4/7/71701.html)