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軍医の告白:中国共産党(中共)が法輪功学習者の臓器を強制的に収奪する当局のメカニズム   

 【明慧ネット2004年4月30日の報道】 瀋陽のベテランの軍医の再度情報提供による中共の軍事手段を使って法輪功学習者の臓器を収奪する内部資料(法輪功学習者の臓器移植問題に関する証拠調査のための補助資料)

 私は前月末に瀋陽地区及び中国の部分地域で起こった国家の法輪功に対する処置に関して説明した。国際社会が一日も早くこのような行為の継続を阻止するために、そのほかの部分資料を公開したい。

 難しいことだが、今の最大の焦点は、どうやって法輪功学習者の臓器移植問題に関する証拠を得るかのことだが、国際マスコミやメディアにこの事件に関する有力な情報が少なく、報道や記事もとても乏しい。だから難しい。有力な証拠をいち早く得られるように、私は自分が知っているこの事件に関する当局の計画と組織的メカニズムを告白する。関係機関はこの中からヒントを得て、調査をして証拠をつかんでほしい。私は自分自身の安全のため、すべてのメカニズムを告白することはできない。ここでまた部分的やり取りを公開する。

 一、 臓器移植の強制手法

 全体的に臓器移植の提供者を二種類に分ける。その一つはいわゆる志願者と、もうひとつは強制的なものである。しかし、当局はすべての提供者を志願者という。どういうことかというと、それは法輪功やそのほかの収容者に対して、収容する時は実名で登録するが、移植に使うときは偽名で登録する。

 すなわち、実際に存在しない偽名の提供者が存在するのだ。しかし、この偽名提供者のすべての資料は項目が揃っている本物であり、提供者は志願書にもサインしている。もちろんこれはだれかが彼らの代わりにサインしたものである。私が直接接触した資料の中にこのような偽造のサインは、少なくとも6万通以上あった。すべては所謂「私は自分の臓器を喜んで提供する。この問題に対する責任をすべて本人が負う」などと書いたものであるが、可笑しいのはその中に自分の心臓まで喜んで提供すると書かれており、同じ人物が同じ書き方でサインした書類も沢山存在した。このような資料の保存期限は18カ月と決まっており、その後すべてを処分する。このような資料の保管場所は省レベルの軍区で、この資料を閲覧するには中央軍の地方駐在員の許可が必要だ。ここでひとつ注意しなければならないことは、もし移植手術が失敗した場合、臓器提供者(強制)の遺体とその人に関するすべての資料を、必ず72時間以内に焼却処分をする。軍事監視員の許可を得て、その監視の下で、遺体(提供者が生きている場合でも)と資料を全部焼く。そのとき、軍事監視員には逮捕する権利や監禁する権利を与えている。そのとき、もし情報を漏らしたら、その人が医者であり、警察、軍警、学者、研究者であっても、逃れることはできない、強制的に処置される。この軍事監視員は中央軍委から関係機関の軍事関係者及び軍事所属機関から派遣されている。

 二、 生きたまま臓器を収奪する

 ほとんどの移植に使われている人は刑務所、労教所、監禁所、収容所などから連れ去られた人である。連れ去られると、この人は本当の名前を失い、番号(ID)を付けられる。ちょうどそのとき、この人は自分が知らないうちに、自分が強制的に名づけられたIDに対応した偽名の臓器提供志願者になる。その後、この「志願者」は強制的に健康診断を受け、体の部分を強制的に麻痺させられる。続いて、生きたまま臓器を収奪され、ここで、身の安全のため、続いてある交代する業務の軍事監視員の部分を省略する。

 三、 何故巨大な臓器移植にもかかわらず、実際のデータと食い違っているか

 人々の目線は当局の公開したデータだけに集中しており、実際の中国での闇の臓器移植は公開しているデータの何倍もある。例えば、当局が3万移植したと言えば、実は11万例もあったということだ。これこそ中国で急に臓器移植が減少した原因だ。上に述べたように巨大な臓器提供者(強制提供者をいう)が存在するからこそ、軍事関係の病院は当局に要求されたデータを報告し、公開と共に闇でまた沢山の移植を行い、利益を得る。したがって、公開したデータはとても少ない。

 私はこの前も述べたように、彼ら(軍医ら)の目には強制的に移植に使われた人たちは、人として扱うのではなく、動物として扱う。例え、最初の一例や二例の時、心臓がどきどきするかもしれないが、何千何万繰り返せば、何でも変わってしまうのだ。生きたまま臓器を収奪するとか、生きたまま焼却炉に捨てることは、何でないようになって、自分がやっていることに対して、麻痺してしまうのだ。

 人々は中国から沢山の商品が輸出されているのを知っている。しかしその中に巨大な「生」(生きている)ドナーが含まれているのをご存知だろうか? 所謂「生」(生きている)ドナーとは、海外の闇の勢力と話し合い、海外のニーズに適切なドナーを生きたまま商品として売り出して、海外で移植を行うのだ。海外でも「生」(生きている)ドナーの移植が終わると、焼却炉に捨てられるのだ(注意:中国の海外派遣機構にこういう部門が設置されており、移植に使われた遺体の処分を担う。ほとんどの中国の海外駐在の大使館や領事館がこの事件に関与している)。「生」(生きている)ドナーの輸出は中国が世界一位だ。輸出された「生」(生きている)ドナー,所謂「志願臓器提供者」は、すべて偽名の強制提供者だ。具体的状況は分からないが、2005年だけで「生」(生きている)ドナーの輸出は940人であり、中国と海外の間に臓器売買の大きなマーケットが生まれた。今、中国は世界の「生」(生きている)ドナーの提供中心地区であり、2000年に世界の市場の85%以上を占めた。このデータは中央軍事委員会の中央への報告文書の一部分であり、この成績で何人かが上のポストに上がった。原因はこの領域での優れた成績があるからだ。

 四、 証拠を監視するシステム

 私は前にも述べた。臓器移植の管理システムは軍隊である。その意味はこの巨大な臓器移植のマネジメントの核心は、軍のシステムである。これは政府もどうしようもないからだ。なぜなら、いったん軍事秘密とすればどんな部門でもこの情報を聞くこともできず、どんな情報も得られないからだ。軍事システムの運営は皆さんご存知のはずだ。だから、調査は沢山の軍事施設に目を向けるべきだ。そちらに本当に巨大な収容所があるからだ。

 申し訳ないが、あまり繋がっていないと思うが、とりあえずここまでの情報を提供する。身柄の安全のために私は詳しいことを提供することができません。ご了承ください。

         ——瀋陽のベテラン軍医

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/4/30/126537.html