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ニューヨーク九評点の修煉会得

 文/ニューヨーク九評点の大法弟子

 【明慧ネット2006年3月31日】正法進展の急速な推進に伴って、昨年の3月ニューヨークのファラッドで九評点が発足した。初めは、マンハッタンの反残虐体刑の活動がまだ終わっておらず、九評点を中心に終日活動を行うことができる学習者がいなかった。当時は週2回しか行わなかった。現在、正法進展の加速と法理上での学習者たちの認識が高まるに伴い、何カ月か前からニューヨークの九評点では週7日活動を行うようになった。 

 九評点で活動するのは、多くは年配の女性学習者であるが、毎日たくさんの困難を克服している。例えば、毎日まるで重量挙げの訓練をするように車上から重い荷物の上げ降ろしや資料と砂袋などの上げ下ろしをやっている。しかも、他の洪法点のように煉功や座ってちゃんと正念を発することもできない。ここは、朝から晩までとても大変である。特に冬になると、骨に凍みるような寒風で少し立っているだけで、外に出ている顔と手が凍えて痛くなる。甚だしきに至ってはほとんど感覚がない。目の前に暖房が入った心地よい図書館があるが、学習者たちはできる限り我慢して洗面所を利用する時だけ少し体を暖める。時には手が足りず、昼になっても冷たいご飯で簡単に済ませる。 

 師父は『2005年マンハッタン国際法会での説法』の中で次のように述べられている。「つまり、多くの高次元の生命は敢えてこの大きな危険を冒してまで三界にやってきましたが、これは何のためでしょうか? 彼らが神であり、私たちは彼らを救わなくてもよいのでしょうか? 彼らは法を得るために来たのではありませんか? 別の角度から言えば、彼らに三界に来る勇気があるということは、法を正すことを実証し、今回の法を正すことに期待しているのではありませんか? ですから、私たちは彼らを放っておいてはならず、かならず彼らを救い済度し、方法を考えて彼らを救わなければなりません! 彼らが一時的に愚かになり、または長期にこの党文化が形成したこの観念によって変異されてしまい、真理と真相を認識することができませんが、それでも私たちは方法を考えて彼らを救うべきです」と言われた。

 みなさんは、大法弟子の責任の重大さを感じ、大法と師父に対する確固とした信じる心と衆生を救い済度するにあたって悔いのない信念を持って、宇宙の大勢の神の注目のもとでみな揺ぎなく今日まで歩んできた。

 常人の面から言えば、九評点ができたばかりの時、他の空間での邪悪と悪党の衝撃はとても大きかった。常人の反応は比較的に激烈で、これは学習者の心性に対する大きな試練であった。つまり、私たち学習者自身がまず法をよく勉強し、正法の進展に追いつき、私たちの修煉を明確にすべきで、衆生を救い済度し、正法の中で正法を妨げる腐った鬼と邪霊を解体し、師父が求めておられるすべてを円容しなければならない。しかし、常人は政治をやっていると言っていた。

 中国領事館は、いつも人を指図して邪魔していたが、往々にしてこれらの人は真相に耳を傾けようとせず、罵ったり、騒ぎ立てたりする。学習者たちが真相説明をすると彼らはさっと逃げていく。大法弟子の正念の作用下で常人も段々と真相が分かるようになり、その後彼らは自ら進んで学習者たちの手伝いをした。ある日、ある一組の夫婦が九評点を通りかかった時、ちょうど中国共産党のスパイが来て邪魔をしていた。その時、2人は中国共産党のスパイに立ち向かって「中国共産党が良いと言っているくせに、あなた達はなぜアメリカに来ているんだ?さっさっと帰れよ!」と、厳しく非難した。 

 またある日、1人の女性が九評点にやってきて、近い距離で正面からカメラで学習者たちを何枚か撮った。学習者たちはそれに気づいて、すぐ携帯電話を取り出して彼女を撮った。するとこの女性は学習者に彼女の写真を削除するようにと騒ぎ立てた。学習者は、あなたが私たちを撮って良いのに、なぜ私たちはあなたを撮ってはいけないのかと聞いた。この時、彼女の仲間がやって来て彼女の肩を持った。彼女は仲間に「すべてあなたのせいだ。明日私の写真が大紀元新聞に載ってしまうのよ」と、文句をつけていた。その仲間は警察に知らせるよと学習者を脅した。この時通りかかった大陸からの中国人が前に出てきてこれらの男女に「あなた達は何をするんだ?このおばあさんたちがおとなしいからいじめやすいのか」と、厳しく言いつけてから学習者に向いて「恐れないでくたさい。彼らに警報するようにさせておけばよいのです。あなた達が英語がわからないのなら私はお手伝いします。私はここで彼らが警官を呼んで来るまで待ちます」と言った。正義の力が集まるところでこれらの男女はどうすることもできず逃げてしまった。大陸からの中国人は学習者の前に来て「あなた達は本当にすごすぎます。私は毎日あなた達がここに立っているのを見かけます。本当に容易なことではありません。あなた達は彼らを恐れないでくたさい。これらの人たちはわざと破壊しに来るのです。中国共産党が多くのスパイを派遣していることを私は知っています。これからはくれぐれも十分気をつけてください!」と、優しい言葉を述べた。 

