安徽の清廉官吏の呉雲瑞さんはいまだに牢獄で迫害を受けている(写真)
【明慧ネット2006年9月18日】呉雲瑞さん(女性、1956年生まれ)は、安徽省亳州市の人で、かつて抜群の成績で上海紡織大学に合格し、そして工学士学位を修得した。その後、また厦門大学に入って経済学修士学位を修得した。
| 呉雲瑞さん |
1988年、呉雲瑞さんは安徽省亳州紡織工場の副工場長に任命されて、1990年には選挙を通じて安徽省亳州市副市長に就任した。呉雲瑞さんはまじめで誠実で当時亳州市の4人の市長の中で唯一の清廉な市長として市民の中で称賛されていた。その間、彼女の弟が交通事故によって精神状態がおかしくなり、その弟の嫁も契約社員で苦しい生活を送っていたが、彼女は終始手中の権力を利用して私欲をはかろうとせず、弟の嫁にも良い仕事を与えて優遇したりはしなかった。
1995年、呉雲瑞さんは抜群の成績で安徽省観光・旅行局の副局長として任命された。彼女はこの職についてからも相変わらず潔癖に公務を重んじ、特に96年修煉をはじめてからは自分の言葉一つ、行動一つに対してとても厳しく要求した。ある食品会社の社長は彼女に「正しい風潮をもたらしましたね」と、話したという。その後、彼女が不法に家宅捜査をされた時、たった7000元のお金しか捜し出せなかったことについて家宅捜査にあたった警官でさえ「私たちは一人の清廉な官吏の家を掻き乱したのだ」と言ったという。
陳情のため上京し、それによって4年の判決を言い渡された
1999年12月、呉雲瑞さんは法輪功の冤罪を晴らすために北京へ陳情に行った。そして12月26日彼女は天安門広場で不法にも逮捕された。その翌日安徽省観光・旅行局は、呉雲瑞さん本人の意見と訴えを聞こうともせず、いかなる調査も行っていない状況下で呉雲瑞さんのすべての行政職務を免職した。28日彼女を批判する文章が「安徽日報」の第一面に掲載され、法輪功に対する安徽省の大規模な迫害の序幕が引き上げられた。聞くところによると、安徽省は観光・旅行局、局長の高蔚青は喜んで江氏の迫害運動の手先となり、呉雲瑞さん迫害において逃れることのできない責任を持っている。
呉雲瑞さんは不法に合肥に戻されて4年の判決を言い渡された。その後彼女は宿県安徽省女子監獄に入れられた。転化を拒否したため、呉雲瑞さんは非人道的な虐待に遭い、姉と息子を除いて母親を含むその他のすべての親族との面会の権利を剥奪された。牢獄の中では10人の犯罪者が24時間体制で彼女を監視していて、人と話すことも禁じられていた。一旦誰かが彼女に話しかけるのが発見されたら、その人は直ちに警察に呼びつけられてののしられるという。たとえ、警察官であっても彼女との会話は許されないという。
監獄の中で、呉雲瑞さんは省委員書記の王太華氏に手紙を書いて、彼女に対する非人道的な待遇と不公平について訴えたがいまだに音信がない。家族も彼女のために弁護士を付けたかったが監獄側は弁護士が呉雲瑞さんに接近するのを許さず、彼女の合法的権利を剥奪している。
迫害により精神状態がおかしくなった
2003年9月、監獄当局は法輪功学習者に対する転化を強いた。当時安徽省労働改造局の孔という名前の課長が「転化」団を組織し、キョウという名前の副監獄長(女)と馬という名前の書記が主宰して、「転化」していない法輪功学習者全員に「転化」を強制し、「もし、『転化』しないと自殺させるぞ、俺たちはとにかく法輪功を駄目にするんだ!自殺しなかったらお前を自殺させるんだ。打ち殺しても自殺にするさ!前もたくさん打ち殺したけどみな自殺にしたぞ」と、言いふらした。
聞くところによると、呉雲瑞さんは「転化」を強制される中で二日連続めったうちされて、その翌日の午後にはめったうちによって気絶したという。彼女は頭に深刻なダメージを受けてその後の2、3ヶ月の間はずっと精神状態がおかしくなり、とても深刻な状態だった。寒くて他の人は厚いセータズボンで重ね着しているのに彼女は夏の服装をしていた。筆者のここ数日の調べによると今回のめった打ちの後、呉雲瑞さんの夫の父母が面会に行ったというが、当時彼女の体は変形していて、目玉は腐ったかのように水色の液体が流れていたという。視線はぼんやりしていて、精神障害者になっていた。出獄の後、家族の心を込めた世話の下で回復したが再発の時もあった。発病の時は泣き崩れたり、笑ったり、手に当たるものはかまわず引き裂いた。彼女のこのような様子をみて、みな涙を流したという。何カ月にわたる看護を得てやっと正常な状態にまで回復した。
再び不法に4年の判決を言い渡された
2004年10月11日の夜の10時すぎて、呉雲瑞さん、張君茹さん、許翠華さん、董紅さんなど法輪功学習者たちが亳州市のあるレストランで食事をしている時、亳州市公安らがむりやり入り込んで、呉雲瑞さんなど十数人を全員不法逮捕した。
呉雲瑞さんは再度4年の判決を言い渡されて、いま亳県女子監獄(別名:亳州市女子監獄)に入れられてすでに2年になる。事情を知っている人の話によると呉雲瑞さんは現在顔色が悪く、状態がとても良くないという。彼女が受けている具体的な迫害状況に関しては現在調査中である。
現在呉雲瑞さんは厳重に監視されていて、電話さえ盗聴されている。亳州市法輪功学習者の賈秀栄さんご夫婦は彼女の母親を助けてお米を買いに行った時逮捕されたが、今だに拘禁されているという。
(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2006/9/18/137968.html)
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