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日本のマスコミに中共による法輪功学習者からの生体臓器摘出の犯行を紹介(写真)    

 文/日本法輪功学習者

 【明慧ネット2006年5月28日】静岡県の法輪功学習者は、2006年5月26日午後、県庁の記者クラブで記者会見を行い、中国でいまなお続いている法輪功学習者からの生体臓器摘出の犯行を紹介し、日本各地で行われている人体標本展に注目し、それを制止するようよびかけた。当日、NHK、静岡放送、読売新聞、毎日新聞、共同通信など10数の新聞社とテレビの記者が取材した。

    マスコミの記者が真相を了解する 記者が日本大紀元の編集者・佐藤さん(右)と話をしている

 日本語大紀元時報の編集長・佐藤さんが、まず蘇家屯事件が暴露された全過程を紹介し、一部の証人の取材録音、および一部の移植志願者が患者の名義で中国の数カ所の病院に腎臓、肝臓移植について、電話で問い合わせをした録音を公開した。

 これらの証言は、中国大陸の大医院で、いま法輪功学習者の生体から摘出された臓器を用いて移植していることを確認した。録音の中で、蘇家屯事件を暴露した最初の証人が、2003年自ら蘇家屯の医院で法輪功学習者からの生体臓器摘出の事実を確認した。さらに当時の警備が非常に厳しかったと付け加えた。

 静岡県の法輪功学習者・劉さんは、静岡県骨髄バンク及び静岡県腎友会などの臓器の状況を質問し、得られた答えは非常に驚くべきものだった。中国の遅れた臓器移植技術、手術後のフォロー問題、裏の臓器売買事情、さらに中国が死刑囚あるいは被害者の臓器を使用していることについて、ある関係者は知っていると表明した。さらに中国で臓器移植のために死亡した日本人は報道された7人より多いはずだとその関係者は言った。

 医学博士の雷書紅さんは、近年中国での臓器移植件数と施設がともに異常に早いスピードで発展していることと、中国の多くの医院で許可なく臓器移植が行われている混乱状況を紹介した。これはそれぞれの医院がいかに簡単に提供源を得られるかを示している。これも中国で普遍的に法輪功学習者からの生体臓器摘出が存在している旁証である。中国と各国の近年の臓器移植のデータを比較し、ホームページ上ですぐに臓器提供者がみつかるなどの露骨な宣伝から、大量の真、善、忍を修煉している法輪功学習者が死刑囚のようにいつでも、いずれかの医院の利益のために虐殺されることを示している。

 雷さんは去年の中国国内の4000件の肝臓移植と1万件の腎臓移植の提供臓器の来源を質疑した。政府が公布した死刑囚はただの1770人しかなく、たとえすべて移植に使われたとしても全然データがあわない。さらに肝臓のような臓器は生体か脳死者からの移植しかなく、まして摘出から移植までの保存時間が8時間を越えてはならないのに、近年臓器移植の数が倍増している。1991年から1998年までにあわせて78例しかないに対して、中共が法輪功を弾圧してから、2005年には年間4000例にまで増加した。「殺してもよいとされた法輪功学習者に対する生体虐殺以外、どうして説明できましょうか?」と雷さんはいう。

 さらに、中国国内の肝臓移植センターの多くが2000年末から2001年初めにできた、これは大量に法輪功学習者から生体臓器摘出を始めたのは2001年ということと一致している。これは蘇家屯事件の2人目の証人が2001年から法輪功学習者から臓器を摘出したという証言と一致した。2001年に広東省の東莞虎門鎮医院が4月20日の一日だけで14例の腎臓移植を行ったという報道があった。2006年3月14日広州日報のネットニュースによると、中山医院付属第一医院が一日に10数例の腎臓移植(最多19例)の記録を達成、肝臓移植では1日に6例、さらに1回で複数の臓器移植の記録があった。それは2001年から現在までこのような虐殺が依然継続していることを示している。その日のうちに患者に肝臓の臓器を探せたマスコミの報道(2006年2月28日、大連医科大学付属第二医院の患者で、肝臓は東北三省臓器移植協力チームから提供された)が、さらに蘇家屯事件の第3の証人が中国最大の法輪功学習者監禁基地は東北の吉林にあるという証言と一致している。

       博林さんが弟の写真を手に行方不明の弟に関心をもつよう呼びかけた

 静岡県の法輪功学習者・博林さんは、彼の一家6人が法輪功を修煉し、中国国内の5人が迫害をうけていることを述べた。とくに31歳の4番目の弟・解運歓さんはもともと在日留学生で、中国に上申したため監禁され、「90枚のビラを作り、1400枚のビラを印刷した」という罪で10年の禁固刑を言い渡された。弟はいまなお監獄にいて、監獄は家族の面会を拒否しており、長く弟と連絡をとれていないという。法輪功学習者から生体臓器摘出の事件が暴露されてから、弟の安否が家族の心配ごとになった。母親も法輪功を修煉しており、中国で家があっても帰れず、外で流浪しているという。

 最後に、日本NPO法人法輪大法学会代表・鶴園さんが、マスコミはこのような虐殺を早く制止するよう協力して、さらに静岡で起きる可能性のある人体標本展を制止するよう呼びかけた。彼によると、ほとんどの日本人は、腎臓移植は日本にあまり関係ないと思うかもしれないが、実は多くの日本人がお金を使って中国で腎臓移植手術を行っており、実は中共の人殺しを助長しているという。

 記者会見の後、記者達はさらに発言者に多くの質問をした。

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2006/5/28/128990.html

(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2006/5/30/73922.html)