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検死の結果、趙廷雲さんの遺体には三個の臓器しか残っていない 
 

 【明慧ネット2006年5月24日】2006年5月16日、河南省新郷市公安局の警官は、突然趙廷雲さんの家族に2回目の検死をしたいと通知した。家族が葬儀場に駆けつけたとき、10数台のパトカーと数え切れないほどの警官がいた。公安局の警官らは、長廷雲さんの夫と息子2人しか来ていないのを見て、大部分のパトカーと警官を退かせた。しかし、終始10人以上の警官が趙さんの家族を監視していた。葬儀場で、法医学者は前回の検死後に縫い合わせた糸を切り開けた。体内には腸、膀胱と子宮の三個の臓器しか残っておらず、他の臓器はすべて摘出されていた。胸腔の左側は正常で、右側に鬱血があり、癒着されていた。

 新郷市の法輪功学習者・趙廷雲さん(54)は、2006年1月6日に連行された。その後、新郷市公安局牧野支局の銭課長に不法に家宅捜索され、趙さんの夫も連行されて拘禁された。15日午後9時頃、新郷市監視・管理支隊の隊長・許強は、留置場で趙廷雲さんの夫に、趙廷雲さんはすでに15日の朝4〜5時に死亡したと告げ、検死報告書にサインするように要求した。許強は家族に遺体との面会を禁止し、また12時間を超える検死は正確でないと脅かした。趙さんの家族が事情を知らない状況下で、悪らつ名者らは強制的に1回目の検死を行った。当日、趙廷雲さんの夫を騙して死体検査報告書にサインさせた後、彼を家に帰した。しかし、悪らつ名者らは依然として死体検査結果と遺体にある外傷をはっきり説明することはできなかった。

 留置場に拘禁されている人からの情報によると、14日午後、趙廷雲さんは2人の警官に支えられて外から帰ってきた。当時、彼女はすでに歩けなくなっていた。当日の午前1〜2時に彼女がいた部屋から驚いた人の泣き叫び声(同室にいた刑事犯の叫び声)が聞こえてきた。彼女の体はすでに氷のように冷たいことに気づいたからだった。いつ死亡したかは分からない。部屋の人は泣きながら「人が死んだ!」と叫んだ。15日午前5〜6時になって、警官はやっと見せかけで趙さんの遺体を中心病院へ運んでいった。医者は一目見て、怒って「死人をいまさら運んできたのか?」と言った。続いて警官は遺体を新郷医学院第三附属病院へ運んで行き、16日に死体を解剖した。

 家族が何度も要求したことで、正月26日に家族は最後に遺体と一度面会ができることに同意した。当時、許強は4〜5人の制服姿の警官を連れており、また10数人の私服警官がついていた。許強は「28日に必ず火葬するから、家族は協力してサインしろ。サインしないと強制的に火葬する」と言った。家族は協力せず、死亡原因を突き止めようとした。許は「原因は何でもなく、絶食して脱水し、餓死した。彼女の絶食した最後の数日間はすべて記録がある」と言った。家族は趙廷雲さんの顔の表情が極めて苦しく、首はねじ曲がって、顔は変形していることに気づいた。家族は彼女の首を伸ばし、髪を整えたときに、首に約4〜5寸の長さの赤くなった外傷があり、左耳の上方には1寸ほどの傷口があって、肉は外へひっくり返っていることに気づいた。彼らにどういうことかと聞くと、許強は、初めは言葉を濁したが、検死の時にできたと言った。その後、また後頭部の致命的な部位に横線の形の腫れている部分があることに気づいた。

 趙さんの家族は遺体を見た後、警官はそれ以上火葬のためサインするよう言わなかった。しかし、遺体の置かれた死体安置所の周囲には24時間監視を配置して、誰も近づけないようにした。家族は何度も、もう一回遺体を見たいと要求したが、彼らは後回しにして見せてくれなかった。

趙廷雲さんの家族は弁護士を探して訴訟をしようとしたが、結局数人探してもみな依頼を受ける勇気がなく、それから人に頼んで、お金を使って2人の弁護士を探した。しかし、不法な人員はやはり遺体を見せてくれなかった。趙さんの家族と弁護士が何度も検死報告を見せるよう求めると、ずるずると長引かせた。趙さんの家族は新郷市の市長・呉天君に電話をかけて、やっといやいやながら検死報告を見せることに同意した。しかし、2月24日に家族3人と2人の弁護士が現場に着いたとき、警官は9人も来ていた。許強は「録音を許さない、ビデオを撮ることを許さない、写真を撮ることも許さない。ここの事は外へ言うことを許さない」と命令を下した。許強はなお憎々しげに「このことは誰にも言いふらすな、誰が少しでも言いふらすと完全に責任を負わないといかん」と強調した。2人の弁護士はこの様子を見ると恐れて、引き上げた。家族はまた北京に行って弁護士を探したが、帰ってきた返事は「本件は我慢するしかない、この政府はあまりにも悪くて、あなた達は更に追い続けて行くと、ひょっとするとまた命がなくなるかもしれない」。

 家族は窮地に陥り、互いに相擁して大声で泣いた。聞くところによると、不法な人員はもう1回検死したのち、遺体を強制的に火葬しようとしているという。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/5/24/128231.html