米国上院で中共による宗教への迫害を譴責する議案について討論
【明慧ネット2006年6月13日】VOA(ボイス・オブ・アメリカ)2006年6月12日の報道によると、米国国会上院で12日、幾つかの項目に関し国際関係委員会主席ハイド氏は、「まだ協議していない」決議に対し投票を行った。その中の二項目は中国に関係するものである。
その中の一つの決議案、つまり上院608号決議案は、中共による宗教への迫害は日を追うごとに増している事を譴責するものである。
* McCotter議員:米国国会は何もせずに傍観することはない
決議案発起人、共和党議員Thaddeus McCotter氏は、本決議案を提出した目的を説明した。
彼は「本決議案の目的は中共政権による宗教への迫害活動の停止を呼びかけ、更には、米国国会は何もせずに傍観することはないと示し、人々を目の前にして言うまでもなく、剥奪や侵犯してはいけない権利が侵犯されています」と話した。
*米国民に中国人は宗教の自由を享受することができないと呼びかける
McCotter議員によると、過去数年来、中国での宗教迫害活動は悪化しており、多くの米国民は、世界で依然として共産党国家が存在していること、聖教を伝える人を監獄に入れていることは想像さえもつかないという。よって、この決議案は美国民に対し、共産主義は依然として消滅しておらず、中国人民には依然として宗教の自由を享受することができないと呼びかける。
McCotter議員が提出した、上院608号の共同決議案で示しているのは、中国の憲法では宗教の自由を保障しているが、中共政権はこの自由を厳重に無視しており、多くの宗教指導者、キリスト教の家庭教会を含め、拘禁され虐待されたということである。
さらに、中共政権は残酷な方式を用いて法輪功活動を根絶し続けており、多くの人々が拘禁或いは殴打に遭っている。決議案では、上院は中共が宗教指導者と信徒を拘禁している事に対して譴責し並びに宗教の人士を釈放するよう促すことを要求した。
McCotter議員は、「私は中共政権が情報提供者を監獄へ入れる事を停止し、更に彼らが人民としての基本的人権を尊重し,人民の宗教信仰の自由を干渉しないことを希望します」と話した。
McCotter議員が提出した608号決議案以外に、上院も「中共政権は権限を委託されていない状況下でカトリック教の教祖を任命した事を譴責する」804号決議次案、及び「天安門広場での虐殺17周年記念」794号決議案に対し投票を展開した。
中国人権に関心を持つ数人の米国国会議員は皆これらの決議案について論評を発表した。
(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2006/6/13/130327.html)
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