アメリカ上院議員がブッシュ大統領に法輪功問題に対する迅速な対応を求める
【明慧ネット2006年年4月28日】(明慧記者章啓明の編集翻訳)アメリカ連邦上院議員のロベルト・門尼茲(Robert Menendez)氏とフランク・労蒂伯格(Frank R. Lautenberg)氏は、4月19日ブッシュ大統領に手紙を送り、ブッシュ大統領と胡錦涛の会談の時提出された中国で法輪功が受けている残虐な体刑と虐殺の議題を求め、ブッシュ大統領がこれらの重要な人権虐待の議題に対し迅速な対応をするよう求めた。手紙は次の通りである。
尊敬する大統領閣下:
私たちはあなたに手紙を書いて4月20日中国共産党指導者の胡錦涛との会談の時、中国共産党政権の人権侮辱問題を議事日程の一番におくべきだと思います。今回の会談はあなたに提供された良いチャンスであり、胡錦涛にこれらの長期に亘る問題を有力な行動を持って解決すべきであることを強調しなければなりません。しかも、あなたは私たちの期待を重ねて意思表明をしなければならず、それはつまり、中国は自ら2001年に署名した「経済、社会と文化権利の国際規条約」の承諾を履行しなければなりません。
アメリカ国務院が2005年発表した国家人権報告の中で、中国で発生している一連の人権侵害事件が言及されています。報告は、「中国共産党政権の人権保護状況は依然として悪く、中国共産党は深刻なたくさんの人権侵害を犯している」と、言っています。この記録によると、何千何万人もの人々が拘留または監禁されており、彼らの人権はすでに侵害を受けており、その上残虐な体刑と拷問といった虐待に遭い、深刻に危険な立場に置かれています。数千もの人々が死刑判決あるいは死刑を執行されています。その中の多くの取り調べは公正ではありません。中国共産党は、世界「反テロ戦争」の名義を持って新疆のウイグル人に対する鎮圧を合理化しています。チベットとその他のチベット人居住区において、宗教と言論の自由を厳しく禁止しています。
国連の残虐な体刑問題特別報告官のマンフレッド・ノーワック(Manfred Nowak)氏は、2005年11月中国を訪問した後、中国では依然として残虐な体刑が氾濫していると、結論を出しました。国務院の報告の中で、「ノーワック氏は、中国では手で殴る、棒と電気棒によるめった打ちは最もよくある体刑である。これら以外にも、タバコの火で火傷をさせる、刑務所の警官の指示による犯罪者のめったうち、水あるいは汚水の中で人を溺れさせるなどの体刑があると、報告している」と、指摘しました。
「ノーワック氏は、更に多くの人々が強制的に長時間に亘って固定された一定の姿勢を保たなければならない、特に死刑犯は毎日24時間手錠あるいは足かせを付けられており、これらの一連の虐待方法は監禁された人の意思を打ち壊すために設計されたものであることが分かったと報告しています。またいくつかの家庭キリスト教団体、法輪功学習者、チベット人とウイグル人は残虐な体刑拷問を受ける特別対象となっています」。
ニュージャージーの有権者は、法輪功に対する中国共産党の継続的な虐待と臓器摘出の具体的な非難告発をよく耳にしています。国務院の報告によると、法輪功学習者たちは、ただ法輪功の法理を信仰しただけで懲罰を受けるのです。特に、法輪功の信奉者は厳しい迫害を受けることになります。一部の学習者が釈放されたとしても、まだ何千何万もの法輪功学習者が「労働教養所」に拘禁され、その他の学習者たちも釈放後再び逮捕されると言います。法輪功に対する信仰の放棄を拒否した学習者と一部の学習者は「労働教養所」に送られると言います。
国務院の報告では、「12人を超える法輪功学習者が『国家安全を転覆する』との罪名で判決を受けて入獄しています。1999年以降、大多数の法輪功学習者は『宗教を組織しそれを利用して法律を妨害する』との罪名で法廷に起訴され刑罰を下されて入獄しています。法輪功学習者は監禁の中で残虐な体刑と残忍な苦しみにより死に至った人の確実な人数はまだわかっていないが、報道によるとすでに何千人もの人々が死亡していると推測できると、指摘しています。
人権侮辱問題は、上級レベルでの会談の時討論しなければならず、私たちは大統領が胡錦涛の訪問中にこれらの問題について議論することを求めます。私たちは、閣下がこれらの重要な問題に迅速な対応をみせることを待っています。
誠実な連邦参議員
ロベルト・門尼茲(Robert Menendez)
フランク・労蒂伯格(Frank R. Lautenberg)
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/4/30/126497.html)
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