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欧州委員会、臓器収奪事件に関する公聴会の開催を求める提案
   

 【明慧ネット2006年4月30日】欧州委員会の、2006年度二回目の政策決定会議が、4月10日から13日にかけてストラスブールで行われた。欧州委員会の11人の代表者は、会議に動議を提出した。この提案は、最近暴かれた中共の強制収容所での法輪功学習者の臓器を収奪する犯罪行為に関して、公聴会を開き、国際調査団に、あらゆる強制労働収容所を公開するように中国政府に要請するものである。

欧州委員会会議

 この「中国人体臓器収奪に関する公聴会を開く必要性」と名づけられた議案は、欧州委員会10904番の作業文書として定められた。

 この議案は、次のようなロイター通信社の記事に引用された国連拷問に関する調査員の話に言及した。数千人の法輪功学習者が、強制収容所に監禁され、一部の人はすでに虐殺された。この議案は、次のような三つの要請をした。第一、国連及び他の人権組織による中国におけるすべての強制労働収容所及び良心の囚人を監禁している機関への調査を認めること。第二、国際人権組織は即時にあらゆる強制労働収容所、刑務所、そして留置所に監禁されている法輪功学習者及び他の異見者の状況を調査するよう、要請すること。第三、国際組織による中国におけるすべての不法かつ記録されていない臓器摘出及び臓器売買の取引を調査することを認めること。

 議案の最後に次のように述べられている。「上述のことに基づいて、中国における人体臓器摘出に関する公の公聴会の開催は、必要とされる」。

 この動議は、欧州委員会のスウェーデンのゴラン・リンドブラート議員に起草され、そしてドイツ、スイス、デンマーク、エストニアとギリシャという国の11人の議員の連名で提出された。

 1949年5月5日に発足された欧州委員会は、フランスのストラスブールを本部とし、46カ国を含む。この委員会の趣旨は、欧州の経済及び社会の進歩を促進し、民主及び人権を守り、社会の重大な問題を解決する方法を求めるということである。欧州委員会の決定機関及び執行機関は、メンバー国の外務大臣によって構成される外相理事会である。一般事務の処理は、メンバー国の駐在代表によって構成される外相代表委員会によって担当されているのである。欧州人権裁判所は、欧州委員会に付属する組織である。

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2006/4/30/126525.html