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オーストラリアのメディアは西側の政治要人による中共の「臓器狩り」事件に注目(写真) 【明慧ネット2006年8月17日】カナダの前国会議員・デービット・キルガー氏と欧州議会副議長・エドワード・マクミラン・スコット氏は招待によりオーストラリアを訪れた。今回の目的はオーストラリアの政界及びオーストラリア国民に対して、中共による法輪功学習者の生体からの「臓器狩り」事件への調査結果を報告し、オーストラリアの政界に、中共に故意に隠蔽された生体臓器狩りという残酷な犯罪行為を暴露するためであった。彼らのオーストラリアの旅は現地の主流メディアから注目された。オーストラリアの国会議員・クリス・ボーエン(Chris Bowen)氏は記者会見で司会をして、オーストラリア国家民事委員会(NCC)の委員長・ピーター・ウエストモーア(Peter Westmore)氏も記者会見時に中共による法輪功学習者の生体からの臓器狩り事件への関心を表明した。
彼らは8月15日にオーストラリアに到着した。当日、シドニーモーニングヘラルド紙(Sydney Morning Herald)、オーストラリアABCテレビ局のナイト番組及び「レイトライン」という政論番組が、今回の訪問を取材した。ABCテレビの「アジア・フォーカルポイント」番組は今回の訪問に先だち、直前の日曜日にわざわざ欧州へ飛び、事前に欧州議会の副議長を取材した。 デービット・キルガー氏とエドワード・マクミラン・スコット氏がオーストラリアを訪問した最初の都市は首都のキャンベラであった。8月16日、彼らはオーストラリア国家民事委員会(NCC)が主催する記者会見に参加し、記者会見時、今回の訪問は、オーストラリアの政界及びオーストラリア国民に対して、中共による法輪功学習者の生体からの「臓器狩り」事件への調査結果を報告し、オーストラリア政府の支持を求め、法輪功学習者への残酷な迫害を止めさせるためであると表明した。 オーストラリア国会議員:世界は彼らの報告書に感謝している オーストラリアの国会議員・クリス・ボーエン(Chris Bowen)氏は記者会見で司会をした。氏によると、生体臓器狩り事件を耳にした多くの人々は第三者による独立調査を行うことを望んだ。今回の調査はこれらの告発は事実であることを証明した。世界はデービット・キルガー氏とデービッド・マタス氏の調査報告書に感謝している。 クリス・ボーエン氏は今回の報告書は大変有力な証拠を提供し、中共によるこれらの告発に対する説明が必要であると求めた。今回の独立調査報告書は非常に感動的であると同時に大変衝撃的であると述べた。もし、これらの告発が事実として存在しているであれば、それは確かに人類歴史上においてこれまでにない犯罪である。これらの告発は人々を大変不安で、恐怖に満ち、信じられない気持ちにさせるが、しかし、我々は確かにこれらの告発は事実であることを証明する証拠を持っている。 デービット・キルガー氏は自分とマタス氏が独立調査を行ない、それに基づいて得た結論をメディアに紹介した。デービット・キルガー氏によると、かれらは18の証拠を持って結論に至った。法輪功学習者の生体からの臓器狩りの犯罪は中国で大規模に存在している。この18の証拠の中で、一部の人はこの証拠を信じない、或はその証拠が信じられないと発言するかもしれないが、しかし、イギリスであろうと、カナダであろうと、或はオーストラリアであろうと、法曹界の人であろうと、一般人であろうと、彼らはこの18の証拠を確認さえすれば、我々と同じ結論が得られると、氏は言い切った。 デービット・キルガー氏によると、今回の独立調査は15の病院への電話取材の記録を持っており、取材先の病院の関係者の話によると、極めて短期間内に臓器の提供ができると言っている。彼は取材先の関係者がこのように堂々と約束することに驚いた。法輪功が迫害を受けて以来、4万個以上の臓器の出所が不明であり、このようにPCのデータベースを利用して臓器移植の取引を行うことの恐ろしさは、これを超えるものはないと言っている。 このほか、外国人臓器移植希望者向けのホームページは6つの言語で作られ、そのホームページではすぐ臓器移植ができることを約束し、その上、一回目の移植が失敗した場合でも、すぐ2回目の手術ができると書かれていたようだ。