日本明慧
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新経文を待ち望む心を取り除こう


 文/大陸大法弟子

 【明慧ネット2006年5月12日】同修の皆さんと、自分の心得を交流する前に、まず師父が以前おっしゃった法を復習したいと思っています。師父は「・・・しかし、皆さんはある一つの傾向に注意しなければならないのです。皆さんは、大法においていつも新奇なことを探し求めてはいけません。確かにある一部の人は私が何を話したとか、何々の新しい本を出版したとか、何々の新しい指示を出したとか、と何かをいつも探し求めているのです。必ず、心を静めて着実に修煉してください。実に、これからどれほど多くの経文を出すとしても、それらはほかではなく、すべて『転法輪』の補導材料となるのです。真に修煉を指導するのは『転法輪』のみとなります。この中には、常人との次元から果てしない非常に高い次元までのコノテーションが含まれています。あなたこそ修煉をしていけば、『転法輪』は永遠にあなたの修煉の向上を指導することができるのです。」とおっしゃいました。また師父は「この『義解』は同様に皆さんがよりよく『転法輪』を勉強するのを補うために出版されたものです。私は、大法弟子が法を師とすることを望んでいます。妨害を取り除いて、着実に修煉することこそ、これは正に精進です。」ともおっしゃいました。「『法輪大法義解』再出版についてのお話」

 『明慧週刊』 第220号の中で、2006年3月26日ニューヨークのマンハッタンで法輪大法修煉体験交流会が開かれて、師父は自ら会場に臨場され、約1時間の説法を行われたと報道しました。私はこの報道を目にした日から毎日明慧ネットを開くと、必ず今日師父の説法が掲載されるかとチェックして待ち望んでいました。しかし、待っても待っても、師父の説法がまだ発表されないのを見て、私はがっかりしました。でも、よく考えると「がっかり」というのはやはり修煉において、まだ取り除かれていない常人の心です。修煉の人が切に法を聴くのを望んでいることは間違えていないことです。しかしながら、法を聴くことに執着し着実に修煉しなければ、やはり法が求めている基準に達することができないのではないでしょうか。

 中共邪悪が秘密の収容所で残酷にわれわれの同修を迫害していると報道されてから、私の心の中で無意識的にある強い望みが顕れました。これは、なぜこのような残酷なことがおきたのかと師父にはっきりと教えていただきたいということでした。師父がニューヨークで説法されたことを聞いてから、その執着心がいっそう強くなりました。私は着実に修煉して、目の前にあるこの試練を通じて自分の修煉の道を拓くのではなく、逆に強く求めていて、師父にはっきりと説明することを強く求めていたのです。

 以前師父は「あなたたちはいつも私に皆を上へと引っ張らせるのです、あなたたちは自ら動きません。こういうことをもうしてはいけません。あなたたちは法をはっきりと説いてから、はじめて動くのです。法をはっきりと説かなければ、あなたたちは動かないのか、あるいは逆方向に動いてしまいます。私はこのような行為を修煉だと認めないのです。」とおっしゃったことがあります(『根を掘る』)。

 したがって、何かの事件が突然に現われたとき、あるいは何かの新しい状況が現われたときに、私たちは師父に頼りながら、師父がはっきりと説明するのを待つのではなくて、今まで着実に修煉して得た正念を持ってこれらの出来事に対応していくべきだと思います。『転法輪』を着実に勉強していけば、どんな問題でも解くことができると信じています。私たちはずっと師父の手を離さないで師父に頼ってはいけないのです。これから、私たちは真に法を師として、法を勉強することを通じて自らの道を拓いて、自らの威徳を樹立していかなければなりません。

 では、真に法を師とするとはどういうことでしょうか?私は、まず「着実に」法を勉強することがその中の一つだと思います。長い間、私は「着実」 という言葉を深く考えたことがあります。「着実」ということを実行するのは容易なことではないのです。これは一人一人の修煉状態や心性と非常に深く関係しています。今現在のこの段階では、私たち一人一人は法を勉強するにしても、あるいは他の二つのことを行うにしても、必ず理智を保ち、心がそわそわしないように最後までやり遂げると決心しなければなりません。私は最近、「着実」、「理性」、「理智」、「慈悲の心」、「金剛不動」、「堅く持ち続ける」、「内に向かって探す」という大法の言葉はある程度、私たちに同じような法理を悟らせることができると悟りました。師父の新経文の発表を「待ち望む」心は外へ向かって求めるという心の現われで、着実に修煉すると言う状態ではないし、一つのそわそわした常人の執着だと思います。

 それに、私たちの修煉の道において、どんなことが起きたとしても、私たちは常人の心に妨害されてはいけません。必ず着実に『転法輪』を勉強し、着実に真相を伝えて、着実に正念を発して、そして着実に修煉をしていかなければなりません。

 以上は最近修煉においての心得です。不適切なところがございましたら、どうぞご指摘ください。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/5/12/127459.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2006/5/28/73835.html