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カナダ独立調査報告書 マレーシア各界から注目される(写真)


 文/マレーシアの法輪功学習者

 【明慧ネット2006年10月12日】カナダ独立調査団メンバーである国際人権弁護士デービッド・マタス(David Matas)氏はマレーシア弁護士会の招待により、弁護士会が主催したフォーラムにおいて、中共による法輪功学習者の生体から臓器を収奪している事件に関する調査報告書の内容を紹介し、マレーシア各界の専門家や非政府団体の注目を集めた。 

 マレーシアの人権弁護士である雲大舜氏はデービッド氏・マタス氏の調査報告内容を聞いた後、「法輪功迫害真相調査連合委員会」( Coalition to Investigate the Persecution of Falun Gong—CIPFG)に参加することを明らかにし、中共の法輪功学習者に対する迫害においてより多くの証拠を調査すると示した。雲氏は「人権弁護士として、やるべきことである」と自分の意志を固めている。

 
デービッド・マタス氏はフォーラム会場で調査報告書の内容を紹介した


マタス氏は2006年10月10日、マレーシアの首都クアラルンプールで記者会見を行った後、フォーラムを開いた。午前中は現地のメディアに向けて記者会見を行い、昼から「新たな邪悪:中共による生体臓器狩り」をテーマにしたフォーラムを開いた。現地の非政府団体や各専門家と当該論題について議論を行った。夜には、マタス氏はマレーシア弁護士会の招待により、弁護士会が主催したフォーラムに参加し、調査報告書の内容を紹介した。 

 マレーシアの人権団体である「人民の声」の執行役である葉瑞生氏はフォーラム後、記者に次のように話した。彼らは以前にも中共による法輪功学習者生体からの臓器狩り事件を耳にしたことがあったが、これに関する独立調査報告書を見ることはなかった。より詳細情報を知るため、今日このフォーラムに参加したという。「我々はこの独立調査報告書と報告書の結論を厳密に研究し、我々に何かできるのかを検討したい」とコメントした。 

 マレーシア某私立学院の法律学部の講師であるヤスパール先生は、自分の生徒を連れてフォーラムに参加した。先生によると、以前は中共による法輪功学習者の生体からの臓器狩り事件を聞いたことはなかったが、このような残酷な暴行は今現在の文明社会において発生していることに大変驚いたという。「今回のフォーラムの目的は、罪悪を暴露するためであり、法律専門家として、私の学生にこのことを知らせるべきである」。「今日のフォーラムでは、ほかの参加者からも質問されたが、すなわち、我々に何かできるのかということだが、私が思うには、直ちにマレーシア政府に、そして、中共に対して呼びかけるべきである。そして、我々がこの事件に対して注目していることを知らせるべきだ。さらに、議員に陳情し、決議を通じて、この種の暴行を止めさせるべきである。我々は皆人間である以上、人間としての人性と良知を持つべきである。これこそ真の公正である」と話した。 

 政治学研究センターのソヤー研究員は、「これは大変重大な告発である。生体臓器狩りに関する告発をより詳細に調査している。もし、これが本当の事実であれば、私はこの罪悪を非難する」とコメントした。 

 多くの参加者は事件の重大性を認識し、メディア学部の学生の林氏は、今回のフォーラムは多くの情報を提供したと話し、「我々はこの事件に関して、話を聞いたり、様子を伺ったりするだけでなく、行動に移し、生体からの臓器狩り事件を止めさせるべきである」とコメントした。 

 1人の法律学部の学生は、直接マタス氏に、マレーシアにいる自分は如何にすればこの罪悪を止めさせることができるかを質問した。 

 マレーシアの人権弁護士である雲大舜氏はマタス氏の調査報告内容を聞いた後、「法輪功迫害真相調査連合委員会」に参加することを明らかにした。雲氏が多くの参加者から質問を受けていることは、皆は中共による法輪功学習者生体から臓器狩り事件への関心が高まって来たことの表れであり、マレーシアも真相調査の活動に加わるべきであると話した。
 
(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2006/10/12/139989.html