日本明慧
■印刷版   

放射線防護研究専門家が日本亡命 中共による法輪功迫害への注目を呼びかけた(写真)


 文/日本の法輪功学習者

 【明慧ネット2006年9月25日】中国の放射線防護研究専門家の李旭タン博士は2006年9月22日、日本政府に対して亡命申請を提出した。9月24日午後4時、東京霞ヶ関の司法記者クラブで記者会見を開き、李博士は日本政府に対する亡命申請の経緯を説明した。

 
中国で残酷な迫害を受け、日本で亡命申請を行った李旭タン博士 

李博士(44)は中国国家環境保護局核安全センターの研究員であり、技術職名は教授である。学術論文を50篇余りを発表し、4回にわたり国家レベル、省レベルの科学研究進歩賞を獲得した。博士の話によると、博士は小さいころから体が弱く、病気がちだったという。かつて慢性肝炎やその他数種の病気を抱え、生活は大変苦しかった。1996年に法輪功と出会い、真・善・忍を提唱する法輪功を学び始め、その後、体は健康になった。  

 李博士は、億単位にのぼる国民に健康な心身をもたらしたこの素晴らしい法輪功が、1999年7月20日から中共により残酷な迫害を受けるようになったことがどうしても理解できない。2002年9月、博士は近所の法輪功学習者の家で行われた集会に参加したことを理由として、北京市海淀区留置所と団河強制労働収容所に収容され、期間は前後19ヶ月に及んだ。釈放された後、また国家機関労働委員会に組織されるいわゆる「洗脳班」に押し込まれ、強制洗脳されたという。

 李博士は、記者会見で次のように述べた。「私はただ1人の法輪功学習者で、近所の法輪功学習者の家で行った集会に参加したことを理由に、19ヶ月間も強制収容された。この19ヶ月間に、彼らは彼らがでっち上げた嘘偽りを認めさせると同時に、私の信仰を放棄させるため、継続的に私に対して精神的・肉体的に苦痛を与えました。釈放されてから2年の間も、勤務先の党の組織や法輪功を迫害する専門の組織である「610オフィス」の者に厳密に監視され、絶えず警察から私生活を妨害されました。この間、私は国家機関労働委員会の幹部に、嘘偽りを認め、信仰を放棄するか、監視や苦痛を受けるかを選択しろとのことでした。真・善・忍を人生の価値観とする法輪功学習者である自分は、過去4年間、周りの嘘偽り、騙しを不本意に耳目していながら、自分の本当の思いや考えを公に表現することはできず、監視や脅迫の下で、屈辱的にいわゆる『洗脳』を強いられてきました」。

 李博士は最後に次のように呼びかけた。「私はここで、日本の国民に対し、中共による法輪功への迫害に注目し、それを反対することを強く呼びかけたい。人類共通の道徳理念である真・善・忍を提唱する法輪功に注目し支持することは、人類の共通する美しい未来を支持することであります」。

 記者会見で李博士は、かつて2回にわたり来日したことがあったと話した。18年前に日本へ研修に来たとき、日本の同僚たちに、もし希望であれば、期限満了後も引き続き日本で研究することも可能だと誘われたが、李博士は期限満了後、すぐに帰国した。博士はかつてアメリカ、イタリアなど各地で研究や視察をした経験もあり、外国居留は考えていなかったという。今日本での亡命の道選び、卓越な業績を残した職業と親戚から離れことは大変苦痛を伴うことであるが、自らの信仰を放棄させるために受けた精神的・肉体的な苦痛に比べれば、ほかに選択肢はなかったという。

 現地の主要メディアの記者が参加した記者会見では、中共の迫害によって日本で亡命したもう1人の法輪功学習者・楊貴遠氏も発言した。楊氏は広州第一軍医大学病理生理学博士で、元長春軍需大学教師。楊氏も法輪功の修煉を堅持したため、学校に3ヶ月軟禁された後、職を失ったという。その後、迫害から逃げるため広州へ行ったが、広州で2年の強制労働収容生活を強いられ、広州第一強制労働収容所で、想像を絶するほどの信じがたい残酷な迫害を受け、2004年出国後、日本政府の人道的な支援を受け、現在は日本に居住しているという。

 楊博士も記者に大使、自らが受けた迫害と中共による法輪功学習者の生体から臓器を収奪しているといった蛮行を暴露し、日本政府は中共による残酷な迫害を公に非難するよう呼びかけた。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/9/25/138643.html