 九評点はいつも縁のある人に出会い、表面上から見るとほんとに不思議な偶然の一致である。ある日、中国共産党党員がやってきて共産党脱退簿に娘のために幼名をつかって登録した。この時、隣に立っていた人が学習者に驚きながら「あなたが私を助けて脱退してくれているのか」と、話しかけた。その学習者は笑いながら「私はあなたと話しをしたこともないのに、どうやってあなたを助けることができるのですか?」と、言った。その人は登録簿を指しながら「いま、あなたは私の名前を書いているではないか?」と、言った。実を言うとこの人は心から脱退を考えていたが、なかなか踏み切ることができなかったという。それがこのような偶然な一致(上記の娘の幼名と同じだった)により、彼はすぐに脱退することができた。

 現在、人々はますます真相が分かるようになり、多くの常人が立ち上がって私たちといっしょに九評点を推し進めている。1人の老人が九評点に来て学習者に、「私はすでに70数歳になっています。私は必ず中国共産党が崩壊するその日まで生き延びます。私は必ずその日をこの目で見たいのです。きっとその日を迎えることができると確信しています」と言った。もう1人のお年寄りは、「私は『九評』を読みました。言葉一つひとつが全部本当の話でした!今私は大陸に戻りますが真相CDを持って帰って、私の親戚や友達に見せたいと思います。彼らにも脱退を勧めます。私は年だから死んでも恐れることがありません。例え死ぬとしても私はこの真相CDを持って帰国したいと思います」と、確固たる言葉を述べた。またある人が私たちのところに来て、「前回私は『九評』のVCD一枚を大陸に持って帰ってたくさんコピーして人を雇って現地の市役所のすべての事務室に一部ずつ入れました。翌日出勤すると役所ビルの表門を閉め切って、内部の誰が入れたのかを調査していました。この出来事が現地で大きな波紋を引き起こしました」と、当時の状況を話してくれた。彼はまた私たちに、「あなた達だけが『九評』をやっているのではありません。国内で私たちが複製しているのはずっと多いのです」と、説明した。 

 通りかかった人々は良く、「『九評』に書いているのは真実でとてもすばらしいです。中国共産党は本当に悪すぎます。『九評』はそれらの罪悪をまだまだ訴え尽しておらず、十評にしてもそのすべてを訴えきれないでしょう!それらは一体いつ崩壊するのですか?」と、話しかけてくる。ほとんど毎日迫害の真相を理解した中国人がやってきて学習者たちに彼らの気持ちを伝えている。学習者と握手する人もいれば、学習者たちのことを心配して肩を軽く叩く人もいる。「本当にお疲れ様です。くれぐれも十分気をつけながら最後までやり続けてください。私たちは心からあなたたちに感謝しています」と言った。他にも、学習者に熱いお茶を買ってくる人がいれば、手袋を買ってきて学習者にはめてくれる人もいた。毎日九評点に来て真相CDを持っていく大陸の人が多くなっている。

 九評点がスタートしてから現在に至るまで、各方面からの妨害はとても大きく、この活動に参加するすべての学習者の個人修煉もこの中にある。実践と実修の中で学習者たちは良い意味での法の勉強と心の修煉を競い、互いに助け合いながら法理上での向上を目指した。初めのころは、テレビで『九評』の記録映画を放映した。モニタースクリーンは視覚効果が比較的大きく、しかも気候も暖かくなっていたので夜になると通行人が多くなり、幾重にも人垣を作ってテレビを取り囲んで見ていた。一部の学習者たちは歓喜心が生じて、音声のボリュームを大きくしたら、隣の図書館の人は私たちの音声が響き過ぎたと言った。警察もやってきた。九評点の学習者たちはこの問題を中心に何度も交流して、足りないところを探し出し、如何に常人社会の状態に合わせて理知的で知恵を持って『九評』を伝えるかを検討した。同時に、個人修煉の中の足りない部分によって正法進展に影響を与えてはいけないと反省した。

