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国連が行方不明の法輪功学習者に注目


 文/法輪功人権

 【明慧ネット2006年6月23日】中共が法輪功学習者の迫害を始めて以来、酷刑により多数の法輪功学習者が死亡し、数限りない幸福だった家族が離れ離れになり、そのほかに、さらに恐怖を覚えるのは多数の法輪功学習者が行方不明になっているということである。特に、中共が秘密収容所を設立し、法輪功学習者に対して、生体からの臓器摘出を行っていることが、世界に暴露されて以来、人々はここ数年の迫害で行方不明になりまったく消息が途絶えたままの法輪功学習者に、一層関心を寄せるようになった。

 ここ数年、国内の善良な人々は系統的に行方不明になった法輪功学習者の情報を提供し始めた。法輪功人権も国連にこれらの失踪事件を提出した。この中には、海外の法輪功学習者の親族も含まれていた。

 国連の失踪工作委員会は最近、この一年間に報告された中国での失踪事件の状況を公表し、その中で、法輪功学習者の失踪はここ数年の失踪事件の大部分を占めた。委員会は児童の失踪に関する状況に特別な関心を寄せ、四歳の児童の法輪功学習者が、当局に連れ去られ失踪した事件の報告を受けた。

 法輪功人権は国内の善良な人々が、失踪した学習者についてのさらなる情報を提供するよう希望している。同時に、失踪した学習者の家族が、積極的に学習者を探すことに参与し、人権機構に直接資料を提供し、身内の冤罪を晴らすよう呼びかけている。

 状況の総括

 国連失踪委員会が過去に報告した大多数の事件は1988年、1990年、1995年、そして1996年にかけて起きている。これらの事件の大多数はチベット人に関係しており、うち19人が僧侶で、話によると彼らはネパールで捕えられた後に、中国政府に渡されたということである。

 その後、2000年から2001年にかけての13件は、法輪功学習者に関するもので、彼らは中国安全部門または統治の行政部門に捕えられた。その中の一件では、ある少年が2000年に香港移民官員に質問された後に失踪している。もう一つの事件では、あるアメリカの永住権を持っている中国人が、2002年に公安局の人員に捕えられている。2004年に報告された事件では、ある四歳の子供が家で潼南县公安局の警官に連れ去られた。報告によると、彼女の両親は法輪功の修煉を理由に迫害を受けていた。

 調査中の事件

 この一年間、委員会は中国政府に合計110件の失踪事件を報告した。そのうち10件は事件の報告者により解決された。この中にはドイツから送還された法輪功学習者の姜仁政さんも含まれている。また、69件は中国政府の提供した情報により解決し、31件は未解決のままである。

 観察

 委員会は同時に、ある心配すべき事実に関心を寄せた。中国の差別を受けがちな弱者の中で、児童やかつて政府に迫害されたことのある人の失踪事件が増加しているということである。委員会は、中国政府との交渉を進めるために、そして失踪者をいち早く探し出すために、家族や親戚らが失踪者に関する更なる出来る限りの情報を提供することを希望している。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/6/23/131156.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2006/6/28/74889.html