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清華大学を定年退職した職員の付永安さん、劉香蘭さん夫婦は不法に労働教養を強いられた

 【明慧ネット2006年9月22日】北京市海淀区清華大学を定年退職した63歳の法輪功学習者・付永安さん、劉香蘭さん夫婦は不法にも労働教養2年を強いられた。現在、付さんは北京市大興団河労働教養所に拘禁され、劉さんは北京市大興北京女子労働教養所の一大隊に監禁されている。

 劉さんの家族は、劉さんが不法に連行された半年後の2006年9月11日に、やっと彼女に会うことが許された。家族は2006年7月末に付さんと一回会ったことがあった。家族の話では、北京清河留置所に監禁された時の周囲の環境は非常に悪く、付さんと劉さんは痩せ衰えていた。

 アメリカ徳州大学で修士の学位を勉強している娘・付シンさんは「私の父母は3月に政府に禁止されているウエブ・サイトを見たという理由だけで、十数人の北京警察に連行され、海淀区清河留置所に不法に監禁された。監禁されている間に父母に会うことができなかった。父母は何も悪いことをしていないと信じ、彼らが早く無罪で釈放されることを待ち望んでいる。60歳過ぎにもなる老人が、なんと強制労働教養2年を言い渡されたのです!」と言った。

 付さん、劉さん夫婦は、2006年3月19日家で連行され、約一週間後北京市清河留置所へ送られた。5月末頃、「付さん、劉さん夫婦の家で、法輪功と関係のある61件もの資料が見つかった」という嘘の言いがかりをつけられ、二人は不法にも労働教養された。2006年7月12日、付さんは北京の大興団河労働教養所に移送され、劉さんは北京の女子労働教養所に移送されて、引き続き迫害を受けている。

 付さん、劉さんは二人とも北京清華大学を定年退職した職員であり、中共の「文化大革命」の間、彼らは江西省の農場に送られ、強制労働をさせされ、住血吸虫病を患った。北京へ戻った後、「毒をもって毒を制す」という実験治療を受けたが、劉さんの病状は更に悪くなり、神経系にまで影響を及ぼし、付さんは胆結石という病気にかかった。95年9月法輪功の修煉を始め、二人の身体は明らかに良くなった。付さんの胆結石症状は消え、劉さんの病気も快癒した。99年7月20日、法輪功が迫害されて以来、二人はいわゆる「敏感日」には、何回も現地の警察に不法に拘禁された。

 年初来、北京市の公安局の海淀支局は気が狂ったように法輪功学習者を捕まえ、概算統計によると、少なくとも連行された法輪功学習者の数は60人近くにもなる。海淀支局は連行するとき、今までいかなる法律書類あるいは証明も発行せず、家族にも通知せず、家財を差し押さえた後、明細書も発行せず、完全に法律を無視した。連行された法輪功学習者は、行方不明になったり、不法に労働教養されたり、何の法律の手続きもなしに警察により判決を下された。

 今回、父母が再び連行されたことに対して、付シンさんは心配そうな表情を浮かべ「私は本当に彼らのことを心配し、もっと多くの人の助けを必要とし、中共に私の両親を釈放するように求め、罪のない人を迫害しないよう、できるだけ早く彼らを自由にしてあげたい」と語った。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/9/22/138405.html