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調査員が中国に警告:迫害を停止しなければ、北京オリンピック開催のボイコットを呼びかける

 【明慧ネット2006年10月11日】中共の法輪功学習者から臓器を摘出する蛮行について独立調査を行った、カナダ前アジア太平洋局局長のデービッド・キルガー氏は今月9日に香港を訪れた。キルガー氏は香港社会と民衆に、引き続き中共が生きた法輪功学習者から臓器を摘出する蛮行に関心を寄せるよう呼びかけ、もし中共が引き続き生体からの臓器摘出を続ければ、彼は国際社会に2008年の北京オリンピック開催のボイコットを呼びかけると表した。

 希望の声ラジオ局10月9日の報道によると、デービッド・キルガー氏は彼を招待した香港立法会議員の何俊仁氏、及び支連会(天安門事件支援団体の香港市民支援愛国民主運動連合会)主席の司徒華氏とともに、今月9日に連合で記者会見を開き、中共の生体からの臓器摘出の蛮行に対する独立調査報告が国際社会に引き起こした反響について述べた。彼ともう1人の調査員のデービッド・マタス氏は15カ国を巡歴し、4つの突破的な進展を得た。それは、オーストラリア政府と野党が共通認識に達したこと、ヨーロッパが生体からの臓器摘出について中共に対して執った正面から行動を起こしたこと、ジュネーブ国連人権大会での発言、米国会で初めてこの問題について公聴会が開かれたことなどが含まれる。デービッド・キルガー氏は記者会見で、もし中共の人権問題が悪化すれば、彼らは2008年北京オリンピックの開催をボイコットするように呼びかけると警告した。

 カナダ前アジア太平洋局局長のデービッド・キルガー氏は「もし状況が引き続き悪化して、生きた法輪功学習者から臓器を摘出する蛮行を停止しなければ、マタス氏と私を含めた、多くの人が北京オリンピック開催のボイコットを呼びかけると思います。われわれはこれらの蛮行を直ちに停止することを希望し、さもなければ、マタス氏と私は必ず北京オリンピック開催のボイコットを呼びかけます」と語った。

 中共はオリンピック委員会に2008年のオリンピック開催の前に人権問題を改善すると承諾したが、先月アムネスティ・インターナショナルから公布された人権報告では、中共の人権は改善されていないばかりか、引き続き悪化している、と厳しく非難した。

 キルガー氏は、マタス氏が7月に香港を訪問した後、生体からの臓器摘出事件のため香港を訪れたもう一人の独立調査員である。香港に滞在の間、彼は政界、医療界の数人と会談を行う予定。キルガー氏は今回の活動の主催者、立法会議員の何俊仁氏に、香港は中国の一部の領土として、ここで恐れることなく事実の真相を暴露することは、重要な意義があると語った。

 支連会主席の司徒華氏は「生体からの臓器摘出は人類の恥であり、香港は良心のある人からの声を出さないといけない。特に、最近マスメディアが公布した新型流動死刑用車は、中共の臓器摘出の蛮行が停止されていないばかりか、更に隠蔽されていることを示す」と語った。

 共に記者会見に出席した朱柯明氏は、自らが中共に受けた電撃、何度も無理やり血液検査を受けた迫害事実を証拠として取り上げた。朱氏は法輪功に対する迫害の罪で江沢民を起訴したため、不法に5年間監禁された香港の法輪功学習者である。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/10/11/139893.html