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王向上さんは河南禹州市国保大隊から迫害を受けて死亡

 【明慧ネット2006年7月11日】河南省禹州市国保大隊指導員の夏雨霄は2006年6月初めごろ、王向上さん(38歳男性)の甥(禹州市刑事警察大隊の正式職員)に、「おじを探し出せ! 探し出せなかったらお前は職場を離れることになるぞ」と言い放った。6月19日、6年もの間、放浪生活を余儀なくされ、音信がまったくなかった王さんが、家の入り口で倒れているのが発見された。本人とは見まがうばかりに変貌しており、よく見てやっと分かるくらいだったという。王さんはひたすら、涙を流しながら母親の顔を眺め、母親の腕の中で言葉一つも口にすることなく、この世を去った。

 夏和鎮の邪党政府の役人らは、どこで情報を得たのか分からないが王さんが家に着いたあと、後を追うようにやって来た。夏雨霄が連れてきた連中らは家族に供述を強いた。鎮政府の邪党役人らは王さんが「毒を飲んで自殺した」とデマを飛ばした。

 数年来、夏雨霄ら不法役人は、数百人もの法輪功学習者を拘留し、不法労働教養を科し、刑罰を与えた。王さんは放浪生活を余儀なくされ、長期にわたって禹州市公安局に指名手配されていた。夏雨霄はまた悪警の耿松風濤、趙乃成などを連れて夜中に王さんの姉、兄の家の付近で待ち伏せをしたり、乱入してかき乱したりした。父親の王景華さん(大法弟子)は、長期にわたってかき乱された恐怖の中で、冤罪を晴らせずこの世を去り、王さんの妻はしかたなく離婚したという。

 王向上さんは、大学本科を卒業して、禹州市発電所の副主任を務めていた。98年、法輪大法修煉を始めてから、悪い性格が直り、タバコと酒を止め、勤勉に仕事に励んだ。他の人なら数万元を支払ってやっとできる電子秤の修理を王さんはたったの1000元ちょっとで修理した。社長は会社の会議の中で従業員全員に王さんに学ぶようにと呼びかけた。

 2000年4月、発電所の紀律検査書記の張喜中は、王さんに法輪大法に対する意思表明を求めた。王さんは良い人になることは間違いではないと厳しい言葉で拒絶した。当時、公安局政保科の張冠林と夏雨霄は、王さんを逮捕して留置場で2カ月に亘って拘束した。発電所は王さんとの労働契約を解除するよう強制された。6月、王さんは陳情のために北京に行った。投書・陳情所は人を「逮捕」する「事務所」に成り果てていた。王さんは天安門に行き真相を実証するしかなかった。そこで王さんは悪警から殴られ、蹴られるなどの暴行を受けた。当時、大勢の人々が取り囲んで見ていたが、王さんは手に横断幕を持ち大きな声で、「法輪大法は素晴らしい、法輪大法は正法である」と叫んでいた。

 王さんは禹州市国保大隊(元政保科)の夏玉宵などから指名手配された。待ち伏せ、逮捕などの迫害により、放浪生活を余儀なくされ、6年の間、家族との連絡が絶たれた。2006年6月、甥が夏雨霄に必ずおじを見つけ出すようにと脅された後の6月19日、6年もの間行方が分からなかった王さんが突然自宅近くの道路に姿を現した。その時はすでに歩くことすらできず、自宅の入り口で倒れ、冤罪を晴らせないまま、この世を去った。悪党役人らは王さんの後を追うようにやって来て、デマを流して法輪功を中傷した。簡単に見ても分かるように、王さんは悪党に逮捕されて迫害を受け、息も絶え絶えの状態になり、死ぬ直前に、邪党の輩らにより自宅の入り口に放り捨てられたのであった。

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2006/7/11/132706.html