王文怡事件について思うこと
文/海外大法弟子
【明慧ネット4月26日】王文怡さんがホワイトハウスの南芝生でブッシュ大統領・胡錦濤主席に向かって大きい声で叫んだことは、常人社会に大きな波紋を広げております。多くのメディアはこれまで法輪功迫害、特に生きた体からの臓器摘出について報道していなかったのですが、今回の一声で各局が大々的に報じるようになりました。この時点では、他の弟子もこのことを理解し、自らの行動で事件がもたらしたマイナスな部分をカバーする必要があると考えます。ただ、現状では、修煉の角度からどのように事件を理解するかは、大法弟子の間でも意見が一致していません。個人的には、王さんの行動がご自分の大法に対する理解と悟りに基づいており、それ自体は間違いとは思いません。ただ、ほかの人は真似してはいけないと考えます。
中国の大法弟子が強制労働施設で生きた体から臓器を摘出されていると1ヶ月以上前に暴露されていますが、いろいろな理由(根源なところではやはり私たち弟子たちの心性の問題で、旧勢力による邪魔を完全に取り除かれていない)で常人のメディアがこの話題を避けてきました。みんなの並々ならぬ努力で多くの政府職員・一般民衆が真相を知るようになったのは事実ですが、正法の現段階での要求にはまだ届かないでしょう。私もそうですが、多くの弟子は臓器摘出の大惨事が衝撃的なもので、世界中でトップニュースになっているはずだと思っており、何とかわかってもらうために様々な方法を探ってきましたが、打開策は一向に見つかりません。そんな中今回の事件がおきたのですが、王さんがしたことは彼女の理解、彼女のいる次元での行為であり、その次元の法理に適合するのは言うまでもありません。
事件発生してから、多くの弟子も様々な良い提案を持っているのです。それを持ってお互いに補って、円容させるべきだと思います。もし皆さんが王さんのこのことで現れた執着に気づいたら、彼女の向上のためでもあり、率直に話すべきでしょう。ただ、極端になってはいけません。つまり、彼女を英雄・模範と見てはいけません。無論、修煉には英雄も手本もなく、簡単に真似できるものではありません。それから、今回のことで大法のメディアが業界の信用を失うことで、王さんを否定するのもいけないと思います。それは、マイナスな面もあるかもしれませんが、何とかそれをカバーし、もっと多くの衆生を済度することが最も重要だからです。
師父が早期の説法で「弟子たちの認識上の違いにより、一部の弟子はいつも一つの極端から他の極端へと転じ、わたしの書いた法を見るたび過激に行動してしまい、さらに新しい問題を引き起こしている(精進要旨・取中)」と説かれていますが、私たち弟子の間ではそれに準じて行動しているでしょうか。たとえば数年前「静水流深」の作者は最初に反迫害の英雄とされていたのに、なんと「異種」とされるようになりました。これは他でもなく「取中」していないからでしょう。取中には理性が必要ですが、如何なる行為でも過激であってはならず、大法の要求を満たさなければなりません。
王さんは5月3日に法廷に呼ばれていますが、私たちはこの間真相を伝えることに全力を注ぐとともに、弟子間も協力し合わなければなりません。今回事件のプラス効果は皆が正念を持って、協力し合った結果だとある弟子が言っておりますが、私もそう思います。したがって、このこと自体の是非ではなく、それをきっかけにどうすればもっと早く中共を解体し、迫害を終わらせられるかを考えるべきだと思います。そうすれば王さんへの訴訟も消滅され、ご本人の負担も消えるでしょう。師父は人類社会のあらゆることがわれわれ弟子のこころでできていると仰られましたので、どんなときでも正念と純粋なこころを持つべきです。皆でそれが良い方向に展開するようにがんばりましょう。
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/4/26/126174.html)
|