日本明慧


法を暗記するときにあるべき心構え

 文/台湾の大法弟子

 【明慧ネット2006年6月7日】私は法を暗記してすでに二年以上経った。進度が遅くて、まだ第六講で、一字も間違わず暗記できれば、続けて暗記する。翌日にもう一段暗記し、その後は復習しない。毎日一時間半で一段落を暗記する。

 現在まで暗記し続けているのに、あまり明慧ネットの同修が書いた体験のような、段々速くなるとか、全身が心地よい感じなどはなかった。暗記できないとき、頭痛とか、いらいらを感じ、このような現象があって、本当に内に向かって探すべきだと思った。

 何かの目的をもって法を暗記するのは、間違いだ。法を暗記するのは大法に同化するためで、さらによく大法に同化するためだ。自分がさらに高い果位を得るためではなく、自分は他の同修と違って、自己満足の顕示心あるいは更に高い法理を悟ったのではなく、これらはすべて法理に照らしておらず、すべて求める心だ。また、法を暗記することを毎日の仕事と思い、あるいは自分がよい状態を保つ保証と思えば、間違いだ。人為的に明慧ネットに載った「すばらしい」状態のために法を暗記するのは、間違いだ。

 正確な心構えについて、師父は『学法』の中でおっしゃった。「大法をよく学ぶには、いかなる目的も抱かずに学ぶことこそ正しいのである」。だから、法を暗記するのも同じく、いかなる目的を抱かず、常に自分がこれらの執着心があるかどうかを考える。

 もう一つ、法を暗記する時の心理状態は、とても重要だ。私は普段いつも女性の友だちと一緒に本を読む。私が法を暗記しているとき、彼女は授業の教科書を勉強している。このときはこんな心理状態があった。彼女は、私がたくさん時間かけて法を暗記することを理解してくれるのか? 彼女の学習進度は速すぎで、私は彼女との差が段々大きくなる。私は速く法を暗記し終わって、早く勉強しなければならない! 時に、「大法の仕事がとても多くて、速く法を暗記してから、これらの真相を伝える仕事をやる。今日の段落はなんでこんなに難しいのか、頭が痛くなる。後でまだ用事があるし、どうしようか。法を暗記してからやろう。また暗記し間違えた、また間違えずに繰り返し暗記しよう。暗記が終わってから、今日一日うまく行えるだろう、気分がいい!」と思ってしまう。

 このように思うとき、すでに法を暗記する目的は法に同化することを忘れ、任務を完成するためになった。法を暗記するのは、他のことを行うためになった。いろいろ考えると、さらに覚えられず、さらに時間かかる。また法を暗記する目的を思い出したとき、やっとこの悪性な循環から脱け出せる。

 この文章を書いたのは、私が法を暗記するときの良くない心構えが見つかり、自分に警戒させるためだ。同時に自分に指摘し、法を暗記するとき、自分の心構えを見直し、良くない念が出ていないか、これらの良くない念が小さいときに消滅する。師父が『転法輪』の第六講で「煉功の時にあれこれと妨害が現れてきた場合、まず自分から原因を探し、まだ何か捨てなければならないものではないかと考えるべきです。」とおっしゃった。

 不足なところあれば、ご指摘をお願いします。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/6/7/129789.html

(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2006/6/19/74599.html