■日本明慧 http://jp.minghui.org/2006/09/21/mh230812.html 



国連人権理事会でシンガポール当局の法輪功に対する差別と迫害を暴露(写真)

 文/シンガポールの法輪功学習者

 【明慧ネット2006年9月21日】 国連人権理事会の第2次人権報告会は2006年9月18日、ジュネーブで開催された。今回の会議のメインテーマは、国連の各専門員の年度報告である。9月20日、「女性に対する暴力問題」について、専門員のヤシン・エトケ氏(音訳)により報告が行なわれた。年度報告書には、エトケ氏が「言論自由」の専門員と「任意逮捕委員会」と一緒に提出した「シンガポールで不法拘留された法輪功学習者の黄才華さんと程呂金さんを緊急救援する要請書」も含まれている。 

 
国連人権理事会で黄才華さんがシンガポール当局の法輪功に対する差別と迫害を暴露

専門員の報告が終わって討論の段階に入ってから、シンガポールからわざわざ出席に来た黄才華さんが発言し、専門員からの救助に感謝の意を表したのち、自らシンガポールで受けた迫害を説明した。発言の中で、彼女は「中国共産党当局の脅迫を受けて、シンガポール政府は法輪功学習者に対して迫害と差別の政策を実施している」と話した。彼女はシンガポールの刑務所で断食して抗議した時、強制に食事を注ぎ込まれた虐待を受けたことがある。

  まだ、彼女は、「この会議が終わってシンガポールに帰ったら、シンガポール法廷からのさらなる多くの無実の起訴に直面しなければならない」と話した。彼女は中国共産党の歓心を買うために行なった良心に背くことをもう二度としないようにシンガポール政府に呼びかけた。彼女の発言は2分の制限時間を超えたが、大会の主席は彼女の発言を止めずに終わるまで続けさせた。会場の皆さんは静かにシンガポールで1人の普通の女性の受けた迫害事実に耳を傾けていた。

 黄才華さんはシンガポールの法輪功学習者である。2000年に、中国での法輪功に対する迫害の非人道性について中国政府に手紙を書き、そして飛行機に乗って北京の天安門に行ってその手紙を天安門の警官に手渡した。これにより彼女は拘束され、手元の金銭をすべて没収され、国外追放にされた。拘束されている間、彼女は警官が現地の法輪功学習者を暴行している場面を目にして、シンガポールに帰った後に、この迫害の真実をシンガポールの民衆に伝えたいと思った。それから7年間、彼女はずっと真相を伝え続けてきた。

 シンガポールは自由民主国家だと思っていた彼女は、思いもよらず、中国共産党の歓心を買うシンガポール政府から、様々な嫌がらせと迫害を加えられた。2001年、彼女は麦里芝公園で中国で迫害により亡くなった法輪功学習者に哀悼を捧げているとことで逮捕されて、「不法集会の罪」で告訴された。2004年に彼女は浜海公園で真相資料を配ったことにより、再び「無許可集会の罪」で告訴され、証拠不十分のままで有罪判決を下され、刑務所に入れられた。彼女は刑務所の中で絶食して抗議したとき、強制に鉄製の寝台の上に縛られて食事を注ぎ込まれていた。2006年7月に、彼女は中国大使館の前で「7月20日に断食して中共の法輪功学習者に対する残酷な迫害を抗議する」という横断幕を掲げて静座して抗議活動に参加したことにより、まだ「侮辱性の文字で他人に嫌がらせ」などの4種類の罪名で告訴された。

 法廷で横断幕に書いたことが事実であることを証明するために、被告側の弁護士は法廷の上で国連の人権報告書を提供したが、シンガポール法廷に受け入れられなかった。さらに弁護士は高等裁判所に上訴したが、受理されなかった。弁護士は諦めずにさらに控訴した。今度の法廷審理は9月25日に予定されている。

 法輪功学習者の代理弁護士のラウィさんは、本来今回の国連人権報告会に出席して法輪功訴訟事件においてシンガポール法廷の不公平及び自分自身が受けている政府からの監視と脅しを国連に訴えたかったが、出発当日の朝に、突然警官により拘束され、精神病院に送り込まれた。政府は、精神に問題があるという理由で、彼の法輪功のための弁護資格を取り上げるつもりである。

 黄才華さんは今回の国連人権会議を通して、もっと多くの国に法輪功学習者が中国とシンガポールで受けている差別と迫害を注目してもらい、さらに国際社会の世論の圧力の下で、シンガポール政府ができるだけ早く法輪功学習者に対して起こしたすべての告訴を撤回し、憲法から法輪功学習者に付与された言論自由と信仰自由の権利を与えることを願っている。
 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/9/21/138320.html

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