(明慧日本)私はアメリカ・プードゥー大学家政学部博士課程1年生です。法輪功との縁を語ると、今も感激で言葉になりません。
2004年旧暦のお正月が終わった直後でしたが、私は指と腕に痛みを感じ始め、脱皮症状が出ました。大学の医者に見てもらいましたが、パソコンを長時間使用したことによる乾燥症と言われました。薬を1日1錠服用し、週に2回検査をしましたが、症状が治まらないばかりか、胃痛が助長されてしまいました。2月末には既に手にあった痛みが肘と肩まで拡散してしまい、3月になると、背中と膝も痛み始めて、夜中に起きてしまうほどでした。仕方がなく、大きい病院を紹介されましたが、そこで血液検査を受けても病名を特定できず、「3カ月以上続いたら、類風湿関節炎だね」と言われただけです。私は気が狂ったようにインターネットで探し、症状だけからは類風湿関節炎というような結論に至りました。体が震えるようになり、既に箸もまともに握れない状態でしたが、それでも必死で台湾の有名な病院の風湿免疫科の医師にメールを送って、教えて貰おうとしていました。彼らは皆類風湿の可能性を言及したものの、台湾での診察を必要としていました。当時の自分はかなり落ち込んでいました。
そのうち両足にまで支障が出て、やがて歩行もできなくなりました。類風湿は中国医学でも西洋医学でも直りにくい病気とされており、症状がわかっても病因が不明のままなので、治療法よりも症状をある程度和らげることしかできません。ただ、関節を経て最終的には心臓を攻めてくるので、何十年後にはそれで死亡する例が多いようです。
両親は既に60歳近く、弟たちもまだ未成年で、家庭的には決して満足できる状態でないにもかかわらず、重病の私が加わると・・・と思い、当時の私には自殺しかありませんでした。いや、既に絶望で自殺を決意したのです。
自殺を計画していながらインターネットを検索したところ、ある日「類風湿が奇跡的に治った」というタイトルが見つかりました。内容をクリックすると、ある中国大陸の法輪功学習者の体験記でした。「こんなことがあるだろうか?」と思い、そこにある文章を全部見ましたが、類風湿のみならず、末期癌・ヘルニアなど、現代医学に見捨てられた病気ばかりが登場していました。心にかすかな希望が見え始め、私はすぐにこの気功を始めようと思いました。「法輪功」と言うキーワードを入れたら、意外にも世界中の人々がそれをやっており、アメリカの各大学に無料で教えてくれる人がいることとわかりました。私が在籍しているプードゥー大学にも教える人(しかもアメリカ人)がいましたが、電話したらすでにその方は卒業していました。少々残念でしたが、更に検索すると、なんとインターネットに法輪功の動作ビデオがありました。すぐにそれをダウンロードして動作を始めたのですが、ほかの学習者の薦めで、李洪志先生の功法ビデオと『転法輪』(何れもインターネットで無料でダウンロードした)を拝読することにしました。最初に『転法輪』を読むときは疑問だらけで、「法身」「天目(天眼)」などはそれまでに自分の中ではイコール迷信だったので、簡単には信じられませんでしたが、それを気にしないで読み続けると、この本の素晴らしさがわかってきました。人間を善良の本性に戻すべきとの観点には強い響きを感じ、それまでに宗教の中でいろいろ探し求めていたものを、ここで見つけた気がしました。更に私を驚かせたのは、動作を習い、正式に煉功を決意した翌日の夜、ベッドで寝ると体全体が熱くなり、布団も全く使いませんでした。その翌日、合併症の口臭も奇跡的に消えました。また、第2セットの動作を煉るときに手を体の前に置くと、下腹部に何か回っているのを強く感じました。最初は気のせいだと思いましたが、以降毎日、しかも確かな感触だったので、「理性的」と自負していた私でも法輪の存在を認めざるをえませんでした。
更に煉功すると、不眠症がなくなり、食欲もでて、体の調子が好転し始めましたので、自然に自殺の考えもなくなりました。台湾には沢山の法輪功学習者がいることがわかっていたので,私は一度台湾に戻ることにしました。
実家に戻り、両親の薦めで林口長庚病院で検査を受けました。超音波と血液検査の結果、私は類風湿ではなく、「HypermobilitySyndrome」と言う病気と言われました。医者によると、それは通称で「プリンセス病」と言われ、痛みを継続に感じるだけではなく、力仕事ができず、物理治療を受けるほか、一生、腕・肘・膝・腰を保護するものを着用しなければならないと言われました。両親は心配でたまりませんでしたが、私はただ、「法輪功を修煉する」と言って、心静かでした。
桃園農工学校は実家の近くにある煉功点(訳者注:皆が煉功する場所)で、私は朝5時に煉功に行きました。車いすが必要だったので、最初は親同伴でしたが、数日後に私は自分で車いすを使わないで、ゆっくりと一人で煉功点へ足を運びました。そこで郭さんをはじめ、皆さんが優しく接してくれて、動作も直してくれました。4月19日からの9日間、私は皆と李先生の説法(ビデオ)を見て、一緒に煉功する講習会に参加しました。講習会の初日から、首に赤い発疹ができ、非常に痒かったので、両親が心配して、私に薬を塗るように薦めてきましたが、私は真顔で「心配要らない。これは業力が消えているだけなのよ」と説明しました。他の学習者もそれが修煉の過程の「関」であり、大法を信じれば乗り越えられると助言してくれました。以降は痒く感じたら、法輪功の第5セットの功法(座禅)をするようにしました。
4月27日には首の発疹症状が完全に治りました。その他、まだ膝にわずかな痛みが残っていますが、私は既に正常な人と同じように歩けるようになりました。自分の変わり方を見て、親戚・友人・隣人の数人も法輪功修煉を始めました。
法輪功は未だ中国で迫害を受けていますが、私は自分の経験で「法輪功はよいもの」と世間に訴えたいのです。中国政府による歪曲な宣伝でどれだけの人々が法輪功への間違った考えを持っているでしょう。私は自分が法輪功に出会った縁を大切にしたいと思いますし、多くの人々に迫害の真相を伝えたいと思っております。