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台湾立法委員会の提案:予算を編成して生体からの臓器収奪の真相に注目する(写真)

 【明慧ネット2006年9月27日】民進党立法委員の頼清徳氏は2006年9月26日の台湾立法院議会で臨時提案を提出し、行政院で予算を編成して台湾民衆が臓器移植に関する正確な情報を理解できるよう希望すると表明した。彼は、(中国大陸から)盗んで来た臓器が台湾民衆への移植に使用されると、台湾の国際的イメージが傷つけられると懸念している。頼清徳氏は立法院が正式にカナダの国会議員あるいは中共による生体からの臓器摘出に関する調査に参加した人を招へいして、台湾民衆が真相を理解できるように要求した。この提案には現在89人の立法委員が署名している。

 
立法委員の頼清徳氏は行政院に経費を案分するように要求し、政府各部門は中国大陸の人権問題、例えば生体からの臓器摘出などを、宣伝道具を通じて十分な情報を民衆に提供し、台湾民衆の生命財産の安全と知る権利を保障できるようにする必要があると指摘した

頼清徳氏は立法院第六回第四会期の第一次会議の提案で、最近、中国大陸と台湾の民衆の交流は益々頻繁になり、台湾民衆は中国大陸の人権状況を知るには限りがあり、台湾民衆が中国大陸と交流する時、誤った考えのために権利が侵害されるのを防ぐため、政府各部門は中国大陸の人権問題、例えば生体からの臓器摘出などを、宣伝道具を通じて十分な情報を民衆に提供して台湾民衆の生命財産の安全と権利を保障し、あわせて政策議事および執行上において民衆の意向と正義良知に合致できるように促す必要があると指摘した。

 頼清徳は、本案を提出した理由を以下の三点であると説明した。

 一つ目は、台湾民衆の健康を保護する立場である。台湾はすでに4740人が中国大陸で移植手術を受けており、実際に大勢の人は帰国後すぐに問題が起こり、更に生命を失った例もある。

 二つ目は、人権の立場で「これはこの世のものとは思えないほど悲惨な人権侵害であり、もし台湾民衆が中国大陸に行かなければ臓器移植市場はなくなり、当然、法輪功学習者および他の無辜な人の殺害は免れる」。中国大陸にはそれほどの数の死刑囚臓器提供者が存在しない事を私達は明確に知っており、臓器のほとんどが法輪功学習者から強制摘出した物である。国際社会およびカナダの国会議員、米国国会は皆調査を始めており、有力な証拠を入手できた。

 三つ目は、台湾の国際イメージを保護するためである。このように盗んできた臓器を台湾民衆の身体に移植すると、台湾の国際イメージは大きく損害される。

 頼清徳氏の期待は、行政院が十分な予算を編成し、台湾の民衆が正確な情報を得られるようにする。台湾では合法的臓器獲得を待たなければならないが、比較的安全であり、中国大陸での移植手術は他人の貴重な生命に傷害を与えるばかりでなく、自分の生命の安全にも関わる危険性がある。

 彼は、この案は政党の区別なく、すでに89人の委員が連署し、党派を超えて支持されており、そこで立法院長の王金平が個人名義あるいは立法院全体委員の名義で、正式にカナダ国会議員、あるいは中共による生体から臓器摘出に関する調査に参加した人を招へいし、台湾民衆が真相を理解できるように行動する希望を示した。

 本臨時提案は最後に、主席立法院副院長の鍾栄吉氏が裁定し、議事処に提出して検討処理する。

 提案原文は省略。

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2006/9/27/138783.html