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北京・東城留置場:2001年、山西省の大法学習者が迫害で死亡

【明慧ネット2006年6月26日】2001年3月初め、山西省から大法学習者の50歳余りの男性学習者と大法学習者・程転魚さん(女性)が陳情のために北京に行き、不法に逮捕され、男性学習者は北京東城留置場の1階9号室に拘束され、迫害により死亡した。

 北京東城留置場は、本人がシャワーのノズルに首をつって自殺したと公言した。当時、留置場には、室内に監視装置があり、大法学習者の全ての行動を監視し、トイレと洗面の時さえ監視されており、大法学習者の個人の行動の自由はまったくなかった。その上、シャワーのノズルが100kg以上もある大の男を吊るし上げることができるなど、明らかに責任逃れのでたらめな考えである。その後、東城留置場の警官らは絶食で迫害に抗議している大法学習者たちに、「お前らが死んだら、名前もないただの死体になってしまうさ」と言った。

 迫害されて死亡したこの男性学習者の家は、山西省であるが、名字は多分王といい、具体的な名前ははっきりしていない。村落には、おおよそ20世帯余りの人々が住んでおり、家は崖の洞穴式住居だそうである。

 2001年4月、大法学習者の程転魚さんは不法に労働教養を科された後、北京団河付近の大興区留置場の調整所に転送、食事に10分、トイレに3分といういわゆる「軍事訓練」の迫害を受けた。その調整所の警官は表情がなく、まるでこの世の閻魔大王のようであった。大法学習者に話す自由も与えず、部屋に入ると人の有無に関係なく、「報告します」と言わなければならない。食事をする時は、必ずひざまずいて、「教官は素晴らしい」と言うように強制された。大法学習者たちが「大法は素晴らしい」と言い、ひざまずくことを拒否するとめった打ちに遭う。しかも警官は全ての犯罪者に食事を与えず、それを利用して犯罪者に大法学習者を侮辱し、ののしり、めった打ちするように強制した。

 夏になると、いわゆる「軍事訓練」は太陽の真下で強烈な日光を浴びせ、多くの大法学習者たちは日に当てられて気絶した。警官らは大法学習者を地面にしゃがませ、腕、肘を太腿に押し付けて動かないようにした。その姿勢はとてもきつく、丸一日しゃがむと、腕や肘で押さえつけられた太ももが激しく痛む。その上、太陽に晒され、流れる汗が腕に沿って太腿にぽたぽたと流れて、ある大法学習者は太腿が赤く腫れ上がって潰瘍となり、病院の医師さえこのような病気は見たことがないと言った。

 調整所の警官らは人々を魂もなく、思想もないロボットにしようとしている。しばらく「集団訓練」をすると、それからは体の良し悪しに分け、それぞれ異なる所に拘禁して、引き続き迫害を加えた。

 一緒に北京に行った同修が迫害を受けて死亡したことで、程さんは精神的に大きなショックを受け、1日中ぼんやりとした状態が続いている。その後、程さんは北京新安留置場に転送され、迫害を受け続けている。7隊隊長・王兆風は、いつも程さんの故郷の山西省の農民は貧しいと侮辱した。また、程さんと夫との電話のやりとりをみんなの前に持ち出して皮肉を言った。程さんは「転向」(信条を放棄すること)を強制され、それにより精神的に異常をきたし、目の動きが鈍くなっている。
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/6/26/131414.html