日本明慧
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【明慧ネット2006年4月3日】 *概述 「追査国際」は調査により以下のことを確認した。「遼寧省血栓病中西医結合医療センター瀋陽市蘇家屯区中医院」(以下血栓医院と略す)は、不法に死体焼却炉を設け、死体を焼却し証拠隠滅を行う容疑がある。瀋陽地区に異常に巨大な生体臓器提供群が存在し、蘇家屯のような収容所がひとつではなく、中国大陸の多くの地区に大量の法輪功学習者からの生体臓器摘出事件が発覚した。 一、再び蘇家屯血栓医院が医院用ボイラー室を死体焼却炉にしたことを確認 血栓医院が目撃者により法輪功学習者の器官を生体摘出されたと証言される場所である。参考文献[1] 調査により以下のことが確認された、蘇家屯地区に葬儀場がある。[2] 血栓医院はたしかに医院のボイラー室で死体焼却を行った、死体焼却に参加した人員が死体から指輪などの物品を集めている[3]。 中国国務院が1997年に公表した葬儀管理条例によると、各級民政部門が葬儀管理を担当し、いかなる会社や個人が許可なく葬儀施設を設けてはいけない[4]。 血栓医院は公然と勝手に国家法律に違反し、自社のボイラー室で死体を焼却し、相当な数量の死体を公衆の目に触れることなく処理する必要がある疑いがある。 二、瀋陽地区に異常に膨大な生体臓器提供群が存在する 瀋陽は中国大陸で非常に大規模に臓器移植が行われている都市である。 調査によると、瀋陽で臓器移植が行われている医院は10箇所近くある。2005年公開された腎臓移植手術が250例、肝臓移植が70数例あった。(瀋陽軍区総医院。その泌尿外科が腎臓移植センターである)。2006年1月までに、腎臓移植1500例の手術を行った[5]。 瀋陽市の解放軍463医院(空軍医院)の同種異体腎臓移植手術回数が瀋陽地区の先頭に位置している。瀋陽の中国医科大学付属第一医院臓器移植科が2005年までに腎臓移植手術を600回行い、肝臓移植を120回行った[6]。 臓器移植の特徴から、十分な臓器提供が可能な地区のみ臓器移植が盛んにできる。 *提供臓器の供給源 伝統観念の制限と影響により、中国人は臓器ドナーには非常に保守的である。したがって、中国では自主的なドナーは皆無である。一般的な報道及び証人の証言により、中国大陸では死刑囚の臓器が主な移植提供源とされている[7]。 これは国際的にまぎれもない事実である。中国大陸で普遍的に臓器移植が行われており、一部の例外を除いて、死刑囚の臓器は死刑執行周辺の地区の医院しか使えない。アムネスティの数字によると、中国で毎年2000人前後の死刑執行が行われた[8]。 最高に見積っても毎年1万人だった。医学上、直系親族の腎臓臓器合致率は50%前後で、親族以外で完全に合致する確立は数百万分の一である[9]。 したがって、組織配合の要素を考えると、たとえ完全に合致しなくても、死刑囚の臓器の実際の使用率はもっと低いはずである。この数字が瀋陽のような都市となると、たとえすべての合致した死刑囚の臓器を全部使っても、実際の瀋陽市の毎年の手術数には達しない。しかし、中国医科大学一院臓器移植科副教授呉剛はこう言った「いま瀋陽市の腎臓源は完全に需要に間に合っている。」[10]。 *臓器移植の待ち時間 腎臓臓器の欠如のために、たとえドナー意識の高いアメリカでも、医療機関が集まるニューイングランド地区では平均腎臓移植手術の待ち時間は3年から7年である。しかし、国外から中国で臓器移植を行う団体が提供した情報および追査国際調査員の調査結果によれば、中国での腎臓移植の型照合を含む待ち時間は、普通たったの1週間から1カ月である。[11] 瀋陽にある中国医科大学中国国際移植ネットワーク支援センター(China International Transplantation Network Assistance Center(CITNAC))は、一カ月以内で適切な移植用肝臓提供を保証している。長くても2カ月を超えないという。しかし腎臓の検索時間は一週間で、もっとも長くても1カ月を超えない。もし手術時提供された腎臓に問題あると発覚すれば、代わりの腎臓を探してくると保証し、その時間は1週間を超えない。[12] しかし、予備用の腎臓が型の合致作業があるため、もう一人の死刑囚あるいは意外な事故死亡者から取得するのはほぼ不可能なため、予備の臓器倉庫からとるしかない。腎臓は24時間以内に移植しなければいけないので、この予備の臓器倉庫は活きた人間でしかない。もし型の合致作業などの要素を加えれば、少なくとも瀋陽地区に相当大きな数のいつでも臓器を提供できる生きた人間の臓器倉庫があることを示している。 *外国人のために臓器移植手術を提供 2003年、瀋陽に「中国国際移植ネットワーク支援センター(CITNAC)」が成立した。そのセンターのサイトに5カ国語(日本語、ハングル、英語、ロシア語、中国)で世界に向けて移植患者を募集している。毎年100例を超える腎臓移植と20例の肝臓移植がそのセンターで行われたと宣伝している。 2004年以来、中国臓器移植機構は瀋陽だけで100数人の日本人を受け入れた。 2003年〜2005年、3000数人の韓国人が中国大陸で移植手術を行った。[13] 「アメリカの音」報道によると、バンクーバーで一人の腎臓移植国際貿易商が複数のカナダ腎臓患者を中国での移植手術を紹介した。 三、蘇家屯のような収容所がひとつではなく、少なくとも8つの省と市が法輪功学習者を生体臓器提供者とした 中国官報の統計によると、1991年から1998年までの8年間の全国肝臓移植手術はたったの78例だった。1999年(法輪功弾圧をはじめてから)以降、肝臓移植数が倍に増加した。1999年、2000年と2001年のそれぞれ118、254、486例の移植を行い、2001年の統計累計は996回になった[14]。 2003年になると、肝臓移植が急激に伸び、3000回を超えた[15]。 1999年以降、全国的に臓器提供が明らかに増えたことを示している。ここで肝臓移植を例としたのは、肝臓が単一臓器のため、臓器提供者が生存できないためである。 追査国際の調査記録から、少なくとも河南、山東、上海、広州、北京、天津、遼寧と湖北の医療スタッフあるいは直接移植に参加する医者が調査員に法輪功学習者の臓器を提供できると表示した[16]。 初歩的な調査結果から、法輪功学習者を生体臓器提供者とした蘇家屯式収容所が中国ではひとつではなく、ほぼ大半の中国に分布していることが判断できる。 (ここでいくつかの案例を列挙し、詳細状況は単独報告として公開する予定) 案例1(湖南のある医科大学付属医院) 医者「我々が選択したのは若く、健康な腎臓です。年とったものは一切とらない」 案例2(山東のある医院) 質問「法輪功をやっている人のような病気のない腎臓がありますか?」
案例3(広州のある病院) 質問「(腎臓移植)どのくらい待ちますか?」
案例4(天津のある医科大学) 質問「医者によると、腎臓源が非常によくて、提供者がなにか気功をやっているそうだ、なんだっけ?法輪功だ。法輪功をやっている人の体がいいですか?」
追査迫害法輪功国際組織 参考文献: |