日本明慧
|
法輪功学習者、米国会で証言(写真) 【明慧ネット2006年7月21日】(記者・李静菲)2006年7月20日、法輪功学習者が中国共産党による迫害を受けてから7年目となるこの日、アメリカ国会人権問題委員会は衆議院のオフィスビルで法輪功問題についての報告会を開いた。そのため、三名の法輪功学習者とアムネスティ・インターナショナルの代表一名が招かれた。法輪功学習者とアムネスティ・インターナショナルの代表は過去7年間における中国共産党の法輪功への迫害実態を述べ、迫害を終結する方法について意見を交換した。国会人権問題委員会は法輪功学習者に対して、迫害を終結するためにアメリカ国会としてはどのように支援していけばいいのかを尋ねたという。
人権問題委員会委員長のハンス・ホッゴレフ(Hans Hogrefe)氏が今回の報告会を司会し、証人喚問の形で法輪功スポークスマンである張而平氏、「中国大陸へ赴き法輪功迫害真相調査委員会」(略称「真相調査委員会」)、スポークスマンの張雪容博士、中国共産党に不法監禁され3年間迫害を受けたアメリカ国民李祥春氏、そしてアムネスティ・インターナショナル・アジアのクーマー氏を招き、証言を述べさせた。 迫害は未だに続いている 法輪功スポークスマンの張而平氏は、「今日は特別な日であります。七年前の今日、中国共産党政権は法輪功に対する残酷かつ系統的な迫害を実施し始めたのです。二年前に、私は同じここで、国会人権問題委員会の皆さんに当時中国で起きている法輪功への迫害実態を紹介しました。残念なことに、二年間が過ぎた今も、私はほとんど良いニュースを聞いていないのです。この残酷な迫害は以前から続いています。しかも、ある方面ではますます酷くなっている一方です」と述べた。 アムネスティ・インターナショナル・アジアのクーマー氏は、「アムネスティ・インターナショナルとしては、1999年以来非暴力的な法輪功学習者が受けている迫害に非常に注目しています。このような状況は非常に深刻なものです。アムネスティ・インターナショナルは中国共産党当局に法輪功への迫害を停止し、すべての不法監禁されている法輪功学習者を釈放するように要求したにもかかわらず、意外にも、中共当局は何の行動も取らなかったのです。ところが、中国共産党は依然に法輪功学習者を逮捕し、迫害をしています。ある一部の学習者は精神病院にも入れられたのです。その家族たちも虐待と威喝を受けたのです」と証言をした。 アメリカ国民である李祥春氏は迫害を抗議したために、中国共産党政権に三年間不法監禁された。李氏は自分の受けた迫害経験から、中共はどのように法輪功学習者に迫害、拷問を加えたのか、どのように法輪功学習者の精神を蹂躙したのかを紹介した。 提案を求める米国会 人権問題委員会委員長のハンス・ホッゴレフ(Hans Hogrefe)氏は法輪功学習者に対して、米国会としてどのように支援していけばいいのかについての提案を求めた。 張而平氏は、迫害を制止するために、アメリカ国会に中国共産党政権に圧力をかけるほかに、具体的な措置を取ってもらいたいと話した。それの具体的な措置としては、中国で不法拘留そして監禁されているすべての法輪功学習者を釈放すること、悪い環境の刑務所で拷問を受け、海外の医療機関で治療を受けなければならない法輪功学習者を支援すること、迫害によって親を失い孤児となった子供をアメリカに迎えること、迫害に参与し中国人の人権を踏み躙った中国共産党官僚(特に610オフィスの官僚)を確認し、アメリカへの入国を拒否すること、すべての機会や国会の調査機関を利用して、生きたままの法輪功学習者から臓器を摘出することを含めて中国共産党による法輪功学習者への暴行を調査し制止することだと張氏は挙げた。 迫害を終結するための二つの有力方法 「真相調査委員会」スポークスマンの張雪容博士は、法輪功への迫害を終結するための二つの現在すでに行われている有力方法を紹介した。 一つ目は、中国共産党政権の情報封鎖システムを突破し、中国と世界との間にインターネット上の情報が自由に交信できることを保障することだ。もう一つは、法輪大法学会と明慧ネットが提携し「真相調査委員会」 を発足し、法輪功学習者を監禁し迫害を行った中国のすべての労働矯正所、刑務所、病院および関連施設を全面的に調査することだ。 張雪容博士は、「法輪功学習者が『中国と世界のインターネット情報流通自由』というプロジェクトを始めてからすでに七年間経ちました。このプロジェクトによって、検閲されていない情報を中国各地に伝えることができたし、また中国国内の情報を海外に発信することができました。中国大陸のインターネット利用者は毎日安全に、しかも制限を受けずに中国共産党に封鎖されたウェブサイトを見ることができます。オンライン情報の流通自由によって、中国共産党が法輪功を誹謗するたくらみが失効し、中国共産党が助長した集団虐殺も止めさせられると思います。」と話した。 また張博士は、今年4月に発足した「真相調査委員会」は国際各団体、政府機関、報道機関と連盟をした調査団で、その目的とは、すでに7年間も続けてきた残酷な迫害を制止させるために、中国大陸へ赴いて、独立的かつ直接的に、いかなる干渉も受けない調査を行い、法輪功への迫害真相を徹底的に調査し証拠を集めることだと述べた。張博士の話によると、すでに香港、北米、オーストラリアおよびヨーロッパの多くの政府官員、弁護士、記者が調査団に参加したという。 最後に張而平氏は、「過去の7年間にわたって、全世界は法輪功学習者が平和的に迫害に反対してきたのを目にしてきました。人類に対するこのような残酷な迫害に向かっているとき、実にわれわれ一人一人がある試練に直面しているのです。歴史がわれわれを評価するとき、われわれが何かをしたかというものだけではなく、力があるのになぜそのとき何もしなかったのをきちんと見ています。われわれが邪悪を目にしたとき、われわれは無視することを選ぶか、それとも邪悪を暴露し正義を貫くのだろうか?この世界の一人一人のために、われわれ人類が正しい選択ができるように望んでいます。」と発言した。 (中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2006/7/21/133628.html) (英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2006/7/22/75787.html) |
|||||||||||||||