 その後私たちは写真展示会に変更したが効果がとても良いことに気づいた。昼間は並べて置くことができるため、人々は随時足を止めて最初から最後まで閲覧することができる。如何に真相写真を並べるのかをめぐっても模索を経験した。ニューヨークの中国領事館の前のように、ファラッド図書館前は風がとても強く、看板が倒れやすく、吹き飛ばされたりした。この経験から私たちは、まず看板を背中合わせにして並べて、それから荷物などで押さえておいた。しかし、写真はとても乱雑に見え、しかも相変わらず風に吹き飛ばされた。ある日、みんな忙しくて片づけに手がまわらず看板が風に吹き飛ばされた。ちょうど通りかかった人が砂袋でおさえたらどうかと声をかけた。学習者たちは、これは師父が常人の口を借りて私たちに教えたと悟った。みなすぐさま急いで細長い長方形の砂袋をつくった。作ってみると携帯するのにとても便利で実用的で、今の看板はとても整然として並んでいる。学習者たちは佛法の限りない威力を経験することができた。 

 毎日九評点の看板などの物品の運搬を担当した学習者は、最初のころは恐怖心が強く、停車できないところに車を止めるとすぐ警官がやってきて罰せられた。恐怖心があるため、余計に警察に目をつけられ現場を押さえられた。ある日、一斉に6人の警察がやってきた。またある日、彼女は慌ててものを運びながら一方で罰金されるのではないかと心配した。慌てすぎてまた頭が混乱していたため二つの大きなビニール箱を急いで九評点に押し入れた。上にいた学習者は彼女の様子を見て、「押さないでちょうだい。ゆっくりしましょう。箱がぶつけられて壊れますよ」と、言った。ちょうどこの時、彼女は箱を抱えた状態で倒れて下に転んだ。立ち上がってから彼女は、心にある恐怖心を必ず切り捨てなければならないと悟り、他の学習者と交流を行った。「私たちは最も正しいことを行っており、心は必ず落ちつき、慌てるべきではない。師父は『弟子の正念が足りれば、師に回天の力有り』(『洪吟二』)と、私たちに教えた」。

 この学習者は恐怖心以外にも自分の車を心配しすぎる部分もあった。多くの活動の運送の仕事を担当していた彼女は、車が事故に遭うのをとても心配し、これもつまり一種の執着だった。このように漏れがあるため、邪魔も入ってきた。まずは車のクラクションが壊れて検査に行ったが、行ってみると車軸も壊れていることが発見された。心配すればするほど事故が起き、結局、最後には他の車にぶつけられるなどして、修理に出した。その間、彼女は古くて小さい乗用車にした。相変わらず通常通りに運転していたが前の車ほどの心配はしなかった。前の大きい車が修理を終えて面目一新して戻ってくると彼女は、あまり心配も掛けることなく黙々と仕事をこなしてくれた乗用車を軽く叩きながら、「お兄ちゃん、お疲れ様。ありがとう!」と、お礼を言った。すると、突然乗用車のラジオが自動的に開いて、ワワワと分からない言葉を言った。この学習者はとても感動した。これらの正法活動に参与してまたは助けているすべてのものは霊性なのだ!その上修煉はこの上なく厳粛なもので、自分の修煉状態は直接運送の仕事に影響をもたらすのだと悟った。九評点の活動に参加してから彼女は自分の主意識が強化され、転んだり、くじけたりしながらも自分の悟性が良くなり、恐怖心も益々少なくなったと、言った。 

 マンハッタンの反残虐体刑展示会を終えてから直接九評点に来る学習者の1人は、「九評点活動をスタートしてから、任務の達成感とかというものが段々となくなり、それに取って代わって慈悲の心が次第に沸いてきました。朝晴れた青空を見ていると嬉しくてたまりませんでした。なぜなら、天気が良いとたくさんの人を救い済度することができるからです。九評点の毎日はとても貴重で1分たりとも無駄にすることができません。すべての衆生を自分の身内とみなし、彼らが真相資料を受け取ってくれると、心からは彼らのために喜ぶことができるのです。受け取ってくれない人であっても彼らの後ろ姿に向かって次は必ず受け取るようにと黙々と祈りました。ここ数カ月間、身体上の妨害も大きく、毎晩家に帰ってみると体に小さくて赤い疹ができ、足も痛かったのです。睡眠もろくに取れていませんが毎朝九評点の前に立つと瞬時に夜のすべてのよくない病状が雲散霧消しました」と、経験を述べた。