これは何を意味するのだろうか? デービット・キルガー氏によると、2008年中国で開催されるオリンピックはこの事件を止めさせる絶好のチャンスであると言っている。オーストラリア、カナダなどを含む国の政府はみなこの事件へ関心を寄せてほしい。我々の報告書の中に、中国で開催予定のオリンピックを中止させようと提言していないが、中共の残酷な犯罪を直ちに制止させることを強く希望する。そうでなければ、我々もオーストラリア、カナダなどの政府にオリンピック開催の停止を呼びかけるつもりである。 国連の調査を呼びかける デービット・キルガー氏はこのような生体臓器狩りという非人道的犯罪は直ちに止めさせるべきであり、国連はこれに対して調査をしなければならない。国連の関連条例では、人体臓器の売買は禁止されている。中国で生体からの臓器移植を行なっている医師については、諸外国で開催される臓器移植大会への参加を禁止すべきであると、氏はあらためて強調した。特に一部の医師の名前はすでに今回の調査報告書に載っており、これらの医師のオーストラリアや或はそのほかの国への入国を拒否すべきである。すべての国における臓器売買は禁止すべきであり、中国で臓器移植を行なった人は登録し、関係部門に報告すべきである。 デービット・キルガー氏はカナダの国会議員暦の最も長い議員の一人であり、欧州議会副議長のエドワード・マクミラン・スコット氏も欧州議会の任期の最も長い議員の一人である。 エドワード・マクミラン・スコット氏は、彼が最近中国で行なった「真相調査の旅」の体験を紹介した。彼は中国で、外交官、記者、二人の法輪功学習者を含むさまざまな人と面談した。そのうち、法輪功学習者である曹東さんの話によると、自分と同じ法輪功の学習者の体に穴があり、その臓器が摘出されたと証言した。曹さんは面会後再拘束された。エドワード・マクミラン・スコット氏によると、彼本人と彼の助手以外に、面会した中国人が拘束され、本件について、数回に亘って、欧州議会と香港で呼びかけをした。 エドワード・マクミラン・スコット氏は、外交事務に従事する国会議員として、中国の死刑囚の臓器濫用事件について以前から注目していたが、今年初めごろに暴露されたおぞましい法輪功学習者の生体臓器摘出の犯罪行為について我々はジェノサイドのことについて議論しているが、しかし法輪功学習者は孤立しており、これが、なぜ各国政府が必ず国連に圧力かけ、独立調査を行なわなければならないかの理由であると語った。 記者会見の際、証人として、法輪功学習者・陳紅さんによると、彼女はかつて中国で法輪功の修煉を諦めない為1年拘束された。その拘束中、拘束されていたすべての法輪功学習者は血液検査や、血圧測定を強要されたが、学習者以外の人はこれを必要としなかった。しかしこれらの検査は法輪功学習者に対して何らかの治療を与えるものではなかった。強制労働収容所で、法輪功を諦めなければ、大西北(中国の西北地区)へ送り込むと脅迫された。当時、多くの法輪功学習者は肉親や友人を連座させないため、自分の住所や名前を言わなかった。彼らは番号を付けられており、これらの人の命は大変危険で、生死不明の状況にあり、多くの人々に法輪功の人権への関心を呼びかけた。 オーストラリア国家民事委員会(NCC)の委員長の事件への関心 オーストラリア国家民事委員会(NCC)の委員長・ピーター・ウエストモーア(Peter Westmore)氏は、記者会見で、上記事件への関心を示した。デービット・キルガー氏とエドワード・マクミラン・スコット氏は記者からの関連質疑について回答した。 デービット・キルガー氏とエドワード・マクミラン・スコット氏はオーストラリアへ到着した当日の午後、キャンベラ国立大学で講演会を開催した。彼らはシドニー、メルボルン、ブリスベンの各地で記者会見や講演会を開催する予定である。 (中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2006/8/17/135778.html) (英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2006/8/19/77029.html) |
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