頷き微笑む中国大使館館員
文/ドイツ法輪功学習者
【明慧ネット2006年4月21日】私は週に1日、ベルリンの中国大使館前で煉功し、正念を発して、中共の法輪功への迫害に抗議している。数日前、私は大使館前に立って煉功し、もう1人の学習者が資料を配っていた。煉功しているうちに、私は無意識に、急に目を開けると、ある中国の女性が大通りの向こうからこちらに歩いて来ているのを見た。私から10メートルも距離はなく、目を開けた時、彼女の視線がちょうど私のところに移ってきた。私は自然に彼女に頷いて、微笑みかけた。彼女も同じようにすぐうなずいて微笑み返した。私たちはまるでお互いに知り合いでもあるかのようだった。
私は深く考えず、すぐ目を閉じて煉功を続けた。暫くして、私は急にまた無意識に目を開けて、彼女の後ろ姿を見た。ちょうど私の傍を通り過ぎるところで、手にかばんを持っており、私からほんの何メートルしか離れていなかった。後に大通りを渡って行った。中国大使館に向かっているのを見て、用事があるのかと思っていた。私は彼女がポケットからカードを取り出し、差し込んでから抜き出すとドアがすぐ自動で開き、中へ入って行くのを見た。
やはり彼女は中国大使館の人で、もちろん私たちをよく知っている。毎日彼らは窓の外の大通りの向かいで、どの法輪功学習者が抗議しているかを見て、たぶん今日が何曜日なのかを知ることができるとさらに考えた。私たちは相談して順番を決め、順番通りに来ることになっているからである。彼らにとって、もしかしたら私たちはすでに「古い知り合い」と言えよう。ただ私たちはまだ彼らに会ったことはない。
法輪功学習者には敵はいない。大使館の中の中国人はさらに私たちの敵ではない。私たちは何年間も大使館前に立って抗議し続けており、ただ中国に迫害を受けている法輪功学習者のためだけではなく、その上に大使館の中の中国の同胞のためであり、彼らに中国共産党の嘘に誤魔化されないでほしいのだ。中国共産党の暴政のために、私たちは現在まるで対立しているかのようである。大使館は法輪功学習者の旅券を延長させない、西洋の法輪功学習者に中国へ行く査証を出さない。一方、法輪功学習者は毎日中国大使館前で横断幕を掲げて抗議し、重大な迫害が現れると、私たちは大使館前で記者会見を開く。
実は、もしこの「両者」の間を隔てている共産悪霊を取り除いたならば、たくさんの大使館の館員が私たちと同様になるだろうと信じている。大使館員が大使館から出て、こちらに歩いてくる例がないとは言えない。オーストラリアにはすでに一つの先例があるではないか。
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/4/21/125713.html)
|