 九評点の全体の協力の過程は、絶えず自我を放下する過程でもあった。ある学習者はある日、1日の人員配置を協調するよう任された。その後他の学習者が彼女に取って代わったという。しかし、この協調人が来て彼女に九評点に出てくるように按排するかと思うと、今度は他の協調人が来て彼女が出てくるように按排した。彼女は協調人ではないが九評点に出てくる回数は他の協調人より多い。それで彼女は、「私は毎日出てくるから、あなた達の調整なんか必要ない。私自身が自分を調整すれば良い」と、心のバランスを失った。しかし、その後彼女は、これは常人の心から生じた執着であると認識し、これこそ名利心ではないか、誰がやっても大法のことではないか?私たちはたった一つの目的しかなく、それはつまり「衆生を救い済度」することであり、できるだけ全体上でみなさんと良く協調し合わなければならないと、彼女の騒いでいた心はおさまった。

 もう1人の学習者は、正法活動の中でずっと黙々と修煉する無口な人だった。正法活動の規模にかかわらず彼女の姿をみることができる。九評点をスタートしたばかりの最初のころ、人が少なく彼女は心の中で多少の不満があった。その後次から次へと学習者たちは入ってきたが、時には来てすぐ帰ってしまったり、長い間顔を合わせることができない学習者同士でおっしゃべりしたり、あるいは、座って新聞を読んだ。このような場合に遭遇すると、なかなか心性を守ることができず、「私たちは毎日苦労して朝から晩まで立ちっぱなしなのに、あなた達はちょっと来ている間でもおっしゃべりしたり、新聞を読んだり、私たちと交替としようと思っているのか」と、常人の心を持って他の学習者たちに文句を言い、おっしゃべりなどやめるように指摘した。指摘された学習者はあまり良い顔をしなかった。後になって自分の執着に気づき、それから善の心を持って学習者の間で交流を行った。「私たちが九評点に出てくるのは人々を救い済度するためであり、私たちにとって1分1秒が貴重なものであり、私たちはこれらの大切にしなければなりません」。このような交流を通じて学習者のみなさんは素直に受け入れるようになった。

 九評点の学習者たちは正法の基礎の上に立ち、法の勉強を良くし、正念を良く発してはじめて真相説明の中でより良く力を発揮することができ、更に多くの世の人々を救い済度することができる。同時に、その中に自分の心性の向上があり、正法が私たちに求めている要求に達しなければならない。

 もし、他の地区で九評点を開く予定があれば、私たちは他にもみなさんと経験を共有したいと思う。

 私たちはもともと使っていた看板と写真はサイズが大きく、解説の文字は比較的小さい。写真が目立つので良く人々の観覧を促すことができた。しかし、前の看板がぼろぼろになったため、新しい看板に替えたが看板の写真が小さく、文字が大きかったので効果は前の看板より良くなかった。それで改善を行って大きい写真に入れ替えたら、写真の直接効果があり、たくさんの通行人の注意を引きよせた。

 九評点で様々な人に出会うがよく観察し、知恵を使って真相説明を行うことが求められる。中国共産党は長期にわたり国民に暴政を加え、またスパイを派遣し海外を監視抑制している。一部の大陸からの中国人たちは真相についてとても知りたがっているが、勇気を持って前に出てきて真相資料を受け取ることができない。ただ、横目で私たちや『九評』の写真をみているのが見える。この時になると、私たちは必ず自ら積極的に行動するが、相手の立場を考慮すべきである。追いかけて行って彼らの手に真相資料をそっと入れてあげたりする。ある人は慌てて脱退簿に登録し名前を書いてからすぐ現場を離れた。それからひっそりと戻ってきて登録簿をさっと見渡して、私たちが彼らのために脱退手続きを済ませたかどうかを確認して脱退済みのID番号をもらう。このような情況の時は大げさにする必要がなく、そっと彼らに番号を指して上げればよい。すると相手は安心して去っていける。 

 九評点は、真相資料の配布、看板の管理、人々との話し対応など通常3人の学習者が必要となる。真相資料の運搬や設備などは他の学習者たちの協力が必要となる。もし、人が足りない時は、学習者1人が看板を捧げ上げ、1人が真相資料を配るなど移動性よく市街地を回るが効果はとても良い。

 (2006年ニューヨーク法輪大法修煉会得交流会の発言原稿)

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/3/31/124062.html

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