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薄熙来中国商務相は中・欧サミット直前に提訴に直面か

 【明慧ネット2006年9月9日】薄氏が中国で法輪功の弾圧に直接に関与したことから、9月8日午前、フィンランドの法輪大法学会代表ハヌ・ジャフリン氏(左前)は、フィンランド政府に対して薄熙来中国商務相の入国を拒否するよう総理府に対して書簡を提出した。書簡提出直後の記者会見では、法輪大法学会代表ハヌ・ジャフリン氏は、学会側は同氏に対してフィンランドの刑法に則り、拷問罪で提訴するという。

 薄氏は2001年2月から2004年2月まで、中国遼寧省省長の在職中に、遼寧省を法輪功に対する迫害がもっとも深刻な地域の一つにした。同氏は全省における刑務所の改造に10億元(約140億円)を投入したという。残酷で悪名高い馬三家強制労働収容所だけでも5億元(約70億円)以上を投入したという。同氏が法輪功の弾圧を大々的に行った犯罪に対して、すでに米国、英国、ドイツ、アイルランド、ロシア、オーストラリア、韓国、スペイン等十数カ国で提訴されている。 

 ジャフリン氏は、「薄氏のように多くの人々を迫害した者が、他国の土地で自由気ままに振舞うことは受け入れられない」と記者にコメントをつけた。 

 2006年下半期の欧州連合議長国を務めるフィンランドは、9月9日午後ヘルシンキにて中・欧会議の開催を主催する。欧州連合よりフィンランド首相バンハネン氏および外相、欧州委員会委員長、外交委員、欧州高級外交安全事務代表が参加する。中国側は、温家宝首相、李肇星外相、薄熙来商務相等が出席する。
 
 また5日、3人の欧州議会議員が欧州連合委員会外交委員に連名した書簡を提出し、中・欧サミットにて、中共代表団に対して生きた法輪功学習者より臓器摘出したと指摘されたことを確認するよう求めたという。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/9/9/137465.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2006/9/10/77